2021/06/22

人生に困難はつきもの。思ってもみなかったことがいろいろと起こるのが世の中です。心が折れそうになることも少なくないでしょう。
そんなとき、皆さまはどうしますか。

「レジリエンス」という言葉があります。
日本語に訳すと「復元力」とか「回復力」という意味になりますが、よく「心が折れそうになったときに立ち直る力」として表現されることがあります。
近年、非常に注目を集めている概念ですが、これを育む、あるいは強くするためにはどうすればいいか。
その問いを解くヒントとして3つの講義をご紹介します。

多様な友人を持っていると「レジリエンス」は強くなる
前野隆司（慶應義塾大学大学院教授）
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3530&referer=push_mm_rcm1

レジリエンスとライプニッツから考える教養と他者の問題
津崎良典（筑波大学人文社会系准教授）
五十嵐沙千子（筑波大学人文社会科学研究科准教授）
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3992&referer=push_mm_rcm2

現代人が学ぶべき老荘思想の基本「水の精神」
田口佳史（東洋思想研究者）
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=1733&referer=push_mm_rcm3

レジリエンスについて、前野先生は幸福との関係から、また津崎先生と五十嵐先生は教養との関係から、そして田口先生は老荘思想を持ち出して、それぞれ貴重なお話をされています。

ぜひご視聴ください。


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☆今週のひと言メッセージ
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「これをこうすれば、俺たちもできる」と気づくのは、抽象化

https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3829&referer=push_mm_hitokoto

GAFAやBATHに学ぶべきは「リバースエンジニア」という方法
西山圭太（東京大学未来ビジョン研究センター客員教授／前・経済産業省商務情報政策局長）

話を単純化すれば、（アメリカの）GAFAや（中国の）BATHがやっていることは何かというと、リバースエンジニアリングです。だから、単純にそれができれば、あとは縦に掘るのはもともと得意なので、掘ればいいのです。これをやらずに掘ると、全然違う方向に掘ることになるのです。それはちょっとまずいと思いますね。

そして、「これをこうすれば、俺たちもできる」と気づくのは、抽象化です。（GAFAもBATHも）違う会社ですから、同じことはもちろんできません。ともかく、この「抽象化」を、今はともかくやらないといけない。


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今週の人気講義
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バイデン政権のビジョンは「民主主義を取り戻した米国」
東秀敏（米国安全保障企画研究員）
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4039&referer=push_mm_rank

コロナだけでなく個別化医療の可能性を秘めたmRNAワクチン
内田智士（京都府立医科大学 大学院医学研究科 准教授）
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4042&referer=push_mm_rank

ゴーン事件の核心とそのときの日産内部の状況とは？
西川廣人（日産自動車株式会社 元代表執行役社長兼CEO）
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4025&referer=push_mm_rank

なぜ今、中央銀行デジタル通貨への動きが進んでいるのか
柳川範之（東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授）
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4047&referer=push_mm_rank

人間の「癖」に着目した行動経済学の面白さ
伊藤元重（東京大学名誉教授／学習院大学国際社会科学部教授）
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=2068&referer=push_mm_rank


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編集後記
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皆さま、今回のメルマガ、いかがでしたか。
いきなりこれまでとは違った始まり方だったので少々驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。
でもご安心ください。そうしたちょっとした刺激が学びにとってはいいきっかけになって、新たな教養を育むことにつながると信じております。

実は以前にもお伝えしましたように、このメルマガでは新たな試み、面白い企画をいろいろと始めていこうと考えております。今回もその一つと思っていただければ幸いでございます。

つまり、ある日、突然始まり、またある日、別の企画が新たに始まることもある、というわけです。
いずれにしても、興味深く示唆に富んだ講義をこれからもいろいろな切り口でご紹介してまいります。ご期待ください。