編集長が語る!講義の見どころ
こんなスゴい人が日本にいた!(特集&渋沢雅英)【テンミニッツTV】
2021/06/18
大河ドラマ「青天を衝け」。とても面白く、また俳優陣の熱演も見事。毎週楽しみな名作です。主人公の渋沢栄一について詳しくはご存じなかった方々が多かったと思いますが、しかし渋沢栄一がいたからこそ、いまの日本があるといっても、まったく過言ではありません。
歴史上、そのような「知られざるスゴイ人」は、とても多いものです。そのような人物たちを知ってこそ、歴史の真実、歴史の妙味にふれられるような気がします。
本日は、そのような人物たちをピックアップした特集と、そのなかから渋沢栄一の曾孫に渋沢のスゴさを語り尽くしていただいた講義を紹介いたします。
◎本日開始の特集:こんなスゴい人が日本にいた!エピソードが語る賢人の行動力
名前は知っているけれど、何がスゴかったのか? いやいや名前も知らない……。そんな歴史上の人物にクローズアップ。彼らの発想法や行動力に、いまこそ学びたい!
https://10mtv.jp/pc/feature/detail.php?id=119&referer=push_mm_feat
<人物名と各講義ラインナップ>
【渋沢栄一】
渋沢雅英:渋沢栄一の曾孫が明かす「日本資本主義の父」の真実
童門冬二:渋沢栄一が近代日本に与えた二つの大きな影響
【長州ファイブ】
山内昌之:遠藤謹助―造幣局をつくった「造幣の父」
【佐藤一斎】
田口佳史:部下を育てるには、まず佐藤一斎に学べ!
【長與專齋】
片山杜秀:伝染病予防法廃止から見えてくる新型コロナウイルス問題
【石橋湛山】
佐高信:佐高信も飛び上がった石橋湛山の「死もまた社会奉仕」
◎講義のみどころ:渋沢栄一の「奇跡の10年」の真髄とは!(渋沢雅英先生)
渋沢栄一のスゴさが本当に発揮されるのは、明治維新以後。「日本資本主義の父」ともいわれますが、実際に、彼が設立に関わった会社は500社以上。しかも、銀行や鉄道、水運、ガスや電気、紡績や肥料、製紙、セメントなどからビールまで、日本の基盤として欠かせない会社が目白押しです。
渋沢栄一の曾孫の渋沢雅英先生は、そのような「日本資本主義の父」が誕生するまでの10年間を「奇跡の10年」と呼んでおられます。渋沢雅英先生は1925年のお生まれ。渋沢栄一の跡取りとなった渋沢敬三の嫡男でいらっしゃいます。渋沢栄一が1931年で亡くなったときに6歳でした。
この渋沢雅英先生の講義は、3月にもこのメルマガで紹介させていただきましたが、ご覧いただくだけで渋沢栄一の「スゴさ」の核心を存分にご理解いただける名作講義です。これから大河ドラマも佳境に入る時期。ぜひ、ご視聴いただければ幸いです。
◆渋沢雅英:曾孫が語る渋沢栄一の真実(全7話)
(1)ゆかりの地で聞く「奇跡の10年間」
渋沢栄一の曾孫が明かす「日本資本主義の父」の真実
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3841&referer=push_mm_rcm1
渋沢雅英先生がおっしゃる「奇跡の10年」は、渋沢栄一の23歳から33歳までの10年を指します。埼玉県の豪農に生まれ育った栄一が、西洋列強の進出に脅威を抱いて尊皇攘夷運動を志し、高崎城の乗っ取りや横浜焼き打ちを企てたのが23歳(文久3年・1863年)。その後、数奇な縁で一橋慶喜の家臣となり、慶喜の弟の徳川昭武の随員としてパリに赴き、資本主義の精神にふれて帰国。その後、明治2年(1869年)に明治政府に請われて出仕し、さまざまな改革で大活躍した後、大蔵省を辞して、第一銀行を開業したのが33歳(明治6年・1873年)のことだったのです。
渋沢栄一が明治2年から6年までのわずか4年間の財務省時代に携わった国づくりの案件も、まことに膨大でした。度量衡の改正、全国の測量、郵便制度の創設、鉄道敷設、蚕業と絹産業の保護と支援、関税率の制定、新貨条例や国立銀行条例の起草、貨幣制度や銀行制度の整備、さらに廃藩置県までの多種多様な改革は、渋沢栄一の力なしには成し遂げられなかったといわれます。
農民出身の栄一が不思議な縁に導かれるようにパリにまで行くことになり、そして近代日本の礎となる改革を次々に行なった後、銀行家となり、日本の資本主義を率いていく立場となる。それがわずか10年でなされたことは、渋沢雅英先生がおっしゃるように、まさに「奇跡」といえましょう。なぜ、その奇跡が実現したのか。渋沢雅英先生は、その過程を生き生きとご解説くださいます。
そして渋沢栄一は冒頭で書いたように500以上の会社の設立に関与していくわけですが、経済人としての渋沢栄一のエピソードとして有名なのは、三菱財閥の創業者である岩崎弥太郎との対決です。渋沢栄一と岩崎弥太郎は、お互いの経済思想の違いもあって、1882年ごろに激烈な競争を行なったのです。
実は、渋沢雅英先生のご母堂は、岩崎弥太郎の孫です。つまり渋沢雅英先生は、渋沢栄一と岩崎弥太郎の両方の曾孫にあたるわけです。そのお立場から、この両者をどのように見ておられるのか。また、両家がいかに結婚に至ったのか。それらについての秘話も、本講義ではお話しいただいています。
