刀鍛冶に必要な道具は「頭」しかない
刀匠・松田次泰に聞く―私の刀工修行(2)徒弟制度
刀鍛冶の仕事というのはずっと火と鉄に向き合う仕事だが、刀匠・松田次泰氏はけがをしたことはないのだろうか。その質問を向けると、話題は昨今の危機管理にまで及ぶ。刀工に限らず職人の世界を律していた「ことわざ」や「徒弟...
収録日:2017/03/22
追加日:2017/12/10
ピタゴラスが発見した音楽理論…宇宙の調和と天空の音楽
バッハで学ぶクラシックの本質(3)宇宙の調和と音楽
なぜ音楽はリベラルアーツの一部として重要視されてきたのか。実は、「音楽」という言葉には、現代的な意味よりもはるかに大きい世界の調和を示す意味があった。その中で現在の意味での音楽は、ピタゴラスの発見などによって、...
収録日:2019/09/19
追加日:2019/11/01
ヒルビリー・エレジーから考える格差と市場経済と民主主義
格差の固定化と教育問題
東京大学名誉教授で学習院大学国際社会科学部教授の伊藤元重氏が、グローバル規模で拡大する格差の固定化とその是正について解説する。伊藤氏は、市場経済と民主主義の概念の衝突が格差を生むと言う。では今後、格差の固定化を...
収録日:2017/04/25
追加日:2017/06/02
技術は一度途絶えてしまうと再現はできなくなる
刀匠・松田次泰に聞く―日本刀のつくり方(1)和鉄の活用
「下鍛え」の準備工程を延々と続ける刀匠・松田次泰氏。その動きを見ていると、材料の中から火床に乗せるもの・乗せないものの選別が行われている。いったい何を見て、刀匠は鉄をより分けているのだろうか。そんな素朴な疑問に...
収録日:2017/03/22
追加日:2018/01/03
同業者にも伝承が難しい刀の「傷」の散らし方
刀匠・松田次泰に聞く―日本刀のつくり方(6)下鍛え
刀匠・松田次泰氏の刀は、不可能と考えられてきた鎌倉刀の再現に成功したといわれる。その大きなポイントは、「地肌」にある。江戸時代以来失われたと思われてきた地肌が復活したのは、松田氏の丹念で科学的なアプローチによる...
収録日:2017/03/22
追加日:2018/01/08
『ヒルビリー・エレジー』が示す私たちの知らないアメリカ
アンチ・グローバリズムの行方を読む(2)アメリカの闇
アメリカは、もはやこれまでにはない新しい時代に入っている。特に中西部の白人男女を中心とする大衆の悲痛な叫びが、東部のインテリやリベラル派への反感とともに、トランプ支持の強力な地盤をつくっていった。他方でその根底...
収録日:2019/11/07
追加日:2019/12/07
戦国時代、鉄砲の国産に成功した意外なきっかけ
戦国合戦の真実(5)変わり兜と鎧・鉄砲の伝来
武士が身につけるものに「兜」があるが、戦国時代には、トンボ、熊などを模したさまざまな「変わり兜」が制作された。これらは日本の武士のダンディズムの表れと考えられるが、一方で、戦国武将たちは、舶来物も重宝した。それ...
収録日:2019/11/06
追加日:2020/01/12
いまだ残る「馬車の時代」の制度…アメリカ最大の課題とは
アメリカの理念と本質(8)連邦と州の問題
独立宣言と独立戦争を経てアメリカ合衆国を構成したのは13の植民地だった。入植の経緯も文化もバラバラな13の州は、当時それぞれ独立した国として機能していたため、国家間の条約として「アメリカ合衆国憲法」を起草する。その...
収録日:2024/06/14
追加日:2024/10/08