編集長が語る!講義の見どころ
(10min解説)昭和の名将・根本博…なぜ「戦後」に命を懸けて戦ったのか/編集部ラジオ【テンミニッツ・アカデミー】

2026/08/15

いつもありがとうございます。テンミニッツ・アカデミー編集長の川上達史です。

昭和の名将・根本博――。この名前を聞いても、あまりピンとこない方が多いかもしれません。しかしとりわけ戦後、人間としての「本義」を貫く決断をした人物です。

根本博が貫いた本義とは、「戦後」であるにもかかわらず、命懸けの戦いを自ら買って出たことでした。なぜ、そのような行動にわが身を投げ出すことを選んだのか。そこから究極の状況における人間のあり方が見えてきます。

テンミニッツ・アカデミーでは、ノンフィクション作家の門田隆将先生と早坂隆先生に、根本博について、講義2シリーズにわたって縦横無尽にお話しいただきました。

今回の編集部ラジオでは、この講義の概要と、ご視聴の参考となる情報を紹介いたします。

◆編集部ラジオ2026(27)昭和の名将・根本博
【10min解説】根本博…戦後の内蒙古での激闘と台湾での義戦
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=6334&referer=push_mm_rcm1

昭和の名将・根本博の「戦後」の戦いとはいかなるものだったのでしょうか。

1つは、敗戦の直前・直後の内蒙古でのことでした。

内蒙古は、当時、ソ連の衛星国だったモンゴルのすぐ南に隣接する地域であり、終戦の直前にソ連軍が侵攻してきます。そして8月15日を迎え、日本軍の降伏と武装解除の命令が下されるなか、駐蒙軍司令官だった根本は決断を迫られます。命令どおりにソ連軍に降伏して、内蒙古在留の日本人4万人をソ連軍のなすがままに任せるのか。それとも、命令違反を犯してまでもソ連軍と戦い続け、日本人が退避する時間をかせぐのか――。

根本は悩みつつ、後者の道を選ぶのです。

もう1つは、昭和24年(1949年)のこと。

当時、中国の「国共内戦」で国民党と共産党が死闘を繰り広げていましたが、国民党は敗走を重ね、ついに台湾に追い込まれます。しかし蒋介石率いる国民党政権は、日本の敗戦後、邦人の日本帰還において寛大な扱いをしてくれていました。その温情を受けた日本側の責任者として、恩義に応え、台湾を救うために力を尽くすべきではないか。そう考えた根本は、ほとんど伝手もないまま、台湾に「密航」します。

そのため危険な航海の末にたどりついた台湾の地で、なんと逮捕収監されてしまいます。しかし、変わった日本人が密航してきたことが国民党軍の高官に伝わると――。ここから金門戦争での根本の活躍につながっていくのです。

今回の編集部ラジオでは、講義中では簡単な紹介だけになっていた根本博の生涯ををあらためて年表で解説しつつ、この講義シリーズを深く理解するためにお役立ていただける背景をお話しさせていただきました。ぜひ、講義視聴のご参考にご活用いただければ幸いです。


(※今回の「編集部ラジオ」で紹介する講義)

◆門田隆将先生×早坂隆先生:昭和の名将・根本博…内蒙古・終戦後の戦い(全4話)
(1)軍人の本義を貫いた根本博中将
ソ連軍から在留日本人4万人を守れ…内蒙古での「戦後」の激闘
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=6305&referer=push_mm_rcm2

◆門田隆将先生×早坂隆先生:昭和の名将・根本博…台湾での恩義の戦い(全5話)
(1)危機の台湾への密航
「国共内戦」危機の台湾…根本博の密航と涙で迎えた中国人将軍
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=6318&referer=push_mm_rcm3


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