編集長が語る!講義の見どころ
健康とアンチエイジングの「知りたかったこと」がわかる/堀江重郎先生【テンミニッツTV】
2024/11/19
いつもありがとうございます。テンミニッツTV編集長の川上達史です。
歳を重ねるにつれて、身体が下り坂になる。どうにも、健康で気になる部分が出てくる……。そのようなことは、誰にとっても切実な問題でしょう。しかし一方で、「下り坂」にも個人差があります。いつまでも健康で、はつらつと生きていける人は、何が違うのか。そうあるために、どのようにすればいいのか。
本日は、そのことについて、堀江重郎先生(順天堂大学医学部・大学院医学研究科教授)に詳しくお話しいただいた講義を紹介します。堀江先生のご専門は泌尿器科でいらっしゃいますが、アンチエイジングの医学についても研究を重ねてこられました。
アンチエイジングについては、巷間、様々な方法論も紹介されています。話を聞けばどれも効果がありそうに見えますが、しかし、本当に大丈夫なのか。今回の講義では、専門の立場から見て、そのようなものはどうなのかについても、率直にお話しいただいています(特に第5話以降の質疑応答編で)。
自分自身の健康のあり方について、多くの知恵を得ることができる講義です。
◆堀江重郎先生:新しいアンチエイジングへの挑戦(全6話)
(1)患者と伴走する医者の存在
だべったら生存期間が倍に…ストレスマネジメントの重要性
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5522&referer=push_mm_rcm1
堀江先生が第1話でご紹介くださるのは、堀江先生ご自身が「大きな影響を受けた」という実験です。
いまから30年ほど前、乳がんの患者さんの比較実験が行なわれました。患者を2つのグループに分け、1つのグループは標準治療を受けて帰ってくる。もう1つのグループは、まったく同じ治療を受けつつ、週1回90分間、みんなで集まってだべる会を開いた。
30年前の当時、標準治療を受けた方の平均生存期間は18カ月でした。ご想像のとおり、だべる会を開いたグループのほうが平均生存期間が延びたのですが、はたして、どのくらい延びたのか?
その答えは、ぜひ講義第1話でご覧いただければと思いますが、その結果は、医学界の常識では考えられないものだったといいます。ここで堀江先生が強調されるのが、「希望」を持てることの重要性です。ある意味では、今回の堀江先生の講義は、まさに希望を持たせてくれるものともいえるでしょう。
では、具体的に若返りということは、ありえるのか。その点については、堀江先生は「将棋でいえば詰んでいる」とおっしゃいます。つまり、もうソリューションがあるということです。
実は、若いネズミと年をとったネズミの皮膚を縫い合わせてドッキングさせてしまう実験が行なわれました。その結果、どうなったか。年を取ったネズミの筋肉がみるみる復活し、髪の毛も生えて、嗅覚も復活するのです。
それがなぜかについて、若いネズミの血液を含む体液が年を取ったネズミを刺激して、その予備力として、体の骨髄というところから新しい細胞が出てくるということは分かっているといいます。では何が決定的な因子かを、今、いろいろな人が血まなこになって探しているのです。
さて、科学的に有効な「アンチエイジング」とはどのようなものか。10年前に世界で最も権威がある医学研究雑誌で、科学的には「運動、カロリー制限、ファスティング(断食)」が有効だと書かれました。そして、これはまだ変わっていないのだといいます。
では、カロリー制限やファスティングをどのように進めればいいのか。そして、それがどのような効果をもたらすのか。そのことについて、堀江先生は講義の第3話、第4話で詳しくお話しくださいますので、ぜひご覧ください。
さらに第5話、第6話は質疑応答編です。
●《普段、朝食を抜いているのですが、一方で「朝食を抜くと良くない」といわれることも多いです。その点は医学的にどうなのでしょうか》
●《マイクロRNA検査を行い、遺伝子治療を勧められたのですが、この治療法は有効なのでしょうか》
●《幹細胞治療については、どう考えればいいのでしょうか》
●《アンチエイジングの広告は金儲けという印象が強く、取り組めていません。アンチエイジングに取り組みたいとき、入り口はどこになりますか》
などの質問に率直にお答えいただいていますので、ここもまた必見です。
自分の健康や加齢について知りたかったことの「かゆいところ」に手が届く講義です。ぜひご覧ください。
(※アドレス再掲)
◆堀江重郎先生:新しいアンチエイジングへの挑戦(1)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5522&referer=push_mm_rcm2
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編集部#tanka
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