編集長が語る!講義の見どころ
時事講義・音声先出し!日米&QUAD会談/中西輝政先生【テンミニッツTV】
2022/06/17
いつもありがとうございます。テンミニッツTV編集長の川上達史です。
本日は、「時事講義・音声先出し」の初の試みとして、先月(5月)23日に行なわれた日米首脳会談と、翌日のQUAD首脳会合について、中西輝政先生に深掘り解説いただいた「音声番組」を紹介いたします。
時事講義なので、少しでも早くお届けしたい。しかし、テンミニッツTVの場合は全文テキストの作成や動画の編集の都合で、どうしても配信まで時間がかかる……。そこを解決すべく、「講義の音声」だけを「編集部ラジオ」で先出しすることを考えました。
もちろん後日、動画とテキストを編集した講義を「正規版」として配信いたしますが、その前に「音声先出し」によって内容をお伝えすることに、今回、実験的に取り組んでみた次第です。
最初に「音声先出し」をラジオの時事解説番組のようにお聴きいただき、後日、動画とテキスト付の「正規版」が配信されたら、あらためてジックリと内容を再確認いただく。そのような形でご活用いただければ、まことに幸いです。
◆時事講義・音声先出し(編集部ラジオ)
【中西輝政】激動のインド太平洋・米中の思惑を読む(全2話)
(1)日米首脳会談の重大ポイント
【音声先出し】バイデン大統領「台湾防衛」発言の真相は?
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4512&referer=push_mm_rcm1
(2)QUAD首脳会合が示したものは何か?
【音声先出し】習近平外交、あやまてり
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4513&referer=push_mm_rcm3
中西先生はまず最初に日米首脳会談の位置づけについてお話しくださいます。現在、時事ニュースはウクライナ侵略一色になっている。しかし、5月23日に行なわれた日米首脳会談で、次のことが明らかになったというのです。
《短期・中期・長期のいずれのレベルにおいても、依然として「中国にどう対処するか」。この中国という世紀の大テーマに、アメリカ外交がいささかもその焦点を外すことなく対処していくのだと示すことが、アジア歴訪の最大の目的であったと言って過言ではないと思います》
そして一方の中国は、「習近平政権が外交路線でいかにブレまくっているかを示した」と分析されます。
中国は、今年2月の北京冬季オリンピックにプーチン大統領を招いて、「上限なく、あらゆる分野において協力する」という共同声明を出していた。しかし、その直後にロシアがウクライナに侵攻すると、「一刻も早い停戦を求める」といった、やや西側に半歩すり寄ったような反応を示した。しかしその後、習近平当人から直接の命令があったのか、あえて火中の栗を拾うかのごとくロシアへの接近姿勢を示し始めた……。
これに対してバイデン大統領は、日米首脳会談後の記者会見で、「中国が武力で台湾に侵攻したときには、アメリカは台湾を軍事的に防衛する意思はあるか」という質問に対して、明快に「イエス」と答えました。これが意味するのは、米国が従来の「あいまい戦略」から「明瞭戦略」へと明らかに近寄っていることだと中西先生はおっしゃいますが……。
そのニュアンスの詳細は、ぜひ講座本編をお聴きください。
いずれにせよ、いま議論されている「防衛費の増額」なども、もちろんこのようなことを背景としたものなのです。
さて、一方のQUAD首脳会合については、第2話でお話しいただいています。
まず中西先生はQUADの性格と意義を、わかりやすくご解説くださいます。そして、アメリカがIPEF(インド太平洋経済枠組み)という経済をめぐる多国間の枠組みを提唱し、そこに多数の国々が参加を表明したことが、とても重要な意味を持ってくると指摘します。
それがどのようなことかは、ぜひ講座をお聴きいただければと思いますが、ここで中西先生が強調するのが、そのような動きに対する中国の動きです。
中国は「やりすぎ外交」に踏み込んでしまっている。「習近平外交、あやまてり」……そう中西先生は喝破するのです。具体的には、太平洋の島嶼(とうしょ)諸国に対する働きかけなどです。
ロシアは、そのような中国の足元を見て、「溺れる者は藁(わら)をもつかむ」で中国にすがりつこうとしている。そこでも中国は踏み込んでしまっている。これでは、深みにはまりかねない。
中国やロシアが現在のような態度に出ているのは、西側諸国への分析を誤り、なめてかかっているからだと中西先生はおっしゃいますが、ぜひその部分については、第2話の最後の部分をお聴きいただければ幸いです。
現在の東アジア情勢の大きな流れが、非常によく見えてくる講座です。中西輝政先生の深掘り解説を、ぜひお楽しみいただければ幸いです。
※ちなみに、テンミニッツTVでは、すべての講義の再生速度を80%~200%まで簡単に変えることができますので、お好きな速度でお聴きください。
◆PC(パソコン)やタブレット(iPadなど)の場合は、動画画面の横に「再生速度」と書いてあり、その下の「+」「-」を押すと速度を上げ下げできます。
◆スマートフォンの場合は動画画面の下に「再生速度」と書かれたボタンがあり、そこを押すと再生速度を変える「+」と「-」が出てきますので、そこを押して速度を上げ下げできます。
※なお、現時点では、動画と全文テキスト付の「正規版」を配信した後に、この「音声先出し」は消去する方向を考えております。また、「音声先出し」と「正規版」は別途編集を進めておりますので、内容に一部差異がある場合があります。あらかじめご了承ください。
(※アドレス再掲)
◆時事講義・音声先出し(編集部ラジオ)
【中西輝政】激動のインド太平洋・米中の思惑を読む
(1)日米首脳会談の重大ポイント
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4512&referer=push_mm_rcm2
(2)QUAD首脳会合が示したものは何か?
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4513&referer=push_mm_rcm4
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レッツビギン! 穴埋め問題
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今回は「陽明学」についての問題です。 ではレッツビギン。
陽明学は、別名( )と呼ばれ、内面に関わる学なのです。日本の近代 はそれを発見していったのですね。
ある時期、「明治維新は陽明学的なものだ」「陽明学の精神にのっとっているのだ」という言説が流布していきます。
さて( )には何が入るでしょう。答えは以下にてご確認ください。
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=543&referer=push_mm_quiz
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編集後記
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皆さま、今回のメルマガ、いかがでしたか。編集部の加藤です。
さて本日、冒頭で紹介した講義は「音声先出し」による中西先生の講義でしたが、実はいろいろとうかがってみると、テンミニッツTVを音声を聴きながら学んでいるという方も結構いらっしゃるようです。
テンミニッツTVは、基本的に動画はもちろん、テキストでも学ぶことができますし、資料がある講義では資料も確認ができます。そうしたなか、音声を聴きながらという方法もあるということで、多様な学び方が可能なのがテンミニッツTVの大きな特徴です。
今後も貴重な講義をできるだけ早く皆さまに届けられるよう、いろいろと新たな試みを進めてまいります。ご期待ください。
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