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前立腺がん

前立腺がん
現在、前立腺がんの罹患者が先進国で急増しており、日本もその例外ではない。原因として考えられるのは、食生活の変化である。脂肪が前立腺がんの一番のリスクであり、摂取量の多さが前立腺がん発症に直結している。今までアジアでは比較的前立腺がんが少なかったのは、発症を抑制する効果のある大豆を多く食べる食習慣にあるのではないか、と考えられている。治療法は摘除手術が主流で医療技術は日々進歩しているが、なかでもアメリカで開発された内視鏡手術ロボット「ダヴィンチ」は正確性、安全性、技術伝承性の全てを実現するイノベーティブな先端医療機器として期待されている。日本には2012年から前立腺がん手術が保険診療に承認され、アメリカに次ぐ第2位の普及国となっている。技術革新で高精度の手術が可能となる一方、保険診療の領域が限られている、輸入医療機器の価格が高い、集約性の低さ、効率の悪さなど、医療経済面での課題は多い。「10MTVオピニオン」では、順天堂大学医学部大学院医学研究科教授であり泌尿器科医として豊富な経験をもつ堀江重郎氏が、前立腺がん治療の最前線、及び医療現場の課題に言及。また、患者や家族を医療上の意思決定に参加させるSDM、「シェアード・ディシジョン・メイキング」の重要性を説いている。

前立腺ガンの進行を止めるための三次予防

「人生100年時代」の抗加齢医学と前立腺ガンの予防
人生100年時代の到来が近年、叫ばれている。100年という時間の中で生じる変化は女性の方が適応しやすいともいわれている。それに対して男性は、どのようなライフスタイルを築けば良いのだろうか。来たるべき人生1...
収録日:2018/11/15
追加日:2019/02/11
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

手術か、放射線治療か、抗がん剤か、後悔のない医療選択へ

選択する医療~後悔のない判断のために(2)シェアード・ディシジョン・メイキング
医療判断において、最近では「インフォームド・コンセント」を超えた「シェアード・ディシジョン・メイキング」の重要性がいわれている。医療における意思決定をシェアするとはどういうことか。順天堂大学医学部...
収録日:2016/06/27
追加日:2016/09/11
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

男性のがんの中で先進国ではナンバーワン、日本でも急増中

前立腺がんの治療・予防の最前線
今、日本で最も増えているがんは、前立腺がんである。それはなぜなのか。予防するにはどうしたらよいのか。現在はどのように治療しているのか。前立腺がんの治療・予防の最前線を泌尿器科医・堀江重郎氏が解説する。
収録日:2014/05/02
追加日:2014/08/07
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

不可能を可能にした先端医療の実力に迫る!

ロボット手術が拓く外科イノベーション「ダヴィンチ」
手術ロボット「ダヴィンチ」。それは人類の外科手術の歴史におけるイノベーションとなる先端医療機器。不可能を可能にした先端医療の実力と可能性を語る。※手術中の動画も含まれますので、ご注意ください。
収録日:2014/05/02
追加日:2014/07/31
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授

低集約・非効率―特殊な日本の輸入医療機器事情

「ダヴィンチ」は医療経済にどのような影響を与えるか
世界に比べて特異な日本の輸入医療機器事情。低集約性、非効率性の問題。そして保険診療のカベ――。外科手術史を変える手術ロボット「ダヴィンチ」の普及問題から見えてくる、日本の医療経済システムの実態とは。
収録日:2014/05/02
追加日:2014/07/31
堀江重郎
順天堂大学医学部・大学院医学研究科 教授