編集長が語る!講義の見どころ
プロデューサーが語る大阪・関西万博「クラゲ館」のわくわく/中島さち子先生【テンミニッツTV】
2025/06/06
いつもありがとうございます。テンミニッツTV編集長の川上達史です。
世の中には、メディアがどうでもいいことばかりを報じて批判を煽る一方で、肝心の「本質」が論じられないことが多々あります。
EXPO2025大阪・関西万博は、そのような1つかもしれません。そもそも不人気だとか、交通の便が悪い、食事が高い、虫が多いなどといった記事が数多くネットを騒がせています。
しかし、どのような展示があるのか、どのような想いが込められているのかといった話題は、マスメディアではなかなかお目にかかれません(これは私が接していないだけかもしれませんし、関西などではまた少し違うのかもしれませんが)。
思えば、2021年の東京オリンピックもそうでした。感染症が危ないだの、中止せよだのといった声ばかりがクローズアップされました。テレビのコメンテーターも何の根拠からか、そんなことを盛んに繰り返していたような記憶があります。
そんな声が多すぎたせいか、東京五輪はほとんど無観客で開催されることとなってしまいましたが、まだしも競技がテレビ中継されるので、感動的なアスリートたちの躍動に触れることができました。
しかし、万博はなかなかそういうわけにもいきません。
テンミニッツTVでは、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマを表現した8人のプロデューサーのうちのお一人、中島さち子先生に、ご自身が手がけられたシグネチャー・パビリオン「いのちの遊び場クラゲ館」についてご講義いただきました。その構想や内容をお聞きしているだけで、どんどんわくわくしてきます。
◆中島さち子:クラゲ館と大阪・関西万博~いのちの遊び場がめざすもの(全1話)
みんなが主役!大阪・関西万博「いのちの遊び場クラゲ館」
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5828&referer=push_mm_rcm1
中島さち子先生は、ジャズピアニストで数学研究者であり、STEAM教育(科学=Science、技術=Technology、工学=Engineering、芸術・リベラルアーツ=Art、数学=Mathematicsを分野横断的に学ぶ)を推進しておられます。
その中島先生が、どのような想いを込めて「クラゲ館」をつくりあげていったのか。そして、どのようなものができあがったのか。そこについては、映像なども用いて楽しくご解説いただいていますので、ぜひ講義本編をご覧ください。
さらに中島先生は、「万博は『民の博だ』」とおっしゃいますが、その心とは……。
本当にいろいろなメッセージが盛り込まれていることがわかります。思いが世界を動かしていくのだということが、とても具体的に伝わってきます。また、その思いを具現化するために、どのような作業が積み重ねられたかもどんどん詳しく知りたくなってきます。
すべてのお祭りがそうでしょうが、そこにどのような想いが込められているか、準備にどのような労苦があったのか、どのようなかたちで参加しているのかということまで知ろうとすることで、観ている側もどんどん楽しさが増してきます。さらに、参加してこそ、奥深い楽しみに触れられます。
逆に、斜に構えてばかりでは、何の楽しみもありません。揚げ足取りや批判のための批判ばかり垂れ流されても、どんどんさもしくなるばかりです。
そんなことも深く気づかせてくれる講義です。ぜひご覧ください。
なお、中島さち子先生には、「音楽と数学の深い関係」について、実現をふんだんに盛り込んで楽しくお話しいただいた講義も別途、収録させていただいております。後日、配信いたしますので、ぜひお楽しみに。
(※アドレス再掲)
◆中島さち子:クラゲ館と大阪・関西万博~いのちの遊び場がめざすもの
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5828&referer=push_mm_rcm2
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