教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
鶴見太郎(東京大学大学院総合文化研究科 地域文化研究専攻 准教授)
4.金融業にユダヤ人が多い理由、そして大国興亡史の裏面のユダヤ人
2026年4月20日配信予定

5.ユダヤ人迫害を生んだ「権力者・ユダヤ人・民衆」の三者関係
2026年4月21日配信予定
6.ユダヤ人を巡る「陰謀論」の裏を読む…ロシア革命とユダヤ人
2026年4月27日配信予定
7.歴史の中のユダヤ人大量虐殺…ポグロムとホロコーストの違い
2026年4月28日配信予定
8.タイトル未定
2026年5月4日配信予定
9.タイトル未定
2026年5月5日配信予定
講義一覧を見る▼
ユダヤ人とはいったい誰のことなのか。ユダヤ教とはどのような宗教なのか。彼らはどんな歴史をたどってきたのか――「世界史の教養」として知っておくべき、これらの重要な問いに対して、私たち日本人にはうまく答えられないという現実があるのではないだろうか。そこで今回のシリーズ講義ではそれらに答える形で、サントリー学芸賞(2025年)、新書大賞(2026)第2位に輝いた『ユダヤ人の歴史』(中公新書)の著者・鶴見太郎氏に、著書を参照しながら分かりやすく丁寧に解説いただいた。まず第1話では、「ユダヤ人とは誰か」「ユダヤ人と世界の歴史とは」「ユダヤ教とは」という概論を解説いただく。(全9話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
時間:15分06秒
収録日:2025年12月5日
追加日:2026年4月13日
≪全文≫

●ユダヤ人の全体像を知る


―― 皆さま、こんにちは。今回は鶴見太郎先生に「ユダヤ人の歴史」についてお話を伺います。先生、どうぞよろしくお願いいたします。

鶴見 よろしくお願いします。

―― こちらの『ユダヤ人の歴史-古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』(鶴見太郎著、中公新書)ですが、ユダヤ人ということで、それこそドイツのホロコーストがあったりとか、差別問題があったり、その半面、逆に陰謀論みたいなものがあったりして、いろいろな情報が来てしまうところもあると思うのです。

 一方で、日本人からするとやや身近でないというところもあって、いろいろな誤解も生じがちだと思うのです。このご本を出されて、そのあたりのご反響というか、何か印象深いことはございましたか。

鶴見 ユダヤ人についてまったく聞いたことがないという方はいない一方で、だいたい断片的にしか知らなかったという方がほとんどです。それは世界史の教科書でも最初のほうと、ホロコーストぐらいの時期、あるいはイスラエル建国とシオニズムみたいなもの、あと中東戦争です。そこにしか出てこないので、その間何をやっていたのかとか、全体像というのが全然分からなかった中で、1冊でそこがスッキリ分かったという感想が一番多かったかなと思います。

―― 例えば、一般的なイメージでいうと、(ユダヤ人は)差別されますよ、みたいなイメージもあれば、一方で、金融系で多いですねとか、商業が多いとか、お金持ちが多いとか、そういうイメージもあります。それがどういう歴史的背景なのかというのもこの本を読むとすごく(分かりますよね)。

鶴見 そうですね。歴史とか社会、世界の中で目立つ局面があるのがユダヤ人なのですけれど、最近でいうとイスラエル関連で非常に目立っているわけです。どうしても目立つところだけで判断しがちになってしまうので、例えば金融関係も確かに金融業者、ユダヤ人の世界の中での人口が少ない割には金融関係でユダヤ人はそれなりにいるということはあるのです。でも、ユダヤ人全体の中で金融をやっている人は本当にごく一部なのです。ですから、そこだけ見て、ユダヤ人全体を判断するというのはかなり、本当はずれてしまう話なのです。


●キリスト教徒の間で流布する陰謀論…古典に見るユダヤ人差別


―― ユダヤ人の差別ということを考えたときに、この『ユダヤ人の...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「歴史と社会」でまず見るべき講義シリーズ
イスラエルの歴史、民族の離散と迫害(1)前編
古代イスラエルの歴史…メサイア信仰とユダヤ人の離散
島田晴雄
最初の日本列島人~3万年前の航海(1)日本への移住 3つのルート
最初の日本列島人はいつ、どうやって日本に渡ってきたのか
海部陽介
百姓からみた戦国大名~国家の本質(1)戦国時代の過酷な生存環境
戦国時代、民衆にとっての課題は生き延びること
黒田基樹
「Fukushima50」の真実…その素顔と誇り(1)なぜ日本人は突入できたのか?
福島第一原発事故…日本の危機と闘った吉田昌郎と現場の人々
門田隆将
概説・縄文時代~その最新常識(1)縄文時代のイメージと新たな発見
高校日本史で学んだ縄文時代のイメージが最新の研究で変化
山田康弘
歌舞伎はスゴイ(1)市川團十郎の何がスゴイか(前編)
歌舞伎の魅力とサバイバル術…市川團十郎の歴史から考える
堀口茉純

人気の講義ランキングTOP10
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
ユダヤ神話の基本を知る
ユダヤ教の神話…天地創造、モーセの十戒、死後の世界
鎌田東二
編集部ラジオ2026(9)「トランプ大統領」の視点・論点
【テンミニッツで考える】「トランプ大統領」をどう見るか?
テンミニッツ・アカデミー編集部
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
イスラエルの歴史、民族の離散と迫害(1)前編
古代イスラエルの歴史…メサイア信仰とユダヤ人の離散
島田晴雄
イスラエルの現況と日本(1)危機感と技術開発
「スタートアップ・ネーション」イスラエルを知るために
島田晴雄
日本人とメンタルヘルス…心のあり方(6)日本人の当たり前と山本七平の違和感
日本の異様さ…フィリピンから復員した山本七平が驚いたこと
與那覇潤
禅とは何か~禅と仏教の心(1)アメリカの禅と日本の禅
自発性を重んじる――藤田一照師が禅と仏教の心を説く
藤田一照
近代イスラエルの誕生:その苦闘の背景(1)
イスラエルの歴史を学ぶ~シオニズム運動と英国の三枚舌
島田晴雄
万葉集の秘密~日本文化と中国文化(1)万葉集の歌と中国の影響
『万葉集』はいかなる歌集か…日本のルーツと中国の影響
上野誠