テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
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中村尚

中村尚

なかむらひさし

東京大学 先端科学技術研究センター 副所長・教授
東京大学 先端科学技術研究センター 中村・小坂研究室
【略歴】
1990年6月 ワシントン大学大気科学科博士課程修了(客員研究員)
1991年11月 プリンストン大学客員研究員
1992年12月 東京大学理学部助手
2000年5月 東京大学大学院理学系研究科助教授(准教授)
2011年3月 東京大学大学院理学系研究科教授
2011年4月 東京大学先端科学技術研究センター教授

【専門分野】
気候力学,異常気象,大気海洋相互作用,大気大循環論

【主な著作】
『「日本の四季」がなくなる日』(小学館新書,2015)
『もういちど読む数研の高校地学』(数研出版,2014)(共編著)

2018年の異常気象を分析する (全5話)

収録日:2019/03/26
追加日:2019/07/30

2018年夏には連鎖的な異常気象が起こっていた

2018年の異常気象を分析する(1)西日本豪雨の実態解明

追加日:2019/07/30
2018年夏には、7月上旬の西日本豪雨や、それ以降から8月までの記録的な猛暑など、異常気象が連鎖的に発生した。今回の連続講義では、この相次ぐ異常気象の原因が解説される。今回は、西日本豪雨の実態と特徴を解明する。(全5話中第1話)

2018年に西日本豪雨をもたらした二つの要因

2018年の異常気象を分析する(2)西日本豪雨二つの要因

追加日:2019/07/30
2018年の西日本豪雨はどのような原因によって発生したのか。今回の講義では、2つの原因から西日本豪雨が説明されるとともに、それをグローバルな気候の構造に位置づけて解説する。(全5話中第2話)

ジェット気流の蛇行と関連している2018年の異常な猛暑

2018年の異常気象を分析する(3)異常高温とその原因

追加日:2019/07/30
2018年の夏は、豪雨に加えて記録的な猛暑に襲われた夏でもあった。夏の期間全体で見れば、東日本で歴代1位、西日本で歴代2位の暑さであった。今回の講義では、この異常な猛暑の原因をジェット気流の蛇行と気候のグローバルな構造から...

ジェット気流の北上はなぜ起こったのか

2018年の異常気象を分析する(4)ジェット気流の蛇行

追加日:2019/07/30
2018年の異常気象を引き起こした大きな要因の1つは、ジェット気流の蛇行であると考えられる。このジェット気流の蛇行は、どのように日本の異常気象を引き起こしたのか。そして、このジェット気流の蛇行それ自体は、どのようなメカニズ...

地球温暖化がもたらす複合災害のリスク

2018年の異常気象を分析する(5)地球温暖化による影響

追加日:2019/07/30
2018年夏の異常気象に対する分析の締めくくりは、地球温暖化による影響の考察である。温暖化傾向は、顕著な自然変動と相まって、極端な気候を異常気象へと激化させる。このような地球温暖化の傾向を踏まえるならば、異常気象に由来す...

異常気象と気候変動・地球温暖化2 (全6話)

収録日:2019/03/26
追加日:2019/07/23

異常気象はほぼ偏西風ジェット気流の蛇行に伴って発生する

異常気象と気候変動・地球温暖化2(1)ジェット気流

追加日:2019/07/23
極端な異常気象をもたらす大きな原因は、短期的な自然変動である。そのため、異常気象を理解するためには、自然変動自体を理解する必要がある。このうち、われわれの住む日本における異常気象のほとんどは、偏西風のジェット気流が蛇...

ジェット気流の蛇行は気候にどのような影響を与えるか

異常気象と気候変動・地球温暖化2(2)停滞性Rossby波

追加日:2019/07/23
偏西風ジェット気流の蛇行は、気候に対してどのように影響を与えるのだろうか。ジェット気流の持続的な蛇行は、「停滞性Rossby波」と呼ばれる大規模な大気の波動によって引き起こされるが、蛇行が生じるメカニズムや蛇行がもたらす具...

天気予報はどのような原理で行われているか

異常気象と気候変動・地球温暖化2(3)数値予報の原理

追加日:2019/07/23
短期の天気予報に関して現在、用いられている数値予報という手法がある。この手法では、観測データを基にコンピューター上に大気を再現するため、現状の情報と物理法則にのっとった非常に正確な予報が可能になる。そのためこの数値予...

