編集長が語る!講義の見どころ
テンミニッツTVの「知の革命」とは?/特集&島田晴雄先生【テンミニッツTV】
2022/09/09
いつもありがとうございます。テンミニッツTV編集長の川上達史です。
本日は、8月からスタートしました、お得な「年間プラン」のご案内と、いかなる経緯でテンミニッツTVが生まれたかについてお話しくださった島田晴雄先生の講座、およびそれを先頭に冠した「東京大学」特集を紹介いたします。
■(1)お得な「年間プラン」のお知らせ
皆さまに、よりお得にテンミニッツTVをご利用いただくべく、「年間プラン」の提供を開始いたしました。
【年間プラン=年額19,800円(税込)】
クレジットカード決済のみの対応で、一括でのお支払いになりますが、通常プラン「月額1,980円」で12カ月お支払いいただくよりも、「年間で3,960円お得に」なります(月額換算:1,650円)。
変更方法などは下記からご覧ください。
https://imagineer.edmode.com/sugotoku/new_page.php?hash=WvU3neIPYp&referer=push_mm_new_function
■(2)本日開始の特集:不思議な「東京大学」物語
長い伝統を積み重ねてきた組織には、いうまでもなく「大いなる智恵」の蓄積があるものです。
1877年に創立され、さらにさかのぼれば江戸幕府の昌平坂学問所にまで淵源をたどれる「東京大学」も、もちろん、さまざまな伝統と智恵を積み重ねてきています。とりわけ「学問の府」であるだけに、さまざまなチャレンジやエピソードもふんだんにあります。
あまりに膨大すぎてすべてを紹介しきれるものではありませんが、今回は、そのような東京大学の底力や不思議な魅力に迫る特集を組んでみました。
実は、このテンミニッツTVも、東京大学の果敢なチャレンジであった「東大EMP(東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム)」を設立の知的背景としています。
「こんなスゴいことをやっていたんだ」「そんな面白いチャレンジをしているんだ」「あの有名な○○○と関係があったのか」と、知れば知るほどその先が知りたくなる特集です。
https://10mtv.jp/pc/feature/detail.php?id=181&referer=push_mm_feat
・島田晴雄:東大EMP「知の共有」からテンミニッツTVの「知の革命」
・藤井輝夫:「知を活用する」ためには人間のネットワークが必要だ
・鎌田富久:東大発スタートアップが増えている理由
・岡部徹:錆びないチタンの問題は製造コストの高さ
・腰原幹雄:木を伐ってもいいの? 森林保護の基本を知ろう!
・一ノ瀬正樹:東京大学とハチ公の意外に知られていない関係とは
・沖大幹:失敗してもいいから難しいテーマを選んで挑戦せよ!
■講座のみどころ:東大EMP「知の共有」からテンミニッツTVの「知の革命」へ(島田晴雄先生)
本日は、特集のなかから、島田晴雄先生(慶應義塾大学名誉教授)に、テンミニッツTVの設立の経緯と意義をお話しいただいた講座を紹介いたします。
この講座で島田先生は、東大EMP(東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム)がどのような形で設立され、そこからテンミニッツTVがどのような思いで創設されたかをご紹介くださっています。
◆島田晴雄:テンミニッツTVが挑む「知の革命」(全1話)
東大EMP「知の共有」からテンミニッツTVの「知の革命」へ
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4565&referer=push_mm_rcm1
東大EMPは、2008年に開講された東京大学による社会人向けの講座です。東大EMPのホームページでは次のような説明がなされています。
《従来の教養講座でもMBAプログラムでもありません。東大が新たな時代に向けて編み出したリベラルアーツとマネジメントのあり方を伝授し、たえず変転する複雑な世界の仕組みを理解しつつ、自ら課題を発見し、形成し、更新して、多様な人たちと協働しうる資質を醸成します》
また、次のようにも謳われています。
《知識を増やすこと自体は目的ではありません。さまざまな学問の最先端を支える思考のあり方、その理解と体得が目的です。最終的にめざすのは「課題解決能力」の獲得ではありません。そのさらに上流にあって社会や未来を拓いていく「課題設定能力」の獲得なのです》
東大で培われている「知」を「構造化」し、社会に共有していく。その志を実践すべく「東大EMP」を立ち上げたのが、当時、東大総長であった小宮山宏先生でした。
設立に向けて小宮山先生が全学の学部の教授を説得していった経緯を、島田先生は興味深くご紹介くださいます。
さらに、「これでは時間がかかって仕方がない。一気に広げよう」ということで始まったのが、「テンミニッツTV」という教養メディアのプログラムだとお話しくださったのち、「これは宗教革命だ」と喝破されるのです。
なぜ「宗教革命」なのでしょうか?
昨今のメディアは、専門家に30分話を聞いても、20秒程度しか使わない。新聞もそういう面があるが、テレビはもっと酷い。SNSはさらに酷い。
それに敢然とチャレンジしたのが「テンミニッツTV」だというのですが、なぜこれが「ルターの宗教改革」に匹敵すると考えられるのかは、ぜひ講座本編をご覧ください。
このようなメディアが、東大EMPという「知を社会に共有化していこう」という構想を知的背景として生れてきたことも、まことに興味深いことといえるでしょう。
ちなみに、テンミニッツTVの知的背景については、たとえば以下の講座でも語られています。こちらも、ぜひご参照ください。
◆小宮山宏:テンミニッツTVは知的耳学問をデジタル化するイノベーション
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=2886&referer=push_mm_rcm3
◆小宮山宏:クオリティの保証された人たちの話を10分で視聴する
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=25&referer=push_mm_rcm4
◆曽根泰教・小原雅博:10分でわかる「教養とリベラルアーツの違い」
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3283&referer=push_mm_rcm5
◆曽根泰教:21世紀のリベラルアーツを定義する
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=2541&referer=push_mm_rcm6
(※アドレス再掲)
◆「年間プラン」提供開始のお知らせ
https://imagineer.edmode.com/sugotoku/new_page.php?hash=WvU3neIPYp&referer=push_mm_new_function
◆特集:不思議な「東京大学」物語
https://10mtv.jp/pc/feature/detail.php?id=181&referer=push_mm_feat
◆島田晴雄:テンミニッツTVが挑む「知の革命」
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=4565&referer=push_mm_rcm2
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レッツビギン! 穴埋め問題
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今回は哺乳類の特徴についての問題です。ではレッツビギン。
うまく育てるなかで哺乳類が獲得した形質としては、( )といって、いわゆるお母さんのお腹のなかに子宮をつくって産むということがあります。実は子宮をつくったこと自体が、哺乳類がここまで繁栄できた理由の1つだ、と言っている方もいます。
さて( )には何が入るでしょう。答えは以下にてご確認ください。
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=3269&referer=push_mm_quiz
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編集後記
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皆さま、今回のメルマガ、いかがでしたか。編集部の加藤です。
さて、今週火曜日(9月6日)に開催されました小原雅博先生(東京大学名誉教授)のウェビナーですが、たくさんの皆さまにご参加いただきました。この場を借りて感謝申し上げます。まことにありがとうございました。
今後もこういった会員の皆さまがご参加できる貴重な機会をいろいろと企画していきたいと考えております。このメルマガでも随時ご案内いたしますので、ご期待ください。
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