人間はどうやって「理解する」のか?『学力喪失』から考える 学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(1)数が理解できない子どもたち 追加日:2025/10/06 たかが「1」、されど「1」――今、数の意味が理解できない子どもがたくさんいるという。そもそも私たちは、「1」という概念を、いつ、どのように理解していったのか。あらためて考え出すと不思議な、言葉という抽象概念の習得プロセス。... なぜ子どもは教えられても理解できないのか?鍵はスキーマ 学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(2)言葉を理解するプロセスとスキーマ 追加日:2025/10/06 算数が苦手な子どもが多く、特に分数でつまずいてしまう子どもが非常に多いというのは世界的な問題になっているという。いったいどういうことなのか。そこで今回は、私たちが言語習得の鍵となる「スキーマ」という概念を取り上げて、... アブダクションは間違える…でも人間社会の発展に不可欠 学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(3)アブダクションと人間の創造性 追加日:2025/10/07 ある概念を理解するためには、いくつかの事例をもとにその概念の適用範囲を見定めるような推論を働かせる必要がある。いわば「点から面」へのそうした推論は「アブダクション」と呼ばれ、人間社会の発展に欠かせない役割を果たしてき... 気づきを与えるカードゲームの魔法、大事なのは足場かけ 学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(4)足場かけと遊びの活用 追加日:2025/10/13 子どもが言葉やその概念を学習する過程では、大人の側が知識として一方的に「教える」というやり方では、子どもの理解は促進されない。重要なのは、子どもが自分で「気づく」ように環境をつくってあげることである。そのことを「足場... 人間とAIの本質的な違いは?記号接地から迫る理解の本質 学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(5)AIに記号接地は可能か 追加日:2025/10/14 昨今、めざましい発展を遂げているAI技術。流暢にチャットをやりとりする生成AIはしかし、本当の意味で使っている言葉を理解することができるのだろうか。言語学習の根本にある「記号接地」問題から、人間とAIの本質的な違いに迫る。...
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