日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
時空間を自由に移動!分散化で期待される電力消費の冗長性
日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(5)デジタルインフラと電力のこれから
岡本浩(東京電力パワーグリッド株式会社取締役副社長執行役員最高技術責任者/スマートレジリエンスネットワーク理事)
人体における神経と血管の相互補完関係のような、デジタルインフラと電力供給網の密接な関係はいかに構築できるのか。既存の電力設備を活用する最もシンプルな方法や、消費者の近くに点在するデータセンターを活用した、分散型の新しい電力消費のスタイルを提案する。(全9話中第5話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:11分37秒
収録日:2024年2月7日
追加日:2024年5月11日
≪全文≫

●すでにある電力設備にデジタルインフラを重ねる


―― そのような動きが一部あるということで、さらにお話を進めていただくとどういうことになりますか。

岡本 もう1つの事例です。神経と血管を密着させるといったわけなのですけれど、例えば、電力設備そのものにデジタルインフラを重ねてつくってしまうということが密着のいちばんシンプルなパターンなので、そういうパターンも考えられます。今見ていただいている(スライドの)絵でアンテナのようものが上のほうに出ています。

―― 「5G」と書いてあるところですね。

岡本 そうですね。これからだと5Gとか、あるいは6Gというものもあると思いますけれど、そういった高速な大容量の無線のサービスがこれからどんどん出てくると思うのです。その基地局装置(Base Band Unit)をどこに置くかということ(課題)があったとして、例えば、われわれの変電所に置いてしまえばいいのではないかということです。

―― なるほど。

岡本 当然、変電所に電気はあるわけです。その上で、変電所の中には通常、通信機械室があります。今までですと、通信のための装置を入れていたのですけれど、どんどん通信装置が小さくなってきて、けっこう大きな部屋があって、冷房も効いているのです。中はカラということはないのですけれど、かなり隙間が多いわけです。そういうところにサーバーを入れていって、そこに基地局装置をソフトウェアで入れると場所としては使えます。だから、電気がある場所の空きスペースの活用ができるというのが1つのメリットです。

 もともとそこから、例えば電柱とかいろいろな電気をお届けしている設備がありますけれど、そこまで電線と光ファイバーがもうすでにつながっているので、それをそのまま使う。例えば、電柱とか鉄塔でもいいのですけれど、そこにアンテナさえ置けばもう5Gなどができてしまうのではないかということです。

 なので、新たに全部これ(基地局装置)を置きに行くよりは、すでにあるものを使って、そこに重ねたほうが安くて速いのではないかというのが1つの着眼点なのです。

―― そういうことができてくると、具体的には、どういう社会になっていくということなのですか。

岡本 5Gあるいは6Gは、コストの問題があって、普及がまだまだこれからだと思うのですけれど、投...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
為替レートから考える日本の競争力・購買力(1)為替レートと物の値段で見る円の価値
ビッグマック指数から考える実質為替レートと購買力平価
養田功一郎
民主主義の本質(1)近代民主主義とキリスト教
なぜ民主主義が「最善」か…法の支配とキリスト教的背景
橋爪大三郎
戦略的資本主義と日本~アメリカの復活に学ぶ5つの提言
戦略的資本主義とは?日本再生へアメリカに学ぶ5つの提言
片瀬裕文
イラン戦争と終末論(1)イラン戦争の戦略的背景と米国の政策
なぜイラン戦争がこのタイミングなのか?戦略的背景に迫る
東秀敏
お金とは何か?…金本位制とビットコイン(1)お金の機能とその要件
お金の「3大機能」とは何か? そしてお金のルーツとは?
養田功一郎
米国派経済学の礎…ハミルトンとクレイ(1)ハミルトンの経済プログラム
フェデラリスト・ハミルトンの経済プログラム「4つの柱」
東秀敏

人気の講義ランキングTOP10
昭和の名将・樋口季一郎…キスカ・占守島編(4)「国のかたち」を守った男たち
全責任をかぶることを恐れず本義を貫く…樋口季一郎の決断と行動
門田隆将
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(4)注目されるタスクベース・アプローチ
AIは「まあまあの技術」?…タスクベース・アプローチでわかること
宮本弘曉
原因と結果の迷宮~因果関係と哲学(1)因果関係とは何なのか
原因と結果の迷宮―因果関係と哲学
一ノ瀬正樹
百人一首の和歌(1)謎の多い『百人一首』
『百人一首』の歌が選ばれた理由とは?今も残る3つの謎
渡部泰明
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
イラン戦争と終末論(1)イラン戦争の戦略的背景と米国の政策
なぜイラン戦争がこのタイミングなのか?戦略的背景に迫る
東秀敏
Microsoft Copilot~AIで仕事はどう変わるか(1)「生成AI」の画期性
「生成AI」実装の衝撃…人工知能の歴史と特長
渡辺宣彦
50代からの親の介護~その課題と準備(3)仕事と介護の両立のために
介護離職は最後の手段、介護休業制度を上手に活用すべし
太田差惠子
いま夏目漱石の前期三部作を読む(8)『門』の世界観と日本の近代化
伊藤博文暗殺…日本近代化で本当にいいことがあったのか
與那覇潤
ウェルビーイングを高めるDE&I(2)人と組織を取り巻く環境変化:後編
なぜ日本の幸福度は低すぎるのか?会社任せで失われる自律性
青島未佳