「歌」が物語る日本のこころ
和歌は「日本のこころ」。「和歌」の始まりはスサノオだといわれるほど、長い歴史を誇る詩文学です。日本人として、ぜひその教養を身につけておきたいもの。短い言葉に託した日本人のこころの物語に、『古今和歌集(仮名序)』『万葉集』『百人一首』『金槐和歌集』などから迫ります。
更新日:2023/11/17

『古今和歌集』仮名序とは…日本文化の原点にして精華

『古今和歌集』仮名序を読む(1)日本文化の原点となった「仮名序」

「やまとうたは、ひとのこころをたねとして」と始まる『古今和歌集』の「仮名序」は、歴史を超えて人の心に響く名文として名高い。著者は撰者の一人である紀貫之。ここでは、日本最初の勅撰和歌集である『古今和歌集』の編纂宣...
収録日:2023/07/05
追加日:2023/11/15
渡部泰明
東京大学名誉教授

『万葉集』はいかなる歌集か…日本のルーツと中国の影響

万葉集の秘密~日本文化と中国文化(1)万葉集の歌と中国の影響

4516首、全20巻からなる『万葉集』は日本最古の歌集として知られているが、具体的にどのような性質をもつ書物なのだろうか。詠まれた歌の内容を見ても日本文化のルーツがそこにあるのは確かだが、丁寧に見ていくと中国文明の影...
収録日:2022/09/13
追加日:2023/03/14
上野誠
國學院大學文学部日本文学科 教授(特別専任)

『百人一首』の歌が選ばれた理由とは?今も残る3つの謎

百人一首の和歌(1)謎の多い『百人一首』

漫画「ちはやふる」の影響で、若い世代にもブームを続ける『百人一首』。日本人なら誰もが知っている古典の代表作品だが、「実は謎がたくさん隠されている」という説もある。奥深い『百人一首』の和歌について、日本文学研究者...
収録日:2018/04/02
追加日:2018/06/16
渡部泰明
東京大学名誉教授

スサノオなしに日本の祭も歌もなかった

世界神話の中の古事記・日本書紀(5)『古事記』の中のスサノオ像

スサノオはスクラップ・アンド・ビルド、つまり世界を展開させていく破壊的な役割を果たすと同時に、世界をつくり上げていく役割も果たす、一番のキーとなる神様だと鎌田東二氏は言う。また、「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八...
収録日:2020/10/05
追加日:2021/05/01
鎌田東二
京都大学名誉教授

「源実朝は文弱」は誤解…『金槐和歌集』に込めた想いとは

源氏将軍断絶と承久の乱(6)源実朝の政と和歌

源実朝を歌人として知る人も多いだろう。和田合戦直後に彼が編んだ『金塊和歌集』は後世の評価も高い。だが、それだけに実朝を「文弱」と指摘する傾向も続いてきた。しかし、和歌は幕府のトップとして朝廷のトップと渡りあう彼...
収録日:2022/07/13
追加日:2022/10/16
坂井孝一
創価大学文学部人間学科 教授

無耳法師となった明恵の過激、秘めた切なる想いとは

【入門】日本仏教の名僧・名著~明恵編(2)無耳法師の「賛」と和歌

明恵は両親を早く亡くして仏門に入ったことから、釈尊を父と崇め、「仏眼仏母」の仏画を母と慕い続けた。また、自らの美貌が修行の妨げになることを気遣い、右耳を削ぎ落として「無耳法師」と名乗ったという過激な経歴の持ち主...
収録日:2020/09/30
追加日:2021/10/29
賴住光子
東京大学名誉教授

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