マルクス経済学と近代経済学の「意外と重要な違い」とは
経済学的発想とは何か(2)マルクス経済学の運命
50年ほど前には、日本の大学で主流にあったマルクス経済学が、近代経済学にその座を譲って久しい。なぜ、そうなったのだろうか。経済学の進歩と人類の発展は、果たして同期しているといえるのだろうか。(全3話中第2話)
※イン...
収録日:2019/07/10
追加日:2019/09/03
戦後のリベラルを振り返ると、今リベラルは大変旗色が悪い
戦後レジームとは何か~IMF、自民党、リベラル(3)リベラルの戦後史からの考察
丸山真男、鶴見俊輔、加藤周一。それから、小泉信三、田中美知太郎、猪木正道、河合栄治郎に連なる人たちに、高坂正堯、永井陽之助。さらには、香山健一、佐藤誠三郎、西部邁、中嶋嶺雄まで――現在はリベラルには冬の時代だが、...
収録日:2015/12/03
追加日:2016/01/18
社会主義や共産主義の問題点は「善意で失敗していること」
マルクス入門と資本主義の未来(10)【深掘り編】社会主義・共産主義の基本と失敗
古い経済理論は、単純化して組み立てられているので、現在の新しい経済状況のもとでも利用できる要素を見出すことはできるはずである。また、共産主義や社会主義という言葉は、ソ連崩壊以降ネガティブな意味を持ってしまった。...
収録日:2020/09/09
追加日:2021/02/25
「官僚・実業家・政治家」三拍子そろった超絶指導者・原敬
ジェネラリストの巨星・原敬
「歴史は必然の流れ」とするヘーゲルやマルクスに異を唱え、「優秀な人間が徹底的な努力をすれば世の中は動く」と主張する齋藤健氏。『転落の歴史に何を見るか』の著者で、原敬を徹底的に研究し心酔する氏が、原敬が備えていた...
収録日:2014/02/24
追加日:2014/02/24
池田勇人の所得倍増計画はなぜ成功した?鍵は下村治の理論
敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(11)占領後の日本の戦後復興(下)
日本の戦後復興が一段落すると、「東洋の奇跡」と呼ばれた高度成長の時代がやってくる。今回は、日本の成長に直接結びついた二つのポイントをやや詳しく追いかけ、廃墟からの大発展の原因を分析する。公立大学法人首都大学東京...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/08/09
そもそも朝鮮戦争とはどのような戦争だったのか
戦後復興~“奇跡”の真実(9)朝鮮戦争と講和後の日本政治
米ソ対立の代理戦争ともいえる朝鮮戦争は、多くの国を巻き込み冷戦構造を固定化した。その中でアメリカの国際政治認識における日本の立ち位置も変化し、サンフランシスコ講和条約によって、第二次大戦の交戦国との間に講和が結...
収録日:2019/07/23
追加日:2019/09/03
経済学史の基礎知識…大きな流れをいかに理解すべきか
本当によくわかる経済学史(1)経済学史の概観
現代社会の「経済」を正しく理解するためには、実は、正しい「経済学史」を理解していることが大きな助けとなる。逆に、正しい「経済学史」を知らなければ、怪しげな経済理論にダマされてしまうことにもなりかねない。気鋭の経...
収録日:2022/06/08
追加日:2022/11/16
新古典派経済学への誤解と実際…特徴と古典派との違いは?
本当によくわかる経済学史(7)新古典派経済学とは何か
限界革命以降に登場した「新古典派経済学」。これについては、ケインズ経済学やマルクス経済学と対立するものだという誤解が現代でも非常に多い。それはなぜか。また、その具体的な中身は何なのか。新古典派の具体的なグループ...
収録日:2022/06/08
追加日:2022/12/28
結局、主流派と異端派の何が違うか…経済学史の大きな示唆
本当によくわかる経済学史(16)現代の経済学のコンセンサス
1970年後にスタグフレーションに陥ったことにより、ケインズ的な政策よりもフリードマンの金融政策が受け入れられていくことになる。柿埜氏は「実態と理論が合っているからこそ、主流派は主流たり得る」ことを強調し、異端派と...
収録日:2022/06/08
追加日:2023/03/22
スミス、マルクス、ケインズ、フリードマンの学説の特徴
政権と経済政策~政治を動かす経済学説(2)4人の経済学者と政策への影響
政権の政策において特に重要なのが経済政策だが、経済学者たちの学説はどのように政策に影響を与えているのだろうか。アダム・スミス、マルクス、ケインズ、フリードマン、4人の著名な経済学者を振り返り、同時代的な評価や没後...
収録日:2023/03/31
追加日:2023/06/13