ブラジルの繁栄と転落
BRICsのトップを走っていたブラジルが今、低迷期に入ったといわれている。アメリカによる金融緩和縮小の影響もあり、貯蓄率が低下、海外から大規模な直接投資が必要となっているからだ。ブラジル初の女性大統領ジルマ・ルセフ氏に構造改革への期待が高まったが、いまだ進展は見られない。ブラジルはこのまま衰退していくのか。いや、決してそんなことはない。ブラジルには依然として大きな可能性があると、千葉商科大学学長・島田晴雄氏は明言する。その理由は、転落しても必ず復活してきた歴史を持つブラジルの復元力にある。では、長年深い関係を築いてきた日本はどんな役割を果たすべきなのか。島田氏が、ブラジルの歴史をたどりながら、両国の将来を展望する。  また、この特集では、島田氏が実際に訪問して感じたブラジルについて語る講義も収録。不況にあえぎ、「犯罪立国」というジレンマをかかえる問題だらけのブラジルも、島田教授の眼を通せば、可能性に満ちた学ぶべき国になる。
更新日:2015/6/15

クビチェック大統領が築いた「ブラジリア」は人類史的偉業

ブラジルの繁栄と転落(1)ブラジリアと軍政時代

BRICsのトップと言われたブラジルが低迷段階に入ったと言われている。しかし、ブラジルには復元力があると語る島田晴雄氏。繁栄と転落の歴史の中で、ブラジル経済がいかに復活を遂げていったのか。シリーズ前編となる今回...
収録日:2014/04/10
追加日:2014/06/12
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

カルドーゾ、ルーラ政権と続いたブラジルの繁栄

ブラジルの繁栄と転落(2)民政移管後の大復活と債権国への道

繁栄と転落の歴史をたどりながら、ブラジルの復元力に迫るシリーズ後編。驚異的な高度成長を遂げた軍政時代の後、転落と復活のなか、今日に至った経緯を追いながら、ブラジルが将来、世界の牽引役を担う可能性に追う。
収録日:2014/04/10
追加日:2014/06/12
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

元ペトロブラス社長が憂慮する日伯相互理解の欠如

ブラジルと日本の問題点~ブラジル2世・植木茂彬氏からの進言~

「このままでは本当の先進国になるはずがない」と、ブラジルの現状を憂慮するブラジル2世の植木茂彬氏。軍政時代、エネルギー大臣を務め、深海5000メートルの採掘事業を進めるペトロブラスの社長でもあった植木氏に、ブラ...
収録日:2014/04/10
追加日:2014/06/19
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ブラジル的楽観性をもって将来を展望せよ!

日本とブラジルの将来に向けて~何を学び合えるか?

歴史的に深い関係を築いてきた日本とブラジル。日本がブラジルに提供できるものが多々あるのはもちろんだが、ブラジルから日本が学べるものもまた、決して少なくない。双方何を学び合い、教え合い、そして手を取り合って何を世...
収録日:2014/04/10
追加日:2014/06/19
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

ブラジルは21世紀を代表する成長国で非先進国のリーダー

ブラジル訪問に学ぶ(1)「犯罪立国」ブラジルの問題と底力

島田晴雄氏は、日本が学ぶべき点があるとしてブラジルとアゼルバイジャンに注目しており、2014年前半に両国を訪問した。現地での見聞から学び、日本の将来を考える、シリーズ講演前半のブラジル篇第1話目。(2014年1...
収録日:2014/10/02
追加日:2014/12/05
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

カルドーゾ大統領とルーラ大統領によるブラジルの発展

ブラジル訪問に学ぶ(2)ブラジルを頂点に導いた二人の大統領

軍政からオイルショックを経て民政移管。その後、2000パーセントに及ぶインフレ率が一気に1桁台に収束。どん底と頂点を繰り返し経験しながら、ブラジルはその存在感を高めていく。奇跡の逆転劇を可能にした二人の偉大な大...
収録日:2014/10/02
追加日:2014/12/23
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

エンブラエルやペトロブラスにみるブラジル企業の多様性

ブラジル訪問に学ぶ(3)ブラジルの復元力の源は「多様性」と「明るさ」

日本から見れば地球の反対側に位置するブラジル。しかし、ブラジルと日本の間には地理的なものだけではなく、いくつもの「正反対」が存在する。その中にこそ、日本の問題を打開するヒントがある! 島田晴雄氏が実際に見聞きし...
収録日:2014/10/02
追加日:2015/01/05
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

関連特集

「時代の大転換期」の選挙に考える

いま、まさに「時代の大転換期」です。この大転換期の選挙で、私たちは何を考え、いかに選択すべきなのでしょうか。個々の政策論などは、…

更新日:2026/1/30

歴代大河ドラマを学ぶ

NHKの大河ドラマは、もちろんドラマではありますが、歴史への関心を大いに高めてくれます。テンミニッツ・アカデミーでは、ドラマの時代考…

更新日:2026/1/2

キリスト教を深掘りしてみる

世界の人口の約3分の1がキリスト教徒といわれます。しかも、現代社会の制度的基盤となっている西洋文明は、やはりキリスト教がわからなけ…

更新日:2025/12/19

歴史を探る、歴史を活かす

自分自身の人生を生きられるのは1度きり。しかし、歴史を探っていけば、何通りもの人生を追体験できるし、無尽蔵のヒントを得ることができ…

更新日:2025/11/21

「中国の本質」と日本の未来

中国の「表層」を眺めるだけでは、何が真の問題かが見えてきません。そして、中国の本質とはいかなるものなのかが見えてこなければ、近未…

更新日:2025/9/26

良きリーダーこそが未来を拓く

リーダーの良し悪しで、「幸せな未来」になるか「不幸せな未来」になるか、まことに大きく左右されてしまう……。そのことを、もしかすると…

更新日:2025/8/29

その他の特集

「幸福」をつかむためのヒント

「幸福」になりたい。誰しもの願いではありましょう。しかし、幸福になれるかどうかは、実は自分自身の気づきや心がけや生活習慣の問題で…

更新日:2026/1/16

令和7年 人気ランキングBest10

令和7年も、テンミニッツ・アカデミーをご愛用いただき、まことにありがとうございました。振り返れば今年も、本当に色々なことがありまし…

更新日:2025/12/5

誤解?バイアス?「理解する」の不思議

私は本当に「理解」できているか? 「間違えた理解」をしていないか?――考えれば考えるほど、人間はどうやって理解するのか不思議に思え…

更新日:2025/11/7