ウェルビーイングを高めるDE&I
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
なぜ日本の幸福度は低すぎるのか?会社任せで失われる自律性
ウェルビーイングを高めるDE&I(2)人と組織を取り巻く環境変化:後編
青島未佳(一般社団法人チーム力開発研究所 理事)
日本の人的資本は3つの課題を抱えている。エンゲージメント、労働生産性、ジェンダーギャップ、いずれも日本は世界的に低いのだが、その背景には終身雇用等の日本型雇用システムも影響して個人の自律性が損なわれ、幸福度の指標である「人生の自由度」が低下している現状がある。持続的な企業価値向上のためには、ウェルビーイングとパフォーマンスの相関性を重視し、自律性を高めることが不可欠である。その土台としてDE&I、特にダイバーシティに大きな注目が寄せられているのだ。(全9話中第2話)
時間:10分18秒
収録日:2025年12月17日
追加日:2026年5月20日
≪全文≫

●3つの観点でみる日本の人的資本の現状


 では日本の人的資本の現状がどうなのか、これも少しご紹介をしたいなと思っています。

 日本の人的資本といった観点でいうと、ここで3つデータを挙げています。

 1つ目は従業員のエンゲージメントの国際比較です。ここで見ていただくと、日本は2014年の調査においても6パーセントのエンゲージメントということで、非常に低い値を示していると思っています。これは有名な調査ですが、日本人がこういった調査に比較的控えめに回答するという傾向を踏まえたとしても、エンゲージメントが非常に低くなってしまっているところがあるのではないかと思っています。

 2つ目は労働生産性の低さです。労働生産性といった文脈でいわゆる企業単体の労働生産性と日本全体の労働生産性を考えたとき、文脈はもちろん違いますし、業種によっても変わってくるので、一概に日本の企業単体の労働生産性が低いかというと、そうではない可能性もありますが、トータルで見ていくと、まだまだ高められる余地があるともいえるのではないかと思っています。

 3つ目がジェンダーギャップです。皆さんもご存じかもしれませんが、ジェンダーギャップ指数は118位でした。多分(2025年に)高市早苗さんが首相になられたので、政治のところは比較的もう少し上がってくるのではないかと推察されますけれど、やはり政治・経済といったところでは女性活躍の部分が非常に低いということが挙げられているのではないかと思っています。

 こういった観点で申し上げると、われわれもコンサルをやっている中では、日本の人的価値あるいは人材の付加価値が重要といいながら、まだまだポテンシャルがあるのではないかと思っています。

 この状況をネガティブに捉えるというよりも、人的資本といったものをもっと活性化することができると考えています。


●従業員のウェルビーイング~幸福度の高さとパフォーマンスは相関する


 次が従業員のウェルビーイングの観点です。エンゲージメントとウェルビーイングは近しい概念ですけれど、従業員のウェルビーイングも日本企業もしくは日本の一つの課題であるといわれています。実はウェルビーイングは、前野隆司先生のお話の中でも幸福(度)の高さとパフォーマンスには...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
松尾睦
組織改革の要諦~活性化と人材活用(1)準備、スピード、タイミング
組織改革は最初に全体像と将来像を示すのが重要
秋池玲子
優れた経営者の条件(1)スキルとセンスの違い
経営者のセンスは担当者のスキルとは全く違う
楠木建
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環

人気の講義ランキングTOP10
資本主義の再定義…哲学で考える(1)アダム・スミスの「市場と感情」
資本主義を哲学する…まずアダム・スミスの見えざる手と道徳感情論
中島隆博
編集部ラジオ2026(27)昭和の名将・根本博
【10min解説】根本博…戦後の内蒙古での激闘と台湾での義戦
テンミニッツ・アカデミー編集部
昭和の名将・根本博…内蒙古・終戦後の戦い(1)軍人の本義を貫いた根本博中将
ソ連軍から在留日本人4万人を守れ…内蒙古での「戦後」の激闘
門田隆将
昭和の名将・根本博…台湾での恩義の戦い(5)1人の力で歴史を変えた男たち
大義にもとづく「個人の決断と行動」が歴史を動かす…名将の教訓
門田隆将
死と宗教~教養としての「死の講義」(5)仏教の死:日本編
極楽往生、坐禅、法華経…日本人はいかに死を乗り越えるか
橋爪大三郎
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
中国春秋戦国時代と始皇帝(序)映画『キングダム』の中国史監修
中国古代史の真実と『キングダム』…史実がわかれば物語はもっと面白い
鶴間和幸
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
門田隆将
近現代史に学ぶ、日本の成功・失敗の本質(6)東條内閣で行われた行政改革
悲惨な末路につながった東條英機内閣での兼職と省庁再編
片山杜秀
中国史概説~『皇帝たちの中国』を読む(4)5人の皇帝と現代中国
特筆すべき5人の皇帝…中国史を知らなければ現代中国もわからない
宮脇淳子