●「運気と波動」を感じ取る
―― ハウステンボスの話はとても有名ですけれども、澤田さんを動かす原理原則のような「運と波動」についてぜひ教えていただければと思います。「運も波動も非常に重要だ」という話をお聞きしたいのですが。
澤田 確かに運も波動も大切だと思いますね。僕も詳しくは知りませんが、長いこと生きていて、やはり運というのは非常に大切だなと思います。今回のハウステンボスもそうですが、たまたまこういう巡り合わせがある。これも半分以上は運なのです。今ハウステンボスを運営しているのは僕やスタッフの努力だけれども、この巡り合わせという運がないと、こういう結果は多分なかったと思うのです。ということは、人生の長い間に、やはり運が左右することが非常に多いと僕は思います。だから、運は大切にしないといけない、ということです。
―― でも、やはり運をつかむための法則というのがありますよね。運のいい人はいつも明るく元気でいるとか。
澤田 そうですね。運をよくする方法というのもいろいろあるとは思いますが、今言われたように明るく元気に振る舞う方が、僕はいいと思いますね。あとはやはり付き合う人です。いい人と付き合う。いい企業と付き合う。失礼な言い方かもしれませんが、変な企業と付き合うとだまされたり、倒産したらお金がもらえなくなったりしますよね。これも1つの運なのですが。けれども、いい企業、いい人と付き合っていると、その企業が発展すると仕事も増えるし、だまされることもないわけですから。人もそうです。変な人と付き合ってしまうと、下手をしたら、だまされるだけではなしに刺されたりしますからね。
やはり、できる限りいい人と付き合う。それが運をよくしていく1つの方法だなと思いますね。
―― 今の澤田さんだったら、見た瞬間に気の悪い会社とか、運のいい人とか、だいたい見えますよね。
澤田 全部は見えなくても、だいたい分かります。運のよくない会社というのは、ぱっと入った瞬間にやはり特徴があります。まずオフィスが汚いとか、なにか雑然としているとか。これはもう僕はよく言うのですが、きれいなオフィス、きれいなレストランの方が発展する可能性が高いのです。工場もそうですね。全部ではないけれど、ほとんどがそうです。ぱっと見た瞬間、気のきれいな会社はやはり運気のいい会社なのです。あとはなんとなくよどんで...