再生ハウステンボス
この講義は登録不要で無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
ハウステンボス再生でスタッフに求めた3つのこと
再生ハウステンボス―三つのポイントで人を動かす
澤田秀雄(株式会社エイチ・アイ・エス 最高顧問)
誰もが尻ごみしたハウステンボスの再生にいよいよ乗り出した株式会社エイチ・アイ・エス代表取締役会長・澤田秀雄氏。社長として社員に最初に話した三つのポイントがその後の再生につながるのだが、それは難しい企業戦略やマーケティング理論ではなく、実にシンプルで分かりやすいものだった。「失敗」すら味方にする澤田流企業再生の秘訣を語る。(2015年3月5日開催島田塾第122回勉強会澤田秀雄氏講演「挑戦する勇気、失敗する価値」より、全5話中第2話目)
時間:11分10秒
収録日:2015年3月5日
追加日:2015年4月9日
カテゴリー:
≪全文≫

●ハウステンボスのスタッフにした最初の話


 どのようにハウステンボスを再生したかということに、若干ご興味があると思いますのでお話しします。

 私は、4月が新学期ですから4月1日にハウステンボスに入りました。テーマパークは生まれて初めてやる事業ですから、とりあえず行ってみて自分が半分やらないと分からないし、出来ないと思って、4月1日に入ります。最初にやったのは、約1000人のスタッフがいるのですが、そのスタッフを全員集めました。365日オープンしていますから、半分ずつのシフトで500人ずつ二回に渡ってお話をしました。

 最初に話したのは、「今まで私はいろいろな会社を手掛けて、いろいろな会社を再建してきたので、今から私の言うことをやっていただいたら、黒字になります。皆で黒字にしましょう」ということでした。また、9年間ずっとボーナスが出ていなかったわけですから、「黒字にして、皆でボーナスを取りましょう」と、やる気が出るようにうまいことを言って話したのですが、皆は、「また何言ってんだ、この社長。また新しい社長が来て、分からんことを言って、2年か1年で帰るんだろう」という雰囲気で、しーんとしているのです。笑いも出ないですし、これはもう大変だなと思いました。

 元気と笑顔がなくて、私が話しても全然、笑顔はないのです。なんだか暗いなと思ったのですが、「今から言う三つ、これだけやってもらったら黒字になって年末はボーナスが出ますから、だまされたと思って聞いてください」と言いました。


●大事なのは仕事への自覚と夢や目標を持つこと


 そこで、普通でしたら難しい話、ランチェスター戦略とかマーケティングなどの話をするのですが、もうそういう話をしても全然分からないだろうと思ったので、そういう話は一切しない。ややこしい経営の話もしない。今から言う三つだけやってください、そうしたら黒字になりますよ、と言って、その前座に、「皆さん、何のためにこのハウステンボスをやっておられるのですか」と聞いたのです。

 そして、「皆さんは、素晴らしい仕事をされているのです。お客さまに喜んでいただく、楽しんでいただく、ひいては、感動していただく、こういう素晴らしい仕事をしているのですから、それをまず自覚してください。そのためには、そんなに暗い顔をせずに、ちょっと笑顔でよろしく」と頼んで、とり...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭
優れた経営者の条件(1)スキルとセンスの違い
経営者のセンスは担当者のスキルとは全く違う
楠木建
野獣の経営、家畜の経営(1)経営センスが育つ土壌
ファーストリテイリングで経営者が育つ理由
楠木建
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳
組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方
Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは
山浦一保
Microsoft Copilot~AIで仕事はどう変わるか(1)「生成AI」の画期性
「生成AI」実装の衝撃…人工知能の歴史と特長
渡辺宣彦

人気の講義ランキングTOP10
本番に向けた「心と身体の整え方」(1)ディテールにこだわる
トップアスリートが実践する「自分の高め方」とは…まず集中のスイッチを入れる方法は?
為末大
「満洲」から考える日本とアジア(9)アヘンの実態と満洲開発
満洲国の開発とアヘン問題…アヘンが資金源となったのは事実だが「同時代の世界」と比較せねば真実はつかめない
宮脇淳子
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(4)認知症と共生社会の実現に向けた対策
その物忘れ、認知症かも…加齢による物忘れとの違いと一番大事なこと
小川純人
今こそ問うべき「人間にとっての教養」(1)なぜ本を読むことが教養なのか
『人間にとって教養とはなにか』に学ぶ教養と本の関係
橋爪大三郎
東横インに学ぶ「女性活躍」の秘策(1)女性支配人が支えるホテル
東横インは97%が女性支配人!女性活躍のきっかけとは
黒田麻衣子
編集部ラジオ2026(35)鶴見太郎先生の公開収録を振り返る
【10min紹介】鶴見太郎先生の公開収録を振り返る・・・お寄せいただいた声
テンミニッツ・アカデミー編集部
資本主義の再定義…哲学で考える(1)アダム・スミスの「市場と感情」
資本主義を哲学する…まずアダム・スミスの見えざる手と道徳感情論
中島隆博
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
文明語としての日本語の登場(1)古代日本語の復元
なぜ「てふてふ」が蝶々?日本語の変遷を追う…まずは万葉仮名から
釘貫亨