ニューメディアの誕生:マルティン・ルターの宗教改革にかかわらしめて
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
マスメディアとニューメディアの違い
ニューメディアの誕生:マルティン・ルターの宗教改革にかかわらしめて
島田晴雄(慶應義塾大学名誉教授/テンミニッツ・アカデミー副座長)
私たちが始めたこのニューメディアは、既存のマスメディアとは対極にあり、それはマルティン・ルターの宗教革命にも匹敵するものである。社会変革は、一人の視聴者に心を込めて伝えようとするメディアから始まる。
時間:16分46秒
収録日:2013年9月12日
追加日:2014年2月24日

●ニューメディア誕生にあたり


 皆さんこんにちは、島田晴雄です。

 今日から、私の親友の神藏孝之さんが、ドコモ社と協力をして、私の尊敬する小宮山先生の総合プロデュースのもとで、新しいメディアを作ることになりました。

 私としては、このメディアに登場するのは今日が皮切りなので、一つ皮切りにふさわしいテーマのお話をしたいと思います。テーマとしては、「ニューメディアの誕生:マルティン・ルターの宗教革命とかかわらしめて」というお話しをしたいと思います。


●マスメディアとニューメディアの違い


 皆さんがお聞きになっているこのメディアは、全く新しいメディアで、私どものようなオピニオンリーダーや学者など、そういう人たちが何人か登場して、彼らが思っていることを割にしっかりと皆様にお伝えをします。皆様はそれを聞いて、それぞれいろいろとご判断をされ、勉強もされ、いろいろな感想をお持ちになると思います。

 これはなぜ新しいかと言うと、マスメディアとは全く違うからです。マスメディア、特にテレビというのは何百万人も視聴者がおられて、非常に限られた時間の中でいろいろなコンテンツがあります。その中に私どものようなコメンテーターや学者やオピニオンリーダーなど、そういう人が呼ばれて、いろいろとお話しすることもありますが、大概1時間か2時間はインタビューを受けるのです。そして、さあ「来週の火曜に放送があります」と言われ、見てみますと、長くて10秒、しかもいろいろな解説がついて、話している本人は、「確かにあれは言ったけれども、全体の流れの中で一言言ったのであって、あれでは意思が伝わっていない」「それで聞いている人に事態が伝わるのか」と思うことが実は多いのです。

 この、今、皆さんがお聞きになっている、ご覧になっているこのメディアは全く違います。これは、皆さんが個人個人でご選択をなさったので、多分、私はまた数分話をしますが、数分の話が終わるまで、聞いて下さるのではないかと思います。こういうことは、これまで何万人も何十万人も相手にした場面では有り得なかったことなのです。

 ですから、このメディアはきっといろいろな意味を持ちます。そして、これまでは、マスメディアからしか情報を得ることが出来なかった社会が、私どものこのようなメディアから、「ちょっと違うぞ、何か深いことを聞いたぞ」「何だ、そういう...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
楽観は強い意志であり、悲観は人間の本性である
これからの時代をつくるのは、間違いなく「楽観主義」な人
小宮山宏
プラトン『ソクラテスの弁明』を読む(1)真実の創作
プラトンの『ソクラテスの弁明』は謎多き作品
納富信留
「自分をコントロールする力」の仕組み(1)自制心と目標の達成
自制心の重要性…人間は1日4時間も何かを「欲求」している
森口佑介
日本人が知らない自由主義の歴史~前編(1)そもそも「自由主義」とは何か
消極的自由と積極的自由?…なぜ自由主義がわかりづらいか
柿埜真吾
『「甘え」の構造』と現代日本(1)「甘え」のインパクト
『「甘え」の構造』への誤解…甘えはダメなものなのか?
與那覇潤
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(1)AIに置き換わる仕事と人間がやる仕事
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か…人間がやるべきこととは?
橋爪大三郎

人気の講義ランキングTOP10
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(2)教義の宗教と覚りの宗教
キリスト教は教義の宗教、仏教は覚りの宗教…仏教はなぜ普遍宗教か
橋爪大三郎
徳川将軍と江戸幕府~井伊直弼編(1)桜田門外の変と井伊直弼の人物像
「桜田門外の変」の謎…井伊直弼の警護に問題はなかったのか
山内昌之
もののあはれと日本の道徳・倫理(1)もののあはれへの共感と倫理
本居宣長が考えた「もののあはれ」と倫理の基礎
板東洋介
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
編集部ラジオ2026(28)自由喪失の危機に考えるハイエク-1
斎藤幸平氏に物申す…自由喪失の危機に読みたい自由主義の近現代史
テンミニッツ・アカデミー編集部
デカルトの存在論に学ぶ(1) 「我思う、ゆえに我在り」
「我思う、ゆえに我在り」はデカルトの専売特許ではない
津崎良典
原因と結果の迷宮~因果関係と哲学(6)不在因果の問題
不作為(◯◯しなかったこと)の原因は無限に拡散する
一ノ瀬正樹
資本主義の再定義…哲学で考える(6)「学ぶ」ことの本質と道徳の問題
「一人で悟るのは危険だ」…学ぶことの本質と日本の役割とは?
中島隆博
中国春秋戦国時代と始皇帝(序)映画『キングダム』の中国史監修
中国古代史の真実と『キングダム』…史実がわかれば物語はもっと面白い
鶴間和幸
日本の財政の真実を検証する(7)AIと長寿化&質疑応答
AI時代にこそ「熟達者の経験」が生きる&現状の日本経済の実情は
宮本弘曉