テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは
井上正也

井上正也

いのうえまさや

慶應義塾大学法学部教授
1979年大阪府生まれ。
2009年神戸大学大学院法学研究科博士後期課程修了、博士(政治学)。
神戸大学大学院法学研究科専任講師、香川大学法学部准教授、成蹊大学法学部准教授・同教授を経て現在、慶應義塾大学法学部教授。
専門は日本政治外交史。

主な著書
『日中国交正常化の政治史』(名古屋大学出版会、2010年:サントリー学芸賞・吉田茂賞受賞)
『戦後日本のアジア外交』(共著、ミネルヴァ書房、2015年:国際開発研究大来賞受賞)
『評伝福田赳夫』(共著、岩波書店、2021年)など。
テンミニッツTVは、有識者の生の声を10分間で伝える新しい教養動画メディアです。

岸信介と日本の戦前・戦後 (全7話)

収録日:2022/09/02
追加日:2023/02/18

「昭和の妖怪」岸信介の知られざる実像を検証する

岸信介と日本の戦前・戦後(1)毀誉褒貶相半ばする政治家

追加日:2023/02/18
戦後、A級戦犯容疑者として獄中生活を送ったのち、政界復帰からわずか4年で内閣総理大臣にまで上り詰めた岸信介。戦前と戦後を跨いだその激動の政治家人生は、どのようなものだったのか。晩年になって「昭和の妖怪」といわれた岸、そ...

「統制経済」で重宝され…喧嘩っ早い岸の官僚時代の武勇伝

岸信介と日本の戦前と戦後(2)統制経済を研究した官僚時代

追加日:2023/02/25
官僚を目指す東京帝大卒業生の多くが内務省を選ぶ中、岸信介が進んだのは農商務省だった。将来的な日本の変革を見据えてのことだが、その先見性は当たり、世界の潮流と合致していく。そこで岸が向き合ったのは「統制経済」である。そ...

左遷をバネに勇躍する岸信介、その成長の契機に迫る

岸信介と日本の戦前と戦後(3)満洲への「左遷」

追加日:2023/03/04
商工省で統制経済の知見を深めていた岸信介だが、官僚時代のキャリアにおいて大きな転機となったのは、満洲への「左遷」だった。近年の研究を参照すると、満洲での功績として挙げられる「満洲産業開発五カ年計画」の内実は、これまで...

東條英機と喧嘩…サイパン島陥落迫る日本と岸信介の覚悟

岸信介と日本の戦前・戦後(4)経済新体制と岸・東條の対立

追加日:2023/03/11
満洲国での大規模な産業開発を指揮する経験を経て、大物とも渡り合う政治力を身につけた岸信介。しかしその後、商工次官や商工大臣を歴任するも、岸はその中でさまざまな挫折を経験することになる。満洲国から帰国した後の岸の歩みを...

自由党への葛藤と決断――政治家・岸にとって最大の転換点

岸信介と日本の戦前・戦後(5)国民運動の挫折と自由党入党

追加日:2023/03/18
日本の将来を見据えてあるべき政治体制を模索してきた岸信介は、戦時中から政治活動の基盤となる組織形成に尽力していた。しかし、戦後、A級戦犯処分を受け、不起訴で釈放となるもしばらく隠遁生活を送ることになる。その後、国民運動...

なぜ岸信介は戦後世界で復活できたのか?貫戦史でみる意味

岸信介と日本の戦前・戦後(6)貫戦史からみる岸信介

追加日:2023/03/25
1953年に自由党から国会議員となった岸信介は、その4年後には内閣総理大臣に就任する。今では考えられないその足取りの速さの背景には、戦前から知見を蓄えていた計画経済の担い手としての期待があった。その後、強力な党体制を築く目...

60年安保、米中との関係からみた岸信介の神話化

岸信介と日本の戦前・戦後(7)時代が求めた岸信介

追加日:2023/04/01
経済政策の改革を求める時代のニーズに応える存在として台頭してきた岸信介だが、外交や安全保障に対してはどのような姿勢を取っていたのか。シリーズを通して解説してきた岸の人物像や政策ビジョンの一貫性をさらに深掘りして、政治...

近いテーマの講師一覧

中西輝政

京都大学名誉教授歴史学者国際政治学者

落合弘樹

明治大学文学部史学地理学科専任教授博士(文学)

東秀敏

米国安全保障企画研究員

片山杜秀

慶應義塾大学法学部教授音楽評論家

小原雅博

東京大学名誉教授

岡本行夫

外交評論家MIT国際研究センターシニアフェロー

山内昌之

東京大学名誉教授歴史学者武蔵野大学国際総合研究所特任教授

江崎昌子

洗足学園音楽大学・大学院教授日本ショパン協会理事

上野誠

國學院大學文学部日本文学科 教授奈良大学 名誉教授