エネルギーと医学から考える空海が拓く未来
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
脳内の量子的効果――ペンローズ=ハメロフ仮説とは
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(2)量子論と空海密教の本質
「ワット・ビット連携」の概念がある。これは神経と血管の関係にも似ており、両者が密接に関係するところから、それをもとに人間の本質について考察していくことになる。また、中村天風の思想から着想を得て、人間の心には霊性心、理性心、本能心の階層構造があり、AIは理性心や本能心の拡張に過ぎないのではないかと言う岡本氏。さらにペンローズ=ハメロフ仮説から、空海の『十住心論』に結びついていく展開は非常に興味深い。第2話は前回に続く岡本氏による講義。(全6話中第2話)
時間:9分38秒
収録日:2025年3月3日
追加日:2025年11月13日
≪全文≫

●「メタ認知」で心と体をコントロールする


岡本 最近、私は「ワット・ビット連携」といっていまして、ワットは電力の世界で、ビットはデジタルとか通信の世界ですけれど、ワットとビットと何かバラバラにやっているのではなく、ワットとビットは連携するのです。要するに、神経と血管はすごく密着しているので、同じようにワットとビットも連携するという、そういう話をさせていただいています。

 それは今のような気づきから出てきているのと、その中で実はいろいろ考えていたわけですが、何でエネルギーと情報はここまで密接なのかとか、人間はそもそも何なのかと。特になぜそういうものを考えるようになるかというと、やはりAIができることがどんどん増えてきているので、人間とAIの差は何だろうということがあります。

 これはもちろん職業人としても、人間ができることをやって、あと人間がやらなくてもいいことはAIに任せようと思いますので、だから人間とAIの差は何なのか、AIはどこまで行くのかということが考えるテーマなのです。

 そのときに、例えば中村天風さんが言っているようなことをヒントに考えると、実は割と簡単に整理できると思ったのです。

 まず、心の中の階層みたいなことを考えていて、心に階層があったとすると、結局、いわばスピリチュアルといえばそうかもしれませんけれど、いわゆるスピリット、魂とか、意識というものがあって、それが実は心と体をコントロールしていると。

 よく皆さん、「メタ認知」などというと思うのですけれど、自分の心を観察できるということは、たぶん観察している心自体というのは別なのです。要するに、上から見ているというのは、自分で自分を観察できないということですから、これは矛盾になるので、たぶん1つ上から見ているわけです。

 では、それは何なのだと。それを天風さんはいわゆる「霊性心」と呼んでいるのですけれど、心は動物なので「本能心」、(つまり)生存のための本能心で、また人間には理性があるので、論理的な思考とかもできると。ただ、それは本来自分自身そのものではなくて、霊性心という、メタ認知している意識そのものがあって、それが自分の心と体をコントロールするのです。

 そうすると、AIは何をやっ...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
「幸福とは何か」を考えてみよう(1)なぜ幸せになりたいのですか
「幸福」について語り合う「哲学カフェ」を再現
津崎良典
『還暦からの底力』に学ぶ人生100年時代の生き方(1)定年制は要らない
仕事をするのに「年齢」は関係ない…不幸を招く定年型思考
出口治明
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
資本主義の再定義…哲学で考える(1)アダム・スミスの「市場と感情」
資本主義を哲学する…まずアダム・スミスの見えざる手と道徳感情論
中島隆博
プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(1)史上最大の問題作
全米TOP10大学の必読書1位が『ポリテイア(国家)』
納富信留
ラカンの精神分析~心の謎を解き明かす(1)精神分析の概念とその起源
なぜ心の病にかかるのか?ラカンの精神分析とその起源
斎藤環

人気の講義ランキングTOP10
資本主義の再定義…哲学で考える(4)共感としての見えざる手
利とは、義の和である…なぜ道徳的なふるまいが企業活動に重要か
中島隆博
戦前日本の「未完のファシズム」と現代(1)シラス論と日本の政治
独裁ができない戦前日本…大日本帝国憲法とシラスの論理
片山杜秀
死と宗教~教養としての「死の講義」(5)仏教の死:日本編
極楽往生、坐禅、法華経…日本人はいかに死を乗り越えるか
橋爪大三郎
日本の財政の真実を検証する(7)AIと長寿化&質疑応答
AI時代にこそ「熟達者の経験」が生きる&現状の日本経済の実情は
宮本弘曉
ラフカディオ・ハーン『神国日本』を読む(1)なぜ『神国日本』なのか?
ラフカディオ・ハーンが解明した「美しい日本」の秘密と未来
賴住光子
昭和の名将・根本博…台湾での恩義の戦い(1)危機の台湾への密航
「国共内戦」危機の台湾…根本博の密航と涙で迎えた中国人将軍
門田隆将
近現代史に学ぶ、日本の成功・失敗の本質(6)東條内閣で行われた行政改革
悲惨な末路につながった東條英機内閣での兼職と省庁再編
片山杜秀
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
編集部ラジオ2026(26)お盆とあの世を考える
【10min解説】特集で考える《お盆とあの世》の本質
テンミニッツ・アカデミー編集部
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