編集長が語る!講義の見どころ
複業・副業・兼業の時代(特集&柳川範之先生×為末大先生)【テンミニッツTV】
2022/04/15
いつもありがとうございます。テンミニッツTVの川上です。
これまで多くの日本企業が、就業規則で副業や兼職の禁止をうたっていました。
もっとも、それはあくまで「就業規則」のうえでのこと。裁判の判例では、無許可の副業などが発覚して解雇された社員が会社を訴えた場合には、(本業によほどの悪影響を及ぼさないかぎり)会社側の「不当解雇」とされることが多かったようです。
とはいえ社員側からすれば、実際には、なかなか副業がしづらかったのも確かでしょう。
しかし、最近では副業を正式に解禁する会社も増えています(経団連の2020年の調査では、副業・兼業を認めている企業は22%)。政府も働き方改革のメニューとして、積極的に「副業・兼業」促進の旗振りをしています。
「副業」のほかに「複業」という言葉も使われるようになりました。本業の「副(サブ)」で仕事をするのではなく、「複数の本業」を持つという考え方です。
人生100年時代を考えた場合、副業・複業をすることで、スキルや経験を高めることが容易になり、しかも収入を増やすこともできます。定年退職後の仕事を考えるうえでも、とても大切なことといえるでしょう。
また、定年後にこれまで務めていた企業の再雇用制度で働く方も多いですが、そのような場合にも積極的な副業・複業は、自分の人生を切り拓く大切なツールとなるはずです。再雇用制度は、給与が減ってしまうことも多いので、副業・複業での収入増は、一石二鳥ともいえましょう。
■本日開始の特集:複業・副業・兼業の時代~人生を多様に謳歌せよ
働き方が多様化する現在、いかにして自分の可能性を拡げればよいのか。今後の人生を多様に謳歌するためのヒントを探る特集です。
https://10mtv.jp/pc/feature/detail.php?id=164&referer=push_mm_feat
・為末大/柳川範之:なぜ40歳でキャリアについて一度考え直す必要があるのか
・柳川範之:「40歳定年制」とは?『人生三毛作』で考える
・柳川範之:副業や兼業がベンチャーの可能性を生む
・楠木新:「自分を持っていく場所を探す」ためには場数を踏むこと
・童門冬二:第二の人生にとって大事にすべき「積小為大」と「好奇心」
■講座のみどころ:キャリア転換で人生を成功させる方法(柳川範之先生×為末大先生)
本日ピックアップするのは、柳川範之先生(東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授)と為末大先生(元陸上選手)のご対談講義です。
働き方が多様になりつつある時代だからこそ、「自分自身で、自分の人生の手綱を握ることが重要」――そう柳川範之先生と為末大先生は強調されます。では、どうすればよいのか?
まさに、現代を生きるのに必須の考え方が満載です。現在、働いていらっしゃる方はもちろん、すでに第二の人生に入られている方も、ぜひご覧ください。
◆為末大/柳川範之:キャリア転換で人生を成功させる方法(全7話)
(1)2つの大きな潮流
なぜ40歳でキャリアについて一度考え直す必要があるのか
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3758&referer=push_mm_rcm1
キャリア転換を考えるうえで、大いに参考にすべきが「アスリートの人生」です。なぜならアスリートは、体力的な問題もあって、これまでも40歳を前に引退することが多かったからです。世界で活躍してきたようなアスリートたちは、第二の人生をどう切り拓いていったのか。
ここで柳川先生が、重要な指摘をされます。「引退間際になって、慌ててセカンドキャリアを考えても、残念ながら間に合わない」というのです。人生の節目節目で自分のキャリアを見直して、新しい能力を身につけることが求められるのです。
これに対して、為末先生が、スポーツの世界での練習法やコーチ法などから、貴重な示唆に富んだエピソードをお話しくださいます。企業や学校にコーチも選手も所属する「終身雇用」的な日本流のやり方と、目的に応じてコーチをどんどん変えていくアメリカ流のやり方の違い。また、世代によるコーチ法の変化。さらに「道を究める」日本的な発想の良い点と悪い点……。まさにこれからの人生のあり方を考えるうえでのヒント満載です。
また、いまの日本では、とかく若いうちは、会社の都合のよい部署に配属され、40代後半くらいになると急に「キャリアは自分で築くものだ。君たち、自分で考えてくれ」などといわれて放り出されてしまうことも、しばしばです。
そのときに必要不可欠になるのが、「自分は何ができるか」を説明できる能力です。これまでの日本企業では、若いうちから同じ会社でずっと人生を過ごすことが多かったので、暗黙のうちに「社風」「社内ルール」などの「共通言語」が形づくられ、「お互いに何もいわなくても、わかる」ことも多くありました。それはそれで、中にいてルールがわかった人からすれば「ラク」な話ですが、しかし、これからはそのようなことはどんどん通用しなくなります。
