編集長が語る!講義の見どころ
西洋文明の起源から見るグローバル化(テンミニッツTVメルマガ)

2020/01/29

皆さまこんにちは。
テンミニッツTV編集長の川上です。
平素より、弊サービスをご活用いただき、まことにありがとうございます。

先週より配信をはじめました本メール、早速ご反響をいただき、とても嬉しく存じております。引き続きまして、ご意見ご要望をお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願いいたします。

本日ご紹介するのは、納富信留先生(東京大学大学院人文社会系研究科教授)の哲学講義です。

納富先生は、2007年から2010年まで、国際プラトン学会会長もお務めになった、プラトン研究の第一人者ですが、優しいお話ぶりで、本当にわかりやすく古典の叡智を教えてくださいます。テンミニッツTVでも大人気です。

よく、「西洋のエリートは古典の知恵をしっかり学んでいる」といわれます。納富先生も、「古典学はカビの生えた昔のことをやる学問ではない」とおっしゃいます。まさに素晴らしいお言葉です。では、実際に古典を活かすとはどのような学びなのか。それを教えてくれるのが、次のシリーズ講義です。

◆納富信留先生:
西洋文明の起源から見るグローバル化(1)グローバル化
古典を学び、教養ある人間を目指すことがヨーロッパの理想
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=2805&referer=push_mm_rcm1

このシリーズをご受講いただくことで、「ヨーロッパとは何なのか」「グローバル化の時代に、西洋的な思考法や哲学がいかなる役割を果たしたのか」などが、よくわかります。西洋古典についての素晴らしい地図が、頭のなかに描けるはずです。まさに、納富先生の講義が珠玉のナビゲーションであるゆえんです。

さらに未来への課題として、納富先生は「日本人は東洋哲学(日本思想も含む)の知見に基づいて西洋哲学を相対化し、グローバル化する世界のための新しい哲学を模索すべきだ」とご提言されます。それは果たして、どのようなビジョンなのか――。

西洋の原理もよくわかり、さらに日本人の歴史的使命も見えてくる。ぜひ、本シリーズ講義をご覧いただければ幸いです。

<講義ページのURL再掲>
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=2805&referer=push_mm_rcm2


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編集部からのお知らせ
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編集部の伊藤です。
1月上旬まで行っていた「サービス改善のためのアンケート」に
ご協力いただいた皆様、まことにありがとうございました。

たくさんのお客様からサービス改善につながるご意見を
多数いただきました。
この後、具体的な改善に向けて取り組んで行きます。
今後もご要望などございましたら、
お気軽にお知らせいただければと思います。

また、関連したお話として、お客様から
「テンミニッツTVでこんな講師やテーマの講義を配信して欲しい」
と言うお声をいただくことがございますので、リクエストの窓口を設置しました。

テンミニッツTVのページの最下部に「講師リクエスト」というリンクがあり
そこからリクエストを送信できます。是非お声をお寄せください。


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今週の人気講義
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明智光秀と宇喜多秀家、好対照だった敗者のその後
中村彰彦(作家)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3157&referer=push_mm_rank

わが身と場が運命的に重なるものとして使うのが掛詞
渡部泰明(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3163&referer=push_mm_rank

明智光秀という存在が与えた歴史的な意味とは
小和田哲男(静岡大学名誉教授/文学博士)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3148&referer=push_mm_rank

「自営網」によって通信サービス提供者が多様化する時代へ
中尾彰宏(東京大学大学院情報学環 教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3158&referer=push_mm_rank

高校日本史で学んだ縄文時代のイメージが最新の研究で変化
山田康弘(国立歴史民俗博物館 研究部 教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=2961&referer=push_mm_rank

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レッツトライ! 10秒クイズ
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私たち人間は、何時間以上眠らず起きていると、注意力、判断力、運転技能が低下するといわれているでしょうか?

答えは下の講義をご覧ください!
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=2471&referer=push_mm_quiz

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編集後記
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編集部の加藤です。
みなさま、今週のメルマガいかがだったでしょうか。
私は雨が降ると行きたくなるところがあります。それは書店です。子どもの頃、雨の日になると、遠くへ出かけられないのでよく近所の書店に行って「選本の旅」をしていました。それが、いつの間にかクセになってしまったようです。
単なる本好きだからですが、新しい本や知らない本との出会いはいつもワクワクするものがありますね。

さて、先日も小雨がぱらつく中、近所の書店に行きますと、そこには大変興味深い新書があるではないですか。それは『世界哲学史1』 (ちくま新書)です。
今回、編集長がおすすめ講義として紹介した納富信留先生と、中島隆博先生(東京大学東洋文化研究所教授)が著者として関わっているのですが、なんと「世界哲学史」シリーズとしてこれから8月まで毎月刊行とのこと。
古代から現代まで世界哲学史を一望できるだけでなく、「世界哲学」という新たな可能性についても確認できるのです。なんだかとってもワクワクしてきませんか。

『世界哲学史1』 (ちくま新書)
https://www.amazon.co.jp/dp/4480072918