戦後復興~“奇跡”の真実
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
そもそも朝鮮戦争とはどのような戦争だったのか
戦後復興~“奇跡”の真実(9)朝鮮戦争と講和後の日本政治
島田晴雄(慶應義塾大学名誉教授/テンミニッツ・アカデミー副座長)
米ソ対立の代理戦争ともいえる朝鮮戦争は、多くの国を巻き込み冷戦構造を固定化した。その中でアメリカの国際政治認識における日本の立ち位置も変化し、サンフランシスコ講和条約によって、第二次大戦の交戦国との間に講和が結ばれた。その後、国内政治も徐々に安定化に向かい、自民党体制の安定化から池田勇人内閣による所得倍増計画へと向かう。(2019年7月23日開催島田塾会長講演「戦後復興:“奇跡”の真実」より、第9話)
時間:13分32秒
収録日:2019年7月23日
追加日:2019年9月3日
≪全文≫
※以下、本文は講演資料に基づいた形になっております。動画と合わせてご利用ください。

●国際情勢の変化と対日占領政策の転換

5. 朝鮮戦争
(1)朝鮮半島の分断:朝鮮戦争の導火線?
・1945.8.ソ連の朝鮮半島への進出を受けて、アメリカ(陸軍Dean Rusk将軍)はソ連に38度線での分割占領案を提示。ソ連はそれを受けて半島北部を実効支配。
・1948.8.15.李承晩がソウルで「大韓民国」建国を宣言。李承晩は米国の対応に不満・怒り
・1948.9.9.金日成が「朝鮮民主主義人民共和国」成立宣言。
・アメリカは欧州を重視し、1940年代末には兵力を太平洋戦争時より大きく削減していた。

(2)朝鮮戦争勃発
・1950.6.25.北朝鮮軍が38度線を越えて韓国側に侵入。朝鮮戦争。
・同日、アメリカの要請で国連安保理緊急招集。ソ連が欠席する中、北の攻撃を侵略と認め、即時停戦と38度以北への撤退要求決議。6.27.加盟国に韓国への武力援助を勧告する決議。
・トルーマン大統領は、米海空軍に韓国への出動を命令。第7艦隊と中国の台湾への侵攻に備え、台湾海峡に派遣。7.7.安保理は国連軍の創設決定。
・7.8.トルーマンはMを国連軍最高司令官に任命。
・準備を整えていた(ソ連製+旧日本軍武器)北は半島を一気に南下。開戦から3日で、首都ソウル占領。9月には米韓両軍は朝鮮半島南端の釜山周辺まで追い詰められた。

(3)仁川上陸作戦
・1950.9.15. Mが釜山一帯に退いていた国連軍の反撃を期し、仁川上陸作戦敢行。この奇襲で、28日にはソウル奪回。背後から攻撃を受けた北軍は総崩れ→撤退。
・トルーマンは全軍に中ソとの国境を越えないことを条件に38度線以北への進撃を承認。1950.10.国連軍は38度線を突破。なお北進。平壌を占領。

(4)中国義勇軍の参加
・米軍が迫るのを見た中国義勇軍が参戦。戦闘は米韓対中朝に拡大。中国義勇軍が鴨緑江を越えて北朝鮮への進撃を開始したが、Mの情勢認識が甘く作戦ミスがつづき、国連軍は一気に38度線付近まで押し返され、1951.1.4ソウルが再び北朝鮮軍の手に落ちた。その後、国連軍が巻き返し、3月には戦争は膠着状態に。

(5)休戦協定
・1953.7.27国連軍と中朝連合軍の間で38度線近辺の板門店で休戦協定。

6. 講和条約と日米安保
(1)ダレスの講和構想
ーダレス再来日
・1951.1.25.ダレス再来日、1.26. アメリカ側から対日講和7原則に関する覚書と領土、安全保障、再軍...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「歴史と社会」でまず見るべき講義シリーズ
最初の日本列島人~3万年前の航海(1)日本への移住 3つのルート
最初の日本列島人はいつ、どうやって日本に渡ってきたのか
海部陽介
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(序)時代考証が語る『豊臣兄弟!』の魅力
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』秀吉と秀長の実像に迫る
黒田基樹
本当のことがわかる昭和史《1》誰が東アジアに戦乱を呼び込んだのか(1)「客観的かつ科学的な歴史」という偽り
半藤一利氏のベストセラー『昭和史』が持つ危険な面とは?
渡部昇一
百姓からみた戦国大名~国家の本質(1)戦国時代の過酷な生存環境
戦国時代、民衆にとっての課題は生き延びること
黒田基樹
戦国大名の外交、その舞台裏(1)戦国大名という地域国家
戦国時代とは何か?意外と知らない戦国大名と国衆の関係
丸島和洋
明治維新から学ぶもの~改革への道(1)五つの歴史観を踏まえて
明治維新…官軍史観、占領軍史観、司馬史観、過誤論の超克
島田晴雄

人気の講義ランキングTOP10
インフレの行方…歴史から将来を予測する(2)明治以降の物価推移とインフレ率
戦後日本のハイパーインフレの真実…その時、何が起きたのか
養田功一郎
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
AI時代と人間の再定義(2)仏法僧の三宝と対話による道徳的進歩
考えるとは相手の頭を使って考えること…共同で思考する意義
中島隆博
こどもと学ぶ戦争と平和(2)「本当の平和」とは何か
「平和」には2つある…今の日本は本当に平和なのか?
小原雅博
危機のデモクラシー…公共哲学から考える(6)政治と経済をつなぐ公共哲学
どのような経済レジームを選ぶか…倫理資本主義の可能性
齋藤純一
平和の追求~哲学者たちの構想(7)いかに平和を実現するか
国際機関やEUは、あまり欲張らないほうがいいのでは?
川出良枝
産業イニシアティブでつくるプラチナ社会(4)社会課題の解決に取り組む人財産業
メダカの学校・総合的な学習(探究)の時間・逆参勤交代
小宮山宏
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
門田隆将
AI時代に甦る文芸評論~江藤淳と加藤典洋(1)AIに代わられない仕事とは何か
江藤淳と加藤典洋――AI時代を生きる鍵は文芸評論家の仕事
與那覇潤
生成AI・大規模言語モデルのしくみ(2)機械学習と大規模言語モデル
常識を初めて知った!?生成AIの大規模言語モデルとは
岡野原大輔