Q.なぜ政治家を志したのか
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
浅沼稲次郎暗殺事件が政治を意識した一番の源流
Q.なぜ政治家を志したのか
野田佳彦(衆議院議員/第95代内閣総理大臣)
政治家を目指す過程における契機や志の変遷について、野田佳彦が語る。
時間:2分52秒
収録日:2013年11月6日
追加日:2014年3月6日
カテゴリー:
政治家を目指す志に関わる部分だと思いますが、これにはいくつか変遷があります。
なんとなく政治が気になっていたのは、ずっと子供の頃からです。これは信じてもらえないかもしれませんが、私は昭和32年の5月生まれなのですが、初めて政治を意識したのが昭和35年の10月でした。当時の社会党の委員長の浅沼稲次郎さんが、日比谷公会堂で右翼の少年に刺されて亡くなるというニュースが、私が3歳半のときに白黒テレビでずっと流れていまして、今は亡くなったお袋に「なぜあのおじさんは殺されたの?」と聞いたときに、「政治というのは大変な仕事なのよ」と言われた記憶があるということが一番の源流なのだと思います。
保育園に通っているときにはジョン・F・ケネディの暗殺があって、内外ともに政治家というのは、命を賭けるような、ものすごく大変な仕事だというイメージがありました。その怖い世界が見たかったのだと思いますが、保育園で親子面談があって「将来何になりたいの?」と聞かれたときに「内閣総理大臣」と答えました。これが原点のようなもので、怖いもの見たさというか、ものすごく大変な仕事なのだと思っていました。でも、世のため人のためになるのだというイメージがあったのです。
しかし、物心がついてくればくるほど、身近でそんな命を賭けて世のため人のためというよりも、ロッキード事件や田中金脈問題があったり、私の出身は千葉県ですけれども、千葉県にもいろいろな金権風土を象徴する事件がありました。おかしいなと思って政治を勉強しようと思い、それで早稲田大学政治学部に入るのですが、ペンを通じて政治を書いていきたいと思いました。この志はまだ寸志で、小さい志だと思います。ほのかな志から寸志にはなっていくのですが、政治家の道に行くには、まだ飛躍があるのです。
そして、大学卒業年時に、松下政経塾一期生募集の広告をたまたま見てしまいました。地盤、看板、鞄はないけれども、ペンではなくて、自分の志一つでチャレンジしてみようとふと思ったきっかけが政経塾だったということです。というのが、いわゆるポリティカルメモリーというか、自分なりのストーリーです。

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(1)電動化で起こる「カンブリア爆発」
日本のエネルギー政策を「デジタル戦略」で大転換しよう
岡本浩
危機のデモクラシー…公共哲学から考える(1)ポピュリズムの台頭と社会の分断化
デモクラシーは大丈夫か…ポピュリズムの「反多元性」問題
齋藤純一
イラン戦争とトランプ大統領の戦争指導(1)米軍式戦略リーダーシップによる評価
イラン戦争…トランプ大統領の戦争指導のどこが問題なのか?
東秀敏
クライン『ショック・ドクトリン』の真実(1)ショック・ドクトリンとは何か
100分de名著!?『ショック・ドクトリン』驚愕の印象操作
柿埜真吾
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(1)最新研究から見えてくる未来像
AI大格差…なぜ日本の雇用環境では「ショックが大きい」のか?
宮本弘曉
お金とは何か?…金本位制とビットコイン(1)お金の機能とその要件
お金の「3大機能」とは何か? そしてお金のルーツとは?
養田功一郎

人気の講義ランキングTOP10
本番に向けた「心と身体の整え方」(1)ディテールにこだわる
トップアスリートが実践する「自分の高め方」とは…まず集中のスイッチを入れる方法は?
為末大
「満洲」から考える日本とアジア(9)アヘンの実態と満洲開発
満洲国の開発とアヘン問題…アヘンが資金源となったのは事実だが「同時代の世界」と比較せねば真実はつかめない
宮脇淳子
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(4)認知症と共生社会の実現に向けた対策
その物忘れ、認知症かも…加齢による物忘れとの違いと一番大事なこと
小川純人
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
国家の利益~国益の理論と歴史(3)マキャベリとホッブズによる新「国家」観
マキャベリが禁書にもなった『君主論』で説いた思想とは
小原雅博
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
編集部ラジオ2026(35)鶴見太郎先生の公開収録を振り返る
【10min紹介】鶴見太郎先生の公開収録を振り返る・・・お寄せいただいた声
テンミニッツ・アカデミー編集部
今こそ問うべき「人間にとっての教養」(1)なぜ本を読むことが教養なのか
『人間にとって教養とはなにか』に学ぶ教養と本の関係
橋爪大三郎
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(2)厳格な一神教と選民思想
一神教とは、選民思想の真相とは…ユダヤ教の「最終目的」を考える
鶴見太郎
「ホメロス叙事詩」を読むために(1)ホメロスを読む
2700年前のホメロスの叙事詩が感動を与え続ける理由
納富信留