もはや、「○○会社で営業をやっていました」「経理をやっていました」では、通用しない。それはたとえば、野球のルールをまったく知らない人に、「セカンドを守備して、打順が6番」だった自分の能力をどう説明できるかというのと同じことだ――。
ご両者が語るこの話は、とても身につまされます。為末先生は、「自分の競技なり仕事と関係のない友人をどれだけ持っているかが重要になる」とおっしゃいますが、まったくその通りでしょう。
さらにいえば、「第一のキャリアで築き上げてきたプライドとどう向き合うのか」も、重要な問題です。前のキャリアではバリバリやっていて有能感もあったのに、新しいフィールドでは勝手が違って、できなくなってしまう……。それは誰しもあることでしょう。その状態を、どのように受け入れていくのか。
さらに両先生は、定期的な「選び直しと学び直し」の必要性やノウハウもお話しくださいます。
柳川先生、為末先生の語る知恵は、とても実践的で興味深いものばかり。生き方の常識を変えるインパクトがある講座です。ぜひご覧ください。
(※アドレス再掲)
◆特集:複業・副業・兼業の時代~人生を多様に謳歌せよ
https://10mtv.jp/pc/feature/detail.php?id=164&referer=push_mm_feat
◆為末大/柳川範之:キャリア転換で人生を成功させる方法(1)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3758&referer=push_mm_rcm2
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レッツビギン! 穴埋め問題
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今回は「孫子:作戦篇」についての問題です。ではレッツビギン。
国民を幸せにするのが国家であって、その国民を不幸にするのが( )であるということを、国家はまず前提に考えるべきだというのが、孫子のアドバイスなのです。
さて( )には何が入るでしょう。答えは以下にてご確認ください。
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3536&utm_content=auto&referer=push_mm_quiz
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編集後記
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今回のメルマガ、いかがでしたか。編集部の加藤です。
さて本日は、今年1月から3月までの3か月間でよく視聴された講義を3つほどお伝えいたします。
◆坂井孝一:鎌倉殿と北条氏 (全9話)
(1)北条氏はなぜ権力闘争を勝ち抜いたのか
10分でわかる「鎌倉殿と北条氏の関係」
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4317&referer=push_mm_edt
◆山内昌之:ロシアのウクライナ侵攻と中国、イラン (全5話)
(1)侵攻の背景
なぜロシアはウクライナに侵攻したか、中国の深謀遠慮とは?
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4393&referer=push_mm_edt
◆島田晴雄:知られざるロシアの情と理 (全6話)
(4)プーチン政権の外交戦略
プーチンの安全保障と外交戦略の特徴
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=2378&referer=push_mm_edt
いずれも今年、関心が高かったテーマ、時事についてのお話で、今年の特集でもラインナップされていますので、非常に納得感のある講義ばかりではないでしょうか。
もしまだ観ていないという方はぜひご視聴ください。
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メルマガ誤記のご報告とお詫び
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いつもありがとうございます、川上です。前回(4/12)配信のメルマガの本文のなかに一部、表記の誤りがございました。
〈第1段落〉
(誤)今回のソ連によるウクライナ侵略をきっかけに、
↓
(正)今回のロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに、
まことにうっかりな誤記にて、お恥ずかしく存じます。この場を借りて訂正とお詫びを申しあげます。引き続きまして、何卒よろしくお願いいたします。
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テンミニッツ・アカデミー編集部