ハウステンボス再生への戦略
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
18年間赤字を続けた要因は「バランス」にあった?
ハウステンボス再生への戦略(2)失敗と経験に学ぶ
澤田秀雄(株式会社エイチ・アイ・エス 最高顧問)
わずか1年で黒字転換を果たしたハウステンボスだが、それ以前の18年間は赤字を続けていた。その失敗についての分析とともに、澤田秀雄氏の戦略論に影響を与えた貴重な経験にも迫っていく。
時間:15分49秒
収録日:2014年3月31日
追加日:2014年5月16日
カテゴリー:
≪全文≫

●参謀の能力を備えた将


―― 僕が思うに、澤田さんのイメージというのは、将にして参謀がいらないタイプですね。参謀本部の能力が将に備わっているケースもあるのではないですか。

澤田 普通は、軍師がいたり、参謀がいたりするわけですよね。僕はどちらかと言うと、本当は軍師タイプなのです。けれども、いい将が現れないから、自分で将を兼ねているだけです。

―― 経営者を見ていて面白いなと思うのは、そこだけは、孫(正義)さんと澤田さんが似ているところです。孫さんも参謀いらずなのです。澤田さんも参謀などはいらなくて、自動回転して自分で仕組みを考え出す能力がある。ここが他の人と圧倒的な違いです。

澤田 優秀な将がいて、もしくは王様でもいいのですが、そこに優秀な参謀と優秀な軍師がいる。僕は、これが体系的には一番いいと思います。しかし、いないのなら、自分で兼ねるしかありません。変な将がいるとかえって参謀もやりにくいですし、逆に優秀な参謀がいないと、将だけで全てはできないのです。

―― 本当は、分かれるといいですね。でも、民間企業がベースなら、よほど規模が大きくなれば別ですが、結構いけるところまで、それでいった方が強いですよね。

澤田 戦い方に慣れていますからね。


●18年間赤字から黒字転換へ、さらに伸びる可能性も


―― ところで、今年で5年ですか。

澤田 今日で4年が終わりましたね。

―― 一番最初は入場者が200万人もいなかったのですよね。

澤田 僕が行った時は100万人ちょっとでした。今は倍以上になっています。

―― すでに200万人に達したのですか。

澤田 はい、もう超えています。

―― それならば、売上は、どれぐらいになったのですか。

澤田 売上ももちろんほぼ倍になっていますし。

―― ただ、その前は、利益はマイナスでしょう?

澤田 はい、その前は18年間ずっとマイナスでした。

―― 18年間でマイナス何十億円というところから、積み上げていって、ここまできたということでしょう?

澤田 今は、よほど変なことが何か起こらないかぎり、赤字になることはないですね。また、これからは、もっとすごいことになると思います。将来は数百億、下手をしたら1千億ぐらいまでいく可能性があります。ただ、あくまでも可能性なので、できるとはまだ言えませんけれども。


●バランスを崩したら勝てない~原因...


スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
生き続ける松下幸之助の経営観(1)今も生きている幸之助
松下幸之助の考え方には今と昔を貫くものがある
江口克彦
会社人生「50代の壁」(1)“9の坂”とまさかの坂
サラリーマン人生「50代の壁」を乗り越える生き方
江上剛
運と歴史~人は運で決まるか(1)ソクラテスが見舞われた「運」
歴史における「運」とは?ソクラテスの「運」から考える
山内昌之
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環
人生100年時代の「ライフシフト概論」(1)人生100年時代のインパクト
80歳まで現役でいるために大切なこと…人生100年時代の発想法
徳岡晃一郎
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭

人気の講義ランキングTOP10
これからの社会・経済の構造変化(2)経済的利益と社会課題解決の両立へ
利益か社会課題解決か…かつての日本企業の美点を取り戻せ
柳川範之
和歌のレトリック~技法と鑑賞(1)枕詞:その1
ぬばたまの、あしひきの……不思議な「枕詞」の意味は?
渡部泰明
「進化」への誤解…本当は何か?(9)AI時代の人間と科学の関係
科学は嫌われる!? なぜ「物語」のほうが重要視されるのか
長谷川眞理子
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(8)秀長の死の影響と秀吉政権の瓦解
「家康対奉行」の構図は真っ赤な嘘!? 秀吉政権瓦解の真相
黒田基樹
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIは間違いが分からない…思考で大事なのは訂正可能性
中島隆博
独裁の世界史~未来への提言編(1)国家の三つの要素
未来を洞察するために「独裁・共和政・民主政」の循環を学べ
本村凌二
歌舞伎はスゴイ(4)歌舞伎のサバイバル術(後編)
江戸時代の歌舞伎にも大波乱が…どうやって生き残ったか
堀口茉純
過激化した米国~MAGA内戦と民主党の逆襲(1)米国の過激化とそのプロセス
トランプ政権と過激化した米国…MAGA内戦、DSAの台頭
東秀敏
健診結果から考える健康管理・新5カ条(1)血管をより長く守ることが重要な時代
健康診断の結果が悪い人が絶対にやってはいけないこと
野口緑
ポスト国連と憲法9条・安保(1)国連の構造的問題
核保有する国連常任理事国は、むしろ安心して戦争できる
橋爪大三郎