編集長が語る!講義の見どころ
なぜ和食は身体に良いのか?~食事と健康/特集&小泉武夫先生【テンミニッツTV】

2023/04/21

いつもありがとうございます。テンミニッツTV編集長の川上達史です

新緑が美しい季節を迎えている地方が多いことと思います。自然の生命力を強く感じるこの時期、ぜひ自分の身体や健康のことを考えつつ、いろいろなことに挑戦してみたいものです。

本日は、大人気の小泉武夫先生の講座&食事と健康特集を紹介いたします! と、その前に……。

【(1)学びの投稿アカデミア、第3回テーマは「わたしの1冊」】

https://10mtv.jp/review/?review_id=3&referer=push_mm_new_function

「学びの投稿」、今月も募集しています。第3回のテーマは「わたしの1冊」です。

人生を変えた一冊、お気に入りの一冊……。そんな「わたしの1冊」と「その理由」をぜひご投稿ください。もちろん、テンミニッツTVに出演されている講師の方以外が執筆した本でもOKです。ジャンルに制限もございません。
4月30日(日)締切です。ご投稿お待ちしております。


【(2)人間にとっての食事と健康/特集&小泉武夫先生】

さて、食事が及ぼす健康への影響は非常に大きいことが分かっています。とりわけユネスコ無形文化遺産にも登録されている「和食」には、驚くべきパワーが隠されています。

なんとなく、「健康に良い」と思っている方は多いと思います。しかし、その本当の理由を、どれほどご存じでしょうか。

和食をはじめ、さまざまな角度から、病気やがんにならないための「食事」について深く掘り下げます。


■本日開始の特集:人間にとっての食事と健康

https://10mtv.jp/pc/feature/detail.php?id=150&referer=push_mm_feat

・小泉武夫:日本人は地球上最もベジタリアンだった?和食の7つの基本

・長谷川眞理子:進化的に「おかしい」現代生活…人間にとって良い食事とは

・遠藤英俊:認知症予防に重要なのは、運動・食事・会話

・堀江重郎:「5:2ダイエット」活性酸素を減らしてアンチエイジング

・朝倉敏夫:食文化の研究には様々な分野を総合した食科学が必要

・石田雅芳:スローフード運動とは?…イタリア発の歴史と新たな展開

・和田有史:食べ物のおいしさは味や匂いだけでは決まらない

・竹内昌治:食肉3.0時代に突入、「培養肉」研究の今に迫る

多彩なラインナップですので、ぜひ気になった講座をご覧ください!


■講座のみどころ:誰もが陥る「認知バイアス」とは?(鈴木宏昭先生)

本日は、皆さまご存じ!小泉武夫先生(農学博士/東京農業大学名誉教授)の講座をご紹介します。

この講座は、2023年1月に実施したウェビナーを講義化したものです。小泉先生が手書きの資料を投影しながら進めていく講義に、グイグイ引き込まれます。質疑応答コーナーは、まさに抱腹絶倒。私もインタビューをしながら、ついつい大笑いをしてしまいました。

なぜ、和食が健康に良いのか。小泉先生の軽快かつ明快なご説明がダイレクトに胸に響きます。しかも、その科学的根拠も、驚きのものばかり。和食の素晴らしさについて、深く得心できること、うけあいです。

自分の「和食観」が大きく変わり、健康へのたしかな足掛かりを学べる講座です。

◆小泉武夫:和食の深い秘密~なぜ身体に良いのか(全7話)
(1)和食の特徴と日本人
日本人は地球上最もベジタリアンだった?和食の7つの基本
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4882&referer=push_mm_rcm1

小泉先生はまず、和食と健康の関係について、例証とともにお話しくださいます。

日本の医療費が爆増していることは皆さんご存知のとおりですが、その大きな理由が、国民の食生活が洋風化してしまったことだということ。また、かつて長寿県といわれた沖縄が、なぜ近年、平均寿命ランキングで大きく下落してしまったのか……。いずれも身につまされる話です。

そのうえで、和食の7種類の「主材」を挙げてくださいます。

・根茎
・葉もの
・青果
・山菜、茸(キノコ)
・大豆
・海藻
・穀物(米、麦、そばなど)

