老いない骨のつくり方
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
骨・軟骨を強くするために増やしたい栄養素、運動法
老いない骨のつくり方(5)骨を強くするためにできること
鄭雄一(東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻教授)
骨と軟骨の仕組みと健康常識の誤りが分かっても、日常に生かせなければ意味がない。そこで、「骨を強くするためにできること」には何があるか。東京大学工学系研究科・医学系研究科教授の鄭雄一氏の連続講義「老いない骨のつくり方」最終回では、今日から役立つ方法が熱く語られる。(全5話中第5話)
時間:11分03秒
収録日:2016年9月14日
追加日:2016年11月14日
≪全文≫

●日本人にはまだカルシウムが不足している


 今回は五番目ということで、いよいよ後半に入ってまいりました。では実際に、骨を強くするためにどんなことができるのかということです。骨と軟骨を強くするために、まず食事面でできることは、以下の栄養素に特に注意して、バランスよく摂取することです。

 具体的には、いっぱい書いてしまいましたが、まずカルシウム。これは乳製品に豊富に入っていますし、次いで魚類にも含まれています。牛乳、ヨーグルト、チーズもお勧めです。牛乳がたくさん飲めない人は、ヨーグルトやチーズを料理に取り入れるなど、ぜひ工夫してほしいと思います。

 日本人の栄養摂取を見ると、まだ不足している栄養素はカルシウムだけです。まだまだ取らないといけないので、意識的に取るようにしてください。

 次いで魚類からカルシウムを取るには、イワシの丸干しやしらすなどがいいです。他にも大豆製品、ゴマ、ヒジキ、小松菜などに、カルシウムは豊富に含まれています。

 カルシウムを取るときは、リンや食塩の取り過ぎに注意してください。リンや食塩は清涼飲料水やインスタント食品にたくさん入っています。リンは腸でカルシウムが吸収されるのを妨げてしまうので、いくらたくさんカルシウムを取っていても、インスタント食品を多く取っていると、体内に入ってこなくなるのです。また、食塩はカルシウムが体から出ていくのをどんどんと促進させるため、せっかく取ったカルシウムが無駄になってしまうのです。

 ビタミンDは、腸からのカルシウム吸収に重要です。これは皮膚でつくることができます。牛乳やシイタケなどにも入っていますので、普通に食事をしていて、適度に日光も浴びていれば、それほど不足することはないと思います。


●プロテインドリンクはがぶ飲みしても無駄


 たんぱく質については、何かがいいということではなく、穀類、豆類、肉類を組み合わせて、必須アミノ酸をきちんと取ることが大切です。「何か1種類だけ」というのは止めてください。というのは、必須アミノ酸のバランスがそれぞれみな違うからです。だから、混ぜて取ることが重要です。

 たんぱく質だけを取って炭水化物を全然取らない人がよくいますが、たんぱく質をアミノ酸にするにはエネルギー源も必要です。炭水化物を減らすのは構いませんが、全然取らないとかえって非効率です。ご飯も...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「健康と医療」でまず見るべき講義シリーズ
驚異の味噌パワー
味噌で免疫力向上、がん抑制、放射能除去…発酵食品の効果
小泉武夫
生活習慣病予防に~健診結果の正しい読み方(1)データから生活習慣を考える
内臓脂肪がなぜ増えた?データから考えるリスクファクター
野口緑
睡眠:体、脳、こころの接点(1)睡眠とは?
なぜ睡眠は生きるために必要?脳にある覚醒中枢と睡眠中枢
尾崎紀夫
今どきの若者たちのからだ、心、社会(1)ライフヒストリーからみた思春期
なぜ思春期は大事なのか?コホート研究10年の成果に迫る
長谷川眞理子
「人生100年時代」の抗加齢医学と前立腺ガンの予防
前立腺ガンの進行を止めるための三次予防
堀江重郎
飽食時代の「選食」のススメ(1)選食の提唱と「食の多様性」
肥満、認知症、低栄養…飽食の時代に大事な「選食力」3カ条
堀江重郎

人気の講義ランキングTOP10
日本の財政の真実を検証する(4)日本の台所事情と財政の本義
「1秒間に41万円?」…この数字はいったい何を意味するか?
宮本弘曉
老子の神髄(7)『老子道徳経』「去用第四十」
緊張や怒りをコントロールするには?老子に学ぶ精神と肉体の関係
田口佳史
天皇のあり方と近代日本(1)「人間宣言」から始まった戦後の皇室
皇室像の転換…戦後日本的な象徴天皇はいかに形成されたか
片山杜秀
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
高市政権の進むべき道…可能性と課題(1)高市首相の特長と政治リスク
歴史的圧勝で仕事人・高市首相にのしかかるリスク要因
島田晴雄
編集部ラジオ2026(22)「中国古代史」特集紹介!
【10min解説】「中国古代史という知の宝庫」特集の各話紹介
テンミニッツ・アカデミー編集部
インフレの行方…歴史から将来を予測する(1)インフレの具体像を探る
インフレの行方…270年の歴史に学ぶ物価高騰期の特徴と教訓
養田功一郎
中国史概説~『皇帝たちの中国』を読む(3)全皇帝の4分の3は「非漢族」
6000万人の漢人が、三国志の戦乱後に400万人台に…衝撃の人口変動
宮脇淳子
こどもと学ぶ戦争と平和(1)私たちに必要な想像力と戦争体験
なぜ戦争が起こるのだろう…大切なのは想像力と生の声
小原雅博