義足を魅せる!ー義足モデルによるファッションショー開催
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義足がチャームポイント、かっこいい…日本から世界へ発信
義足を魅せる!ー義足モデルによるファッションショー開催
臼井二美男(義肢装具士/切断者スポーツクラブ「スタートラインTokyo」創設者)
義肢装具士・臼井二美男氏の活動はスポーツだけでなく、ファッションの分野にも広がっている。今年7月には、昨年に続き能登半島の中能登町で「切断ビーナスショー」と題した義足のモデルによるファッションショーが開催された。義足を隠したり目立たなくしたりするのではなく、自分の個性が発揮できるツールにしていくことが、臼井氏の願いだ。
時間:6分09秒
収録日:2016年7月19日
追加日:2016年9月8日
≪全文≫

●織物の町からやってきた、ファッションショーのチャンス


 能登半島の真ん中あたりに中能登町というところがあります。織物の町なのですが、そこでは毎年、夏祭りのときにイベントを行っています。歌謡ショーやファッションショーなどをやったりしているそうですが、昨年そこからオファーがありました。どうやら『切断ヴィーナス』(越智貴雄著、白順社)という写真集を見たらしいのです。パラリンピックもあるし、中能登町の生地を使ってオリジナルで服を作るから、そのモデルさんたちを呼んで、ぜひファッションショーをやってほしいという依頼でした。

 そうして、昨年(2015年)の8月にやりました。『切断ヴィーナス』の写真集には11人のモデルが入っていますが、そのうちの5人が行きました。そこのオリジナルで、着物を作ったのですが、ステージで着物の裾のところをパッとめくると、足が見えるようになる工夫がしてありました。その時でお客さんが5,000人くらい来て、町としてはすごく好評でした。今年(2016年)もぜひやりたいということで、今年は7月30日に開催されました。


●義足がチャームポイントになる


 今までの義足は肌色でした。できるだけ目立たない色ということで、長年ずっと肌色だったのですが、最近では義足に柄を付けて個性を出すものも出てきました。この義足はご本人が持ってきた生地によるものです。好きな布を持ってきたら、そこに樹脂をしみ込ませて作ります。固まるとカチカチになってしまいますが、生地、布地をご自分で持ってきてもらえば、どんな生地でも大丈夫です。

 今まで義足は、「朝、履くのがすごく面倒くさい」「また履かなければいけないのか」といった感じで捉えられていました。しかし、義足も個性の一つですから、履く楽しみがあった方がいいということで、10年以上前から始めまして、そういったものを作る人がかなり増えてきました。

 特に今は、義足を見せてしまう人すら増えています。今までは、ほとんどカバーが付いていたのですが、それも外してしまうのです。カバーを外したまま電車に乗ったり、外を歩いたりする若い人が増えてきています。

 これにはおそらく、パラリンピックの影響などもあると思います。スポーツ選手が義足を履いたまま歩いたり、テレビの画面に出たりしています。今まで隠していたものを出すわけです。そうして...

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