このなかに「肉、魚、卵」は入ってきませんが、それらはあくまで「副材」だったというのです。

では、上記の7つの「主材」の共通点は何か。小泉先生はこうおっしゃいます。

《一番上から下まで「植物、植物、植物、植物、植物、植物、植物」。つまり日本人というのは、植物ばかり食べてきた民族なのです。地球上に現れた民族のなかで最もベジタリアンだったのは日本人です》

そしてさらに、アングロサクソンやゲルマンの赤ちゃんと比較して、日本人の赤ちゃんの腸が非常に長い事実をご指摘くださるのです。

それが意味することが何かは、ぜひ講座本編をご覧ください。

第2話と第3話では、食事と免疫メカニズムの関係性について、まことに興味深い事実を教えてくださいます。

免疫を高めることがいかに大事かは、いうまでもありません。免疫を高めるために重要になるのが「免疫細胞」ですが、食べ物で免疫細胞をつくることができるといいます。そして、免疫細胞をつくる利点はウイルスなどへの防御だけではありません。がん細胞に対しても効果的に働くのです。

しかし、肉ばかりを食べると「発がん性物質」ができやすいといいます。

一方、放射線を被曝させたネズミに普通の餌と、味噌が入った餌を与えたところ、細胞蘇生率が大きく違うという実験結果もあるとのこと。いうまでもなく、味噌が入った餌を食べたネズミのほうが良かったのです。

なぜ、肉ばかり食べていると「発がん性物質」ができやすいのか。そして、なぜ味噌を食べると免疫力が上がるのか。その理由は、手書きの資料を用いながらご説明くださる小泉先生のお話を聞いたほうが、圧倒的に理解が深まることでしょう。

ここでは、次の小泉先生のご発言のみ紹介しましょう。

《発酵食品というのは、納豆にしてもヨーグルトやチーズ、漬け物にしても、生きた細胞が体の中に入ってくるのです。たとえば、ヨーグルトは1グラムに約2億個の乳酸菌がいる。納豆は1グラムに1億5000万匹の納豆菌がいる。どちらも、たった1グラムにです。

このように、生命体が体の中に入ってくる。ほかの食べ物では考えられないことで、その生命体もみんな免疫を持っているわけです。だから、発酵食品というのは非常に免疫力が高いのです》

なるほど、非常にわかりやすいお話です。さらにいえば、発酵に働くのは善玉菌で、腐敗をもたらすのが悪玉菌です。善玉菌は、腸内環境を整えるだけでなく、アンチエイジング効果もあります。

小泉先生は、発酵食品をこよなく愛するご自身の実例として、阿川佐和子さんから「先生は加齢臭がまったくない」といわれた話をご紹介くださいますが、まったくその通りです。

さらに小泉先生のお話は、どんどん続きます。江戸時代の中山道で出されていた「とんでもないスタミナ食」の話、発酵食品としての「お酒=適正飲酒(日本酒の場合、ガブガブ呑むのではなく、心豊かにコピリンコと飲む)」の素晴らしさ……。

さらに、第5話からは質疑応答編です。質疑応答なので、話のテーマは多岐にわたります。

「鮒寿司」と「鮒寿司アイス」、和食の調理法の秘密(「生食」や「出汁」)、現代版「一汁一菜」とは、「納豆」のおいしい食べ方と半パックでご飯を3杯食べる方法、自給率の話、芋焼酎にいちばん合う和食とは?……。

まさに、「おもしろくて、ためになる」必見講座です。ぜひご覧ください。


(※アドレス再掲)
◆特集:人間にとっての食事と健康
https://10mtv.jp/pc/feature/detail.php?id=150&referer=push_mm_feat

◆小泉武夫:和食の深い秘密~なぜ身体に良いのか(1)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4882&referer=push_mm_rcm2


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レッツビギン! 穴埋め問題
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今回は「江戸とローマの共通点」についての問題です。ではレッツビギン。

日本に「武士」がいるように、ヨーロッパには「騎士」がいます。中世の騎士について考えるとき、比較の対象になりやすいのは「武士道」と「騎士道」です。しかし、私は、江戸について考えていく上でローマが非常に似ていると考えていました。つまりそれは、文化の成熟度において、古代ローマ帝国の時代に匹敵するのは、日本が江戸時代に入ってようやくそのレベルにきたということもあったからです。

武士道に匹敵するようなものがローマにはあったかというと、それは(    )が比較対象として出てきました。これは、中世の騎士道とは非常に異なるものです。

さて(    )には何が入るでしょう。答えは以下にてご確認ください。
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4677&referer=push_mm_quiz