なぜ空海が現代社会に重要か――新しい社会の創造のために エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(1)サイバー・フィジカル融合と心身一如 追加日:2025/11/12 現代社会にとって空海の思想がいかに重要か。AIが仕事の仕組みを変え、超高齢社会が医療の仕組みを変え、高度化する情報・通信ネットワークが生活の仕組みを変えたが、それらによって急激な変化を遂げた現代社会に将来不安が増大して... 脳内の量子的効果――ペンローズ=ハメロフ仮説とは エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(2)量子論と空海密教の本質 追加日:2025/11/13 「ワット・ビット連携」の概念がある。これは神経と血管の関係にも似ており、両者が密接に関係するところから、それをもとに人間の本質について考察していくことになる。また、中村天風の思想から着想を得て、人間の心には霊性心、理... 近代医学はもはや賞味期限…日本が担うべき新しい医療へ エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(3)医療の大転換と日本の可能性 追加日:2025/11/19 ますます進む高齢化社会において医療を根本的に転換する必要があると言う長谷川氏。高齢者を支援する医療はもちろん、悪い箇所を見つけて除去・修理する近代医学から統合医療への転換が求められる中、今後世界の医学をリードするのは... 密教の世界観は全宇宙を分割せずに「つないでいく」 エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(4)全てをつなぐ密教の世界観 追加日:2025/11/20 岡本浩氏、長谷川敏彦氏の話を受けて、今回から鎌田氏による講義となる。まず指摘するのは、空海が説く『弁顕密二教論』の考え方である。この著書で空海は、仏教の顕教は「中論」「唯識論」「空観」など世界を分割して見ていく傾向が... 雄大で雄渾な生命の全体像…その中で点滅する個々の生命 エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(5)『秘蔵宝鑰』が示す非二元論的世界 追加日:2025/11/26 全ては光だと説く空海が、なぜその著書『秘蔵宝鑰』で、「死に死に死に死んで死の終りに冥(くら)し」と書いたのか。『秘蔵宝鑰』については、以前のテンミニッツ・アカデミー講義でも解説したが、そこから半年かけてこの書を読み返... 命は光なのだ…曼荼羅を読み解いて見えてくる空海のすごさ エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(6)曼荼羅の世界と未来のネットワーク 追加日:2025/11/27 最終話では、金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅を読み解いていく。鎌田氏は、この2つの曼荼羅は「粒子性」と「波動性」だという。そして空海は、この2つの曼荼羅や『秘蔵宝鑰』の冒頭の詩を通じて「命は光なのだ」ということを明示していた...
日本のエネルギー政策を「デジタル戦略」で大転換しよう 日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(1)電動化で起こる「カンブリア爆発」 追加日:2024/04/13 「カーボンニュートラル」に代表されるように、持続可能なエネルギー活用を目指す動きは世界的に加速している。特に東日本大震災以降、日本でもエネルギー問題は課題となっている。では日本は、どのようなエネルギー戦略を構築してい... カーボンニュートラル社会に必要な「発想の逆転」とは 日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(2)電力の需給バランス 追加日:2024/04/20 これからの社会では、電力化の進展によるモビリティやロボットの「カンブリア爆発」によって、電力の消費量も増えていくことも予想される。そのような社会を支える電力をいかにサステナブルに供給するかが重要な課題となるが、現在の... 日本は再エネが難しい!?再エネ比率が高い国との相違点 日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(3)電力の部分最適と全体最適 追加日:2024/04/27 サステナブルな電力の供給と消費が求められる現代社会。太陽光発電のように電力の生産拠点が多元化する中で、それぞれの電力需給と国全体の電力需給のバランス調整が喫緊の課題となっている。実はヨーロッパなどの「再エネ比率」が高... 生成AIの規模拡大で急増する世界的エネルギー事情 日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(4)エネルギーにおける「神経と血管」 追加日:2024/05/04 AI技術の急速な発展と需要の拡大で、これからさらに世界的に電力消費が増えていくことが予想される。デジタルインフラを支える電力がますます必要とされる中で、カーボンニュートラルなエネルギー供給をいかにして安定的に行うかがこ... 時空間を自由に移動!分散化で期待される電力消費の冗長性 日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(5)デジタルインフラと電力のこれから 追加日:2024/05/11 人体における神経と血管の相互補完関係のような、デジタルインフラと電力供給網の密接な関係はいかに構築できるのか。既存の電力設備を活用する最もシンプルな方法や、消費者の近くに点在するデータセンターを活用した、分散型の新し... EVが電気を運ぶ…モビリティの変化と非常時のレジリエンス 日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(6)モビリティとエネルギーの融合 追加日:2024/05/18 現在、電気自動車(EV)の開発、普及が急速に進んでいる。それはつまり、道路上で車が電気を運んでいるということを意味する。これからのサステナブルな電力供給を考える上で、この状況は重要な意味を持っている。リアル空間のモビリ... 地域間の不均衡解消、電力移動を可能にする「3つの階層」 日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(7)電力供給の「3つの階層」 追加日:2024/05/25 カーボンニュートラルな再生可能エネルギーを生み出す技術は、すでに確立されつつある。問題は、それをいかにして社会に実装し、使用率を高めるかである。分散型の電力供給が前提となる中で、地域間や消費者間の電力移動を可能にする... 地熱、洋上、潮汐…地理的特性を生かした発電方法の可能性 日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(8)グローバル連携と洋上、地熱 追加日:2024/06/01 世界的な課題であるエネルギー問題を解決するため、日本国内でサステナブルな電力を無駄なく運用するというローカル的な考え方とともに、グローバルに世界連携をつくるということを考える必要がある。そこで今回の講義では、光ファイ... 営農型太陽光発電…これからの電力と農業のあり方を考える 日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(9)農業と太陽光発電 追加日:2024/06/08 カーボンニュートラルな発電法としてなじみ深いのが太陽光発電だが、山林や田畑を切り崩して太陽光パネルを設置することへの批判もある。しかし、農地の屋根として太陽光パネルを活用することで、環境にも農業にも有益な運用が可能に...
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