テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
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齋藤純一

齋藤純一

さいとうじゅんいち

早稲田大学政治経済学術院政治経済学部教授
1958年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。専門はアーレント、規範的政治理論。横浜国立大学経済学部教授などを経て、2004年より早稲田大学政治経済学部教授。元日本政治学会理事長。
著書に『公共性』『自由』『政治と複数性――民主的な公共性にむけて』(以上、岩波書店)、『不平等を考える――政治理論入門』(ちくま新書)、共著に『公共哲学』(放送大学教育振興会)、『公共哲学入門』(NHK出版)など。
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危機のデモクラシー…公共哲学から考える (全6話・5話配信中)

収録日:2024/09/11
追加日:2025/03/28

デモクラシーは大丈夫か…ポピュリズムの「反多元性」問題

危機のデモクラシー…公共哲学から考える(1)ポピュリズムの台頭と社会の分断化

追加日:2025/03/28
ショーヴィニズム(排外主義)、反エリート主義、反多元性を特徴とする政治勢力が台頭するなどポピュリズムと呼ばれる動きが活発化する中、「デモクラシーは大丈夫なのか」という危惧がかなり強まっている。アメリカのトランプ大統領...

デモクラシーとエリート主義の限界…立憲主義と共和主義

危機のデモクラシー…公共哲学から考える(2)民意は本当に反映すべきか

追加日:2025/04/04
有権者の民意を等しく反映するデモクラシーは一見、望ましく思われるが、本当にそうなのだろうか。「専門家集団や特定のエリートが政治を主導すべきだ」という議論はさまざまにある。そうした意見、批判を参照しながら、デモクラシー...

いま学ぶべきカントの挑戦~なぜ「公開性」が重要なのか

危機のデモクラシー…公共哲学から考える(3)カントの公共性論

追加日:2025/04/11
18世紀後半の大哲学者イマヌエル・カントは、権威主義的だった当時の政治状況に対して「啓蒙」の議論を皮切りに批判を展開した。カントが理想とした、市民がともに考え、それぞれの幸福を追求していくための公共性とはいかなるものか...

ハンナ・アーレントが追及した「政治における嘘」の問題

危機のデモクラシー…公共哲学から考える(4)アーレントの公共性論

追加日:2025/04/18
ユダヤ人の女性哲学者ハンナ・アーレントは、ナチス政権下ドイツの状況から公共性の本質について思考した。他者から切り離され、孤立した存在としての「大衆」が生み出す全体主義に対して、アーレントが示した公共性論とは。複数性、...

共生への道…ジョン・ロールズが説く「合理性と道理性」

危機のデモクラシー…公共哲学から考える(5)共存・共生のための理性

追加日:2025/04/25
フェイクが含まれた情報や陰謀論が跋扈する一方、多様性が尊重されるようになり多元化する人々の価値観。そうした現代社会で、いかにして私たちはともに公共性を保って生きていけるのか。多様でありながらいかに共存・共生できるか。...

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