さらに、渋沢栄一で忘れてはならないのは、「国民外交」できわめて重要な役割を担っていたことです。実は渋沢雅英先生は『太平洋にかける橋』(読売新聞社、1970年。復刻版は不二出版、2017年)という書籍を執筆しておられます。この本は、渋沢栄一がいかに、アメリカや中国との関係構築に尽くしたかを調べ上げた、まことに素晴らしい1冊です。
たとえばアメリカとの関係でいえば、渋沢栄一の交友録だけではなく、その一方でアメリカでどのような人物が日本脅威論をぶち上げていたかも調べ、いかにアメリカの排日の世論が形成されていったかも詳細に解き明かしています。これ1冊を読めば、戦前の日米交流史がストンと腹に落ちること間違いない名著ですが、テンミニッツTVの講義では、そのさわりをお話しいただいていますので、まさに必見です。
渋沢は、中国とも「国民外交」を展開し、袁世凱や蒋介石などとも深く交流しました。蒋介石は、渋沢栄一が死去したとき、ちょうど満洲事変が勃発していた時期だったにもかかわらず、会議中に「隣の国の大人物がいなくなってしまったから、悲しみましょう」といって黙祷を捧げたといいます。
現在、アメリカそして中国に、渋沢ほどの深い人脈を張り巡らせている人がどれほどいるでしょうか。渋沢栄一の人間力の巨大さをしみじみ感じます。
もちろん講義では、渋沢栄一の魅力的な人物像も、存分に描かれていきます。いまこそ、日本によみがえらせるべき人物像を、ぜひご覧ください。
(※アドレス再掲)
◆特集:こんなスゴい人が日本にいた!エピソードが語る賢人の行動力
https://10mtv.jp/pc/feature/detail.php?id=119&referer=push_mm_feat
◆渋沢雅英:曾孫が語る渋沢栄一の真実(1)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3841&referer=push_mm_rcm2
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レッツビギン! 穴埋め問題
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今回は、「軟骨」についての問題です。ではレッツビギン。
関節の軟骨は、厚いところでもわずか「 」ミリしかありません。一番厚いのはだいたい膝や腰の部分なのですが、それでも「 」ミリぐらいしかないのです。
さて「 」にはどんな数字が入るでしょう。答えは以下にてご確認ください。
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=1462&referer=push_mm_quiz
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編集後記
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今回のメルマガ、いかがでしたか。
さて今回は全シリーズ講義のなかで1話あたりの視聴回数の多いシリーズ講義を3つほど紹介したいと思います。
シリーズ講義:ストーリーとしての競争戦略(全9話)
楠木建(一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 教授)
(1)当たり前の重要さ
柳井正氏の年度方針「儲ける」は商売の本筋
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=1782&referer=push_mm_edt
シリーズ講義:人の行動の「なぜ」を読み解く行動分析学(全7話)
島宗理(法政大学文学部心理学科教授)
(1)随伴性
「なぜ人は部屋を片付けられないか」を行動分析学で考える
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=2848&referer=push_mm_edt
シリーズ講義:ウイルスの話~その本質と特性(全3話)
長谷川眞理子(総合研究大学院大学長)
(1)生物なのか、そうではないのか
きわめて特異的な「ウイルスと宿主の関係」
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3240&referer=push_mm_edt
なかにはすでにご視聴いただいている講義もあると思いますが、いかがですか。この3つは、皆さまにとって特に関心度の高いテーマ、あるいは興味深い内容といえるのかもしれません。
「まだ観ていない」という方はぜひご視聴ください。
「もう観た」という方はもう一度ご視聴いただき、新たな学びにつなげていただければ幸いでございます。
ということで、今回も最後までメルマガをお読みいただきまして、ありがとうございます。
来週火曜日(6/22)、次回のメルマガでまたお会いしましょう。
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