戦後復興~“奇跡”の真実
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
アメリカで無名だったSonyがなぜ世界を席巻したのか
戦後復興~“奇跡”の真実(14)井深大、盛田昭夫とソニー
島田晴雄(慶應義塾大学名誉教授/テンミニッツ・アカデミー副座長)
ソニー(Sony)を作り上げた井深大と盛田昭夫の半生を、3つ目の事例研究として取り上げる。自身の機械への興味から製造業へと向かい、戦時下という特殊状況下で国家への貢献を求められたという点では、2人の半生は松下幸之助や豊田喜一郎とも似ている面がある。戦後にはラジオやテープレコーダーに目をつけて、さまざまな辛酸を舐めながらも着実に会社を大きくしていき、最終的には世界に名高いSonyを誕生させる。(2019年7月23日開催島田塾会長講演「戦後復興:“奇跡”の真実」より、第14話)
時間:12分58秒
収録日:2019年7月23日
追加日:2019年9月24日
≪全文≫
※以下、本文は講演資料に基づいた形になっております。動画と合わせてご利用ください。

●産業界の経験から学ぶこと

3. 井深大、盛田昭夫とソニー
(1)井深大の生い立ちと発明歴
ー古河鉱業の技師と才媛の子。
・井深大、1908(M41)栃木県日光町、古河鉱業の社宅で生まれ父甫(たすく)母、さわ。日本女子大卒の才媛。
○通信に興味(井深大)
・1923(大正12)9.1. 関東大震災。大は無線でこの情報を入手した人がいることを新聞で知り、興奮。
ー通信の興味を追求。
・井深は東京芝浦電気を第一志望として受けたが、結局、ベンチャー企業PCLに就職。
1936.暮、Iはさらに技術を追求したいとして退社申し出。
・Iは野村胡堂の紹介で、前田多門次女勢喜子と見合い、結婚。
・Iは光音の無線部を独立させて測定器専門会社を作りたいと、早稲田の学友小林恵吾
(横河電機)に相談。小林は乗り、「日本測定器」設立。
ー軍の注文で開発加速。
・日本測定器の得意先は陸・海軍。軍のエンジニアはIに注文。
・戦況は急速に不利。
海軍はIの周波数継電器を潜水艦探知機に応用指定。台湾、フィリピン方面の対潜水艦作戦で成果。
・陸軍から、これを陸軍の熱戦追従型爆弾に利用できないか要請=命令。敵艦の熱戦を探し、熱戦めがけて追撃するミサイル型兵器。
・軽井沢の前田の元に近衛文麿がちょくちょく訪問。前田から状況を聞き、日本の降伏を確信。
ー井深は官民合同の科学技術委員会で盛田を知る。
・Iは1943からスタートの軍官民合同の科学技術委員会にも出席。
Iはその分科会で、盛田昭夫に出会う。

(2)盛田昭夫の育ちと井深との出会い
ー一方、盛田は醸造名家の跡取りとして出生。
ーラジオと録音機に興味
・Mは1933.4. 旧制愛知一中入学。この頃、ラジオつくり流行。本を買いあさり、電気装置の製作に没頭。成績↓。
・自分の声が録音できたらとワイヤレコーダーつくる決心。録音ヘッドつくる必要。
・阪大で教えている浅田常三郎、実験物理学。研究室を訪ねた。気取らないざっくばらん。Mに質問。
・Mは浅田教授の下で徹底的に勉強しようと決心。1941年夏。Mは20歳。
ー盛田は知り合いの教授の勧めで大阪帝国大学理学部物理学科に入学。
・ Mは大阪帝国大学理学部物理学科に入学。
浅田教授が海軍から委託された研究PTの助手を務めることが多くなった。研究助手をしているうち、海軍士官と知り合...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「歴史と社会」でまず見るべき講義シリーズ
本当のことがわかる昭和史《1》誰が東アジアに戦乱を呼び込んだのか(1)「客観的かつ科学的な歴史」という偽り
半藤一利氏のベストセラー『昭和史』が持つ危険な面とは?
渡部昇一
戦国合戦の真実(1)兵の動員はこうして行なわれた
戦国時代の兵の動員とは?…無視できない農民の事情
中村彰彦
百姓からみた戦国大名~国家の本質(1)戦国時代の過酷な生存環境
戦国時代、民衆にとっての課題は生き延びること
黒田基樹
歌舞伎はスゴイ(1)市川團十郎の何がスゴイか(前編)
市川團十郎の歴史…圧倒的才能の初代から六代目までの奮闘
堀口茉純
「三国志」の世界とその魅力(1)二つの三国志
三国志の舞台、三国時代はいつの・どんな時代だったのか?
渡邉義浩
近現代史に学ぶ、日本の成功・失敗の本質(1)「無任所大臣」が生まれた経緯
現代の「担当大臣」の是非は戦前の「無任所大臣」でわかる
片山杜秀

人気の講義ランキングTOP10
歌舞伎はスゴイ(3)歌舞伎のサバイバル術(前編)
草創期からの度重なる「規制」と「スキャンダル」を超えて
堀口茉純
「進化」への誤解…本当は何か?(6)木村資生の中立説
欧州では不人気…木村資生の中立説とダーウィンとの違い
長谷川眞理子
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(序)時代考証が語る『豊臣兄弟!』の魅力
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』秀吉と秀長の実像に迫る
黒田基樹
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
門田隆将
「幸福とは何か」を考えてみよう(1)なぜ幸せになりたいのですか
「幸福」について語り合う「哲学カフェ」を再現
津崎良典
「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯(1)吉原で始まった蔦重の出版活動
2025年大河『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』 江戸のメディア王・蔦屋重三郎が吉原遊郭で培った斬新な出版アイディア
堀口茉純
葛飾北斎と応為~その生涯と作品(1)北斎の画狂人生と名作への進化
葛飾北斎と応為…画狂の親娘はいかに傑作へと進化したか
堀口茉純
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
経済と社会の本質を見抜く(4)コンプライアンスとリスクの境界線
コンプライアンスよりも重いレピュテーショナルリスク問題
柳川範之
本質から考えるコンプライアンスと内部統制(1)「法令遵守」でリスクは管理できない
「コンプライアンス=法令遵守」ではない…実例が示す本質
國廣正