経験に差が! 質的に変わった自民党の行く末
55年体制と2012年体制(2)安倍自民党がいま選挙をする理由
消費増税の先送り問題は、選挙の本当の狙いではない。唐突なまでのスピード解散の裏には、一体どんな思惑があるのか? 事情通のジェラルド・カーティス氏が、55年体制と2012年体制を比較し、選挙の行方と日本の今後を見...
収録日:2014/11/18
追加日:2014/12/11
日本と世界の経済認識のズレが露見した伊勢志摩サミット
伊勢志摩サミットを総括する
政治学者で慶應義塾大学大学院教授・曽根泰教氏が2016年5月26日、27日に行われた伊勢志摩サミットを総括する。曽根氏は、議長国の首相として安倍晋三氏の根回しは評価に値するとしながらも、安倍首相の主張にはある大...
収録日:2016/06/01
追加日:2016/06/09
イスラエルの近代史を知れば、危機意識が高い理由が分かる
イスラエルの現況と日本(2)近代イスラエルの歴史
なぜイスラエル人は危機意識が高いのかを知るには、近代国家成立以降の歴史を振り返る必要がある。1948年5月、独立宣言翌日に隣国から侵攻を受けたイスラエルは、その後ほぼ10年おきにアラブ勢力との衝突を繰り返している。第一...
収録日:2019/06/11
追加日:2019/08/23
ユダヤ人の1900年ものディアスポラ…シオニズムの理由
イスラエルの現況と日本(4)古代以来の歴史的背景
イスラエルの歴史は、古代から苦難に満ちている。飢饉のためシオンの丘を離れ、エジプトに移住した民は奴隷労働の下、メサイア信仰と選民思想を練る。出エジプト後の第一神殿も束の間、バビロン捕囚が続く。再建された第二神殿...
収録日:2019/06/11
追加日:2019/09/06
平和ボケの日本人に問いたい「自分の国を自分で守る」覚悟
台湾有事を考える(9)日本の未来への再出発のために
日本にとって一番の大きな問題は平和ボケである。台湾有事についてさまざまな角度から考察してきたこのシリーズで最後に問いたいのは、「自分の国を自分で守る」覚悟があるかどうかということだ。可能性が高まる中国の武力侵攻...
収録日:2022/12/19
追加日:2023/02/27
左遷をバネに勇躍する岸信介、その成長の契機に迫る
岸信介と日本の戦前・戦後(3)満洲への「左遷」
商工省で統制経済の知見を深めていた岸信介だが、官僚時代のキャリアにおいて大きな転機となったのは、満洲への「左遷」だった。近年の研究を参照すると、満洲での功績として挙げられる「満洲産業開発五カ年計画」の内実は、こ...
収録日:2022/09/02
追加日:2023/03/04
2つの所得倍増計画…経済計画の福田とスローガンの池田
福田赳夫と日本の戦後政治(4)「所得倍増計画」の2つの系譜
岸信介の側近として、政権内で一気に駆け上がっていった福田赳夫。そこで福田は、いわゆる「60年安保闘争」を経て日本政治の潮目が変わる1960年代を経験することになる。福田は最後まで首相官邸に入って岸を支えた。そして、岸...
収録日:2022/09/29
追加日:2023/06/02
派閥解体をめざす党風刷新運動の挫折…不遇から大蔵大臣へ
福田赳夫と日本の戦後政治(5)党風刷新運動の失敗と佐藤栄作政権
池田勇人政権の方針との食い違いが顕著になり、政調会長を辞職した福田赳夫。その後、自民党の派閥政治を改めるために「党風刷新運動」を展開したが、それも失敗に終わる。キャリアにおいて「冬の時代」を迎えた福田だったが、...
収録日:2022/09/29
追加日:2023/06/09
角福戦争…派閥解消にこだわる福田vs金権政治の田中角栄
福田赳夫と日本の戦後政治(6)角福戦争と福田赳夫の敗北
佐藤栄作首相の絶大な信頼を得て、政権内で確固たる地位を築いていた福田赳夫。佐藤が首相の座をしりぞく1972年、次期総裁の最有力と目されていたのは当然、福田だった。しかし、田中角栄の総裁選立候補がその状況を一変させた...
収録日:2022/09/29
追加日:2023/06/16
なぜ「三角大福」の抗争で福田の行動がわかりづらいか
福田赳夫と日本の戦後政治(7)田中政権から三木政権へ
田中角栄政権成立後に進められた日中国交正常化は、実は自民党の総裁選とリンクしていた。福田赳夫はソ連との関係や台湾問題などに配慮して慎重姿勢を見せていたが、田中は三木武夫を取り込むための大義名分として日中国交正常...
収録日:2022/09/29
追加日:2023/06/23