再生ハウステンボス
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
万年赤字のハウステンボスを再生させた手法とは?
再生ハウステンボス―失敗と新たな挑戦
澤田秀雄(株式会社エイチ・アイ・エス 最高顧問)
18年間赤字を続けたハウステンボスを1年で黒字化した株式会社エイチ・アイ・エス代表取締役会長・澤田秀雄氏。あまりの鮮やかさに「魔法を使ったのか」「どれほどの才人なのか」と疑いたくなるのはもっともだ。しかし、「失敗の裏にこそ成功が隠されている。まずやってみて、それからよく考えよう」という氏の哲学はマトモ過ぎるほどマトモである。ハウステンボス4年間の挑戦の軌跡を、ご自身に振り返っていただこう。(2015年3月5日開催島田塾第122回勉強会澤田秀雄氏講演「挑戦する勇気、失敗する価値 」より、全5話中第3話目)
時間:15分22秒
収録日:2015年3月5日
追加日:2015年4月16日
カテゴリー:
≪全文≫

●無料でも駄目なのは、一体何が問題か


 最初に私が考えたのはエイチ・アイ・エスが得意としている手法です。韓国5万円のチケットを19800円なり9800円にすれば、とてもよく売れて、2割から3割はお客さまが増えることを私たちは知っていました。

 「よし。ハウステンボスも値段を下げよう」と、5000円台だった入場料を4000円台に下げ、とくに夕方からのお客様を増やすもくろみで、3000円の料金を2000円、2000円を1000円、1000円を半ばヤケクソで無料にしました。

 ところが、入場者は全然増えない。値段を下げても来ないとは、エイチ・アイ・エスの使う手法は通用しないのか。まずここから学びが始まるのですが、「値段を下げても入らない。なぜか?」というと、やはり面白くないからです。

 いろいろなミュージアムの並ぶエリアを「ミュージアムスタッド」と呼んでいますが、当時そこは多くの施設がクローズされていて、夜は真っ暗で怖いと言われていました。試しに歩いてみると、本当に怖い。「お客さまが夜に来られないのは当然だ。いくら安くしても、面白くないし、楽しくないし、暗い」と思いました。

 この頃は資金もあまりありませんので、「何もしなくても怖い」ところを生かして「スリラー・エリア」にしようと考えました。「スリラー・ファンタジー・ミュージアム」です。これが大変人気を得たのですが、もともと怖い場所だから当然だと思っていました。


●失敗と成功の間を結ぶ「裏腹」哲学とは


 それは少し置いておくこととして、とりあえず値段だけでは駄目だと分かったのが、最初の学びでした。失敗はしましたが、新しい学びを得ます。致命的な失敗ではいけませんが、失敗することで必ず原因が浮かぶからです。

 私はよく言うのですが、全ての問題は必ず「裏腹」の関係にあります。ハウステンボスにとって、大きいということがマイナスに働きましたが、大きいことはプラスでもある。失敗の裏には必ず裏腹に成功があります。「失敗は成功の母」と言いますが、失敗の裏には成功があります。問題は、どうやってそれを見つけるかです。

 われわれは、新しいものが入ってくると、必ず失敗したりうまくいかなかったりします。しかし、うまくいかないのは、うまくいかない原因があり、それを裏返すことが成功につながるのです。「面白くないから来ない...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
組織改革の要諦~活性化と人材活用(1)準備、スピード、タイミング
組織改革は最初に全体像と将来像を示すのが重要
秋池玲子
イーロン・マスクの成功哲学(1)マスクが「世界一」になるまで
イーロン・マスクは何がすごい?生い立ちと経歴
桑原晃弥
サム・アルトマンの成功哲学とOpenAI秘話(1)ChatGPT生みの親の半生
OpenAI創業者サム・アルトマンとはいかなる人物なのか
桑原晃弥
不便益システムデザインの魅力と可能性(1)「便利・不便」「益・害」の関係
便利を求めるだけのいいの?…「不便益」で発見できる新たな魅力
川上浩司
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(23)上半期人気ランキングBest30
【編集部ラジオ】令和8年上半期人気ランキングBest30
テンミニッツ・アカデミー編集部
老子の神髄(9)ウェルビーイングと東洋思想
ウェルビーイングを東洋思想でどう考えるか?…大事な二つの教え
田口佳史
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
中国春秋戦国時代と始皇帝(3)戦国時代初期――戦国七雄と合従連衡
戦国七雄とは?合従連衡とは?…各国の勢力拡大と小国家の運命
鶴間和幸
日本の財政の真実を検証する(4)日本の台所事情と財政の本義
「1秒間に41万円?」…この数字はいったい何を意味するか?
宮本弘曉
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
中国史概説~『皇帝たちの中国』を読む(2)三大要素は「皇帝」「都市」「漢字」
中国皇帝の実像は都市ネットワークを握る「最大の資本家」だった
宮脇淳子
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(1)最新研究から見えてくる未来像
AI大格差…なぜ日本の雇用環境では「ショックが大きい」のか?
宮本弘曉