アンサンブル予報を1週間以上先の確率予報に利用する

異常気象と気候変動・地球温暖化2(4)アンサンブル予報

追加日:2019/07/23
天気の数値予報には、数値大気モデルに伴う不確実性や複雑性に由来する、長期の予報を行えないという限界がある。そこで長期の天気予報に用いられるのが、確率論的な予報である。これは、「アンサンブル」と呼ばれるように、異なる誤...

「エルニーニョ・ラニーニャ現象」とは何か

異常気象と気候変動・地球温暖化2(5)エルニーニョ・ラニーニャ

追加日:2019/07/23
長期の気候を予測する際には海洋の状態を織り込む必要があるが、このような海洋の変動においてもっとも大きいものが、エルニーニョ・ラニーニャ現象である。今回の講義では、このエルニーニョ・ラニーニャ現象が詳しく解説され、その...

天候の在り方を決める3つの要因とは

異常気象と気候変動・地球温暖化2(6)役立つ天候予報へ

追加日:2019/07/23
今回は、天候の在り方を決める3つの要因を再度整理した上で、アンサンブル予報が人々の社会における活動に対してどのような意義を持ち得るかが、解説される。それらの要因とはどのようなもので、さまざまな天気予報はどのようにわれわ...

異常気象と気候変動・地球温暖化 (全7話)

収録日:2019/03/26
追加日:2019/05/25

近年、なぜ異常気象の連鎖が起こっているのか

異常気象と気候変動・地球温暖化(1)異常気象の背景

追加日:2019/05/25
異常気象の原因を理解するには、地球温暖化という長期的な気候変化の傾向と、年ごとの激しい気候変動との、両方を理解する必要がある。それは、この2つの影響が重なったときに異常気象が発生するからである。(全7話中第1話)

地球温暖化は温室効果が強まることで起こっている

異常気象と気候変動・地球温暖化(2)温室効果とは

追加日:2019/05/25
地球温暖化を論じるには、まず温室効果について理解をしなければいけない。地球温暖化は温室効果の急速な強化によって引き起こされているからだ。では温室効果とはどのようなもので、温室効果ガスの人為的排出はどのくらい地球温暖化...

エアロゾルが気候にもたらす多様な影響

異常気象と気候変動・地球温暖化(3)エアロゾルの影響

追加日:2019/05/25
過去の気候を再現する、あるいは将来の気候を予測する際、「エアロゾル」と呼ばれる大気中の微粒子の効果が、再現・予測のばらつきを意味する不確実性をもたらすという。エアロゾルはどのようなメカニズムで、どのような影響を気候に...

21世紀末の地球の気温と降水量を予測する

異常気象と気候変動・地球温暖化(4)将来の気候シナリオ

追加日:2019/05/25
地球温暖化がどのように進展するかは、人間社会がどの程度温室効果ガスの排出を抑制できるかに大きく依存する。そうした中での気候科学者の役割とは、いくつかの場合に分けた気候の将来シナリオを提示して、社会が選択を行うための材...

温暖化を増幅させる2つのフィードバック過程

異常気象と気候変動・地球温暖化(5)温暖化増幅の過程

追加日:2019/05/25
一度温暖化が進んでしまうと、温暖化を加速・増幅させるフィードバック過程が、気候システム内で次々と起こってしまう。このような悪循環は、氷雪の溶解による温暖化の加速と温暖化による温室効果ガスのさらなる増加という、2つのメカ...

温暖化する日本近海と近年の九州豪雨や強力な台風

異常気象と気候変動・地球温暖化(6)極端な気候現象

追加日:2019/05/25
地球温暖化は今後も進展していくが、それに伴って極端な気候現象が世界各地で起こると予測できる。近年の九州北部豪雨や日本に上陸する台風の強力化は、その一例として説明することができる。(全7話中第6話)

地球温暖化の加速・減速をもたらす長期気候変動

異常気象と気候変動・地球温暖化(7)長期的な気候変動

追加日:2019/05/25
地球温暖化には加速期と減速期があり、これを生み出すような長期的な気候変動も、天候のベースを決めているといえる。そのような長期的な気候変動にはどのようなものがあるのか。また、日本にどのような影響を及ぼすのか。(全7話中第...

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