地球上の火山活動の8割を占める「中央海嶺」とは何か 海底の仕組みと地球のメカニズム(1)海底の生まれるところ 追加日:2021/05/02 海底はどうやってできるのか。なぜ火山ができるのか。プレートが動くのは地球だけなのか。またそれはどうしてか。ではプレートは海底の動きの全てを説明できるのか。地球史規模の海底の動きについて、海底調査の実態から最新の理論動... 地温勾配とソリダス――中央海嶺ができる仕組みに迫る 海底の仕組みと地球のメカニズム(2)なぜ海底で火山ができるのか 追加日:2021/05/09 なぜ「中央海嶺」と呼ばれる海底が生まれるところが火山になるのか。よく誤解されるのは、マントルが上がってくる、その上昇流があるからそこに火山があるということだ。そうではなく、沈み込むプレートの動きで隙間ができるので仕方... なぜ大西洋と太平洋とでは海底の顔立ちが異なるのか 海底の仕組みと地球のメカニズム(3)中央海嶺の実態 追加日:2021/05/16 大西洋と太平洋では海底の顔立ちが大きく異なるという。地球上でプレートが一番速く動くところは年間15センチほどで、太平洋にある。一方、大西洋は年間2~3センチほど。速く動くところは周辺が暖かいので、断層ができにくく起伏は緩... 中央海嶺が経済的価値のある「熱水鉱床」になりにくい理由 海底の仕組みと地球のメカニズム(4)熱水鉱床と中央海嶺の場所 追加日:2021/05/23 海嶺には温泉が湧いている場所もある。海底をつくっている玄武岩に含まれる重金属類が海底下で高温の海水に溶けて循環し,再び海底に噴きだして沈殿する。それが「熱水鉱床」といわれているもので、資源のもとになっているが、中央海... 地球が火星よりも地形探査が困難な理由 海底の仕組みと地球のメカニズム(5)海底調査の実際と衛星高度計 追加日:2021/05/30 では実際にどうやって海底の地形を調べるのか。地球は火星よりも地形探査が困難だが、それは海があるからである。地球の深海底は非常に探査のしにくいところで、現在使われている地図も水深を推定したものだという。そこで「衛星高度... マルチビーム測深機によって飛躍した海底探査の精度 海底の仕組みと地球のメカニズム(6)マルチビーム測深機と自律型ロボット 追加日:2021/06/06 衛星高度計では分解能はそれほど高くないため、船で調査する必要がある。その場合、船から音波を出して測るのだが、現在は「マルチビーム測深機」で水深の3~4倍の幅で一度に測ることができる。ただ、どういう溶岩が流れているかなど... 背弧海盆と南海トラフの謎――なぜ沈み込みが始まったのか 海底の仕組みと地球のメカニズム(7)背弧海盆と南海トラフの謎 追加日:2021/06/13 「背弧海盆」といわれるシステムがある。日本周辺には水深が異なる盆地のような場所が複数存在する。プレート境界で沈み込みが起こったときに火山ができるが、火山と海溝の反対側にある「背弧」と呼ばれるところに小さい中央海嶺のよ... 地球だけに存在するプレートテクトニクスの限界と可能性 海底の仕組みと地球のメカニズム(8)プレートテクトニクスを超えて 追加日:2021/06/20 プレートテクトニクスは1960年代半ばに生まれた考え方で、「地球の表面は固いプレートで覆われていて相対運動をしている」と考えるとさまざまな観測事実がうまく説明できるという。しかし、「ホットスポット」と呼ばれるハワイやアイ...
近いテーマの講師一覧 藤井敏嗣 東京大学名誉教授環境防災総合政策研究機構・副理事長 兼 環境・防災研究所長山梨県富士山科学研究所長 纐纈一起 東京大学地震研究所 名誉教授理学博士 沖大幹 東京大学大学院工学系研究科 教授 浦環 東京大学名誉教授株式会社ディープ・リッジ・テク代表取締役 中村尚 東京大学 先端科学技術研究センター 教授 岡村定矩 東京大学名誉教授東京大学EMP(エグゼクティブ マネジメント プログラム)エグゼクティブ・ディレクター 渡辺宣彦 日本マイクロソフト株式会社 執行役員常務 エンタープライズ事業本部長 長谷川眞理子 日本芸術文化振興会理事長元総合研究大学院大学長 梅野健 京都大学大学院情報学研究科教授