東條内閣で官僚・山崎丹照が構想した強力政治実現への改革
近現代史に学ぶ、日本の成功・失敗の本質(5)大臣を増やすか、減らすか
「無任所大臣の活用」という発想は近衛内閣から東條内閣に引き継がれた。しかし、東條内閣時代はそれに異を唱える役人も登場した。官僚の中枢において、いわゆる「国家デザイン戦略」を担当していた山崎丹照という人物だ。彼は...
収録日:2021/05/31
追加日:2021/09/01
岩倉具視の明治維新は第2の徳川幕府を作り出さないこと
近現代史に学ぶ、日本の成功・失敗の本質(3)天皇を中心とした近代国家へ
明治政府、特に岩倉具視が目指したのは、天皇中心の近代的な中央集権国家だった。そして、二度と天皇以外に実権を握られないように、権力が集中しないシステムをつくり上げたのだが、それが結果的に国を動かす際には矛盾をかか...
収録日:2021/05/31
追加日:2021/08/18
現代の「担当大臣」の是非は戦前の「無任所大臣」でわかる
近現代史に学ぶ、日本の成功・失敗の本質(1)「無任所大臣」が生まれた経緯
コロナ禍において、日本では「新型コロナウイルス感染症対策担当大臣」「ワクチン接種担当大臣」などの特命担当大臣が設けられた。これらは果たして機能しているのか。この問題をひも解くために、日本政治における戦前の「無任...
収録日:2021/05/31
追加日:2021/08/04
岩倉具視らが近代の西洋システムを採用した目的とは
戦前日本の「未完のファシズム」と現代(2)分権構造と天皇の存在
明治憲法下の政治制度は、強い分権構造によって成立していた。その背後には、天皇になり代わるものを作らせないようにするための仕掛けと、天皇陛下に対して「畏れ多い」という考え方があった。(2020年2月26日開催・日本ビジネ...
収録日:2020/02/26
追加日:2020/06/23
南進論、東條内閣、ハルノート…日米開戦の経緯とは?
敗戦から日本再生へ~大戦と復興の現代史(2)日米開戦‐危うい政治体制と決断
公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏による日本の敗戦、占領、経済復興を考えるシリーズ講話。第2回は戦後日本を論じる前に、そもそもなぜ日本がアメリカとの開戦に至ったのか、知っているようで実はよく知らない開戦へ...
収録日:2016/07/08
追加日:2017/07/15
日中戦争はやがて世界の問題に拡大、そして敗戦・・・
20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(3)
本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06