2021/10/26

コロナは私たちに何をもたらしたのでしょうか。あるいはコロナがあぶりだしたものは何でしょうか。

今月（10月）から緊急事態宣言が全国的に解除されました。しかし、完全な収束までにはあと数年かかるともいわれています。
これまで医療現場や医療行政の問題、課題は数多く指摘されましたが、実は切実な問題として、ある意味でもっと注視しなければいけないのは心の問題のほうではないでしょうか。

そのことを考えるため、ヒントとなる3つの講義をご紹介します。

実は今、「幸せにも気をつける」べき時代になっている
前野隆司（慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授）
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3527&referer=push_mm_rcm1

コロナ禍による3つの悪影響、特に深刻なのは実体験の減少
高橋孝雄（慶應義塾大学医学部 小児科主任教授）
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4152&referer=push_mm_rcm2

本性主義の経営――コロナ禍でも人間の本性は変わらない
楠木建（一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 教授）
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3931&referer=push_mm_rcm3

前野先生は幸せについて、高橋先生は子どもへの影響について、楠木先生は人間の本性について、それぞれの立ち位置から貴重なお話をされています。ぜひご視聴ください。


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☆今週のひと言メッセージ
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「『命の思想』をもっと強調していくべき」

https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3436&referer=push_mm_hitokoto

コロナ禍で感じたのは日本発の「命の思想」を強調する必要性
田口佳史（東洋思想研究者）
神藏孝之（松下幸之助記念志財団専務理事／松下政経塾副塾長）

例えば、料理などでも、日本人は食材を無駄なく用いて、全て食べています。無駄をなくすことを、「よくもちいる」と東洋思想ではいいます。「よくもちいる」とは、漢字で書くと「利用」という字です。そこで、「もったいない」という言葉が出てくるわけです。

命をいただくわけなので、その命を全て使い切って、「見事に生きたぞ」と魚や肉などにも伝えるという配慮を、日本人は持っているのです。こうした日本の伝統を、積極的に世界中に広めることが、アフターコロナの対策として最も重要なことです。日本発の考え方として、「命の思想」をもっと強調していくべきです。


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今週の人気講義
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10分でわかる「バイデン政権」
小原雅博（東京大学名誉教授）
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4156&referer=push_mm_rank

『サピエンス全史』で提起した「虚構を信ずる能力」の問題
上野誠（國學院大學文学部日本文学科 教授／奈良大学 名誉教授）
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4204&referer=push_mm_rank

「3年一区切り」50歳から準備を始めれば3回試行錯誤できる
楠木新（神戸松蔭女子学院大学教授）
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4183&referer=push_mm_rank

本当の意味での「自分らしさ」を出すためにすべきこと
為末大（一般社団法人アスリートソサエティ代表理事／元陸上選手）
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4168&referer=push_mm_rank

人類に課せられたナノテクノロジーの使命と教養の重要性
松本洋一郎／山本貴博／由井宏治／元祐昌廣
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4111&referer=push_mm_rank


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編集後記
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皆さま、今回のメルマガ、コロナ禍の“いま”を考えるうえで3つの講義を紹介しましたが、いかがでしたか。

心という点において重要な講義ばかりですが、コロナの現状を医療的見地から解説した以下の講義もとても大事ですので、合わせてお伝えいたします。

◆堀江重郎：ウィズ・コロナ時代の医学展望 （全4話）
（1）日本のコロナ対策とその問題点
新型コロナウイルス感染症に関する日本の“いま”を知る
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4189&referer=push_mm_edt

まさにコロナ医療の“いま”を知るための講義です。こちらはシリーズを通してご視聴ください。