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健康寿命

健康寿命
 「健康寿命」(Health expectancy)は、介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間の長さを示す言葉。厚生労働省の調べでは、2016年の健康寿命は男性72.14歳、女性74.79歳。平均寿命と健康寿命の差は男性8.84年、女性12.35年で、前回に調査された2013年と比べて男性0.18年、女性0.05年改善している。  健康寿命は、日本においては年々延びており、2001年の統計では男性69.4歳、女性72.65歳だったのが、男性では3歳近く女性でも2歳近く延びを示している。厚生労働省では、食生活の改善などが寄与していると分析しており、高齢者の社会参加の場が広がったことを健康寿命の延びと関係づける専門家の声もある。  「10MTVオピニオン」では、日本予防医学協会理事長で産業医科大学名誉教授の神代雅晴氏が「労働寿命と健康寿命の延伸」と題するシリーズを展開。産業保健の目線から「労働寿命の延伸が健康寿命の延伸につながる」との説を、働き方改革への一案として提言している。また、東京大学大学院工学研究科バイオエンジニアリング専攻教授の鄭雄一氏は「骨」の観点から、日本医師会副会長の今村聡氏は日本の医療制度や企業経営と健康寿命の関連についてレクチャーしている。

スポーツで健康寿命を延ばす…なぜ意義が語られないのか

東京五輪を考える(2)東京開催の意義と「失敗の本質」
猪瀬氏は、オリンピック招致にあたって、「スポーツで健康寿命を延ばす」というビジョンを打ち出した。現在、日本では男性も女性も、平均寿命と健康寿命とで10年もの差がある。つまりそれだけの期間、車椅子にな...
収録日:2021/06/25
追加日:2021/07/13

医療費の軽減には今までとは違うアプローチが必要

医療とビジネスの健全な関係(4)医療費削減対策として
素晴らしい医療レベルを持つ日本の最大の課題は医療費削減である。そこで、厚生労働省は医療・介護が必要となる手前の段階が重要であると捉え、新たな医療費削減対策として保険医療に関するビジョンを打ち出した...
収録日:2018/08/31
追加日:2019/01/09
真野俊樹
中央大学大学院戦略経営研究科 教授

健康寿命や認知症の課題もビジネスチャンスになる

医療とビジネスの健全な関係(2)高齢化社会とヘルスケア
健康寿命の延伸、医療費の増加など、高齢化社会を迎えた日本において、ヘルスケアの課題はさまざまだが、逆にいえばその課題にヘルスケアビジネスのチャンスがあるともいえる。今回は高齢化社会に伴う変化を軸に...
収録日:2018/08/31
追加日:2019/01/09
真野俊樹
中央大学大学院戦略経営研究科 教授

「労働寿命」が延びれば「健康寿命」も延びる

労働寿命と健康寿命の延伸(6)労働意欲と健康の関係
一般財団法人日本予防医学協会理事長の神代雅晴氏は、労働寿命の延伸が健康寿命の延伸につながるという仮説の下、AAI(アクティブエイジングインデックス)を開発し、WAI(ワークアビリティインデックス)との併...
収録日:2018/02/22
追加日:2018/05/05
神代雅晴
元一般財団法人日本予防医学協会理事長

4段階で考える「産業保健」戦術

労働寿命と健康寿命の延伸(4)4段階の産業保健戦術
一般財団法人日本予防医学協会理事長の神代雅晴氏が、高齢労働問題を産業保健の観点から解説する。神代氏は産業保健戦術として4段階あるという。4段階とは個人、職場、企業、そして国や行政レベルのことで、これ...
収録日:2018/02/22
追加日:2018/05/02
神代雅晴
元一般財団法人日本予防医学協会理事長

人生を健康に過ごすためのエイジマネジメント

労働寿命と健康寿命の延伸(3)エイジマネジメント
働く人が暦年齢を意識することなく、生涯にわたって健康で活力にあふれた状態で、より生産的に働くためには、どうすればいいのか。産業保健活動の中で、それぞれの年代に応じた取り組みを創出することを「エイジ...
収録日:2018/02/22
追加日:2018/04/30
神代雅晴
元一般財団法人日本予防医学協会理事長

仕事の標準・単純・専門化が労働を苦役化した

労働寿命と健康寿命の延伸(2)日本人の労働観
第1話では、健康長寿を保つための社会参画、とりわけそれが日本人にとっては「働く」ことの大切さにつながることを説いた。今回は、「働く」という言葉を手がかりにして、一般財団法人日本予防医学協会理事長の神...
収録日:2018/02/22
追加日:2018/04/28
神代雅晴
元一般財団法人日本予防医学協会理事長

平均寿命と健康寿命の10年間の差を縮めるには?

労働寿命と健康寿命の延伸(1)産業保健と健康寿命
日本の抱える大きな課題の一つに少子高齢社会がある。本レクチャーでは一般財団法人日本予防医学協会理事長の神代雅晴氏が、少子高齢社会の中の高齢労働問題に焦点を当て、産業保健の目線からの解明を試みる。(...
収録日:2018/02/22
追加日:2018/04/24
神代雅晴
元一般財団法人日本予防医学協会理事長

社会保障の負担を現役・将来世代に押し付けるべきではない

高齢化と財政危機~その解決策とは(21)「総合的社会政策」の費用
公立大学法人首都大学東京理事長の島田晴雄氏が、自身の提唱する新時代の「総合的社会政策」の費用について、見通しを語る。新しい時代の社会保障制度は、生まれてから死ぬまでの全方位を対象にしたものである。...
収録日:2017/10/05
追加日:2017/12/17
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

少子高齢化社会で医療費を削減する具体的な方法とは?

日本の医療を考える~その特徴と課題(5)今後の課題
公益社団法人日本医師会副会長・今村聡氏が日本医療の今後の課題と解決策について語る。世界最高水準を誇る日本の医療制度も、少子高齢化、医療技術の進歩などで膨れ上がる医療費、社会保障費の前に疲弊しきって...
収録日:2016/08/18
追加日:2016/10/23
今村聡
元公益社団法人日本医師会 副会長

健康寿命に大きく影響する骨粗鬆症・歯周病・変形性関節症

老いない骨のつくり方(1)高齢化と骨の病気
東京大学工学系研究科・医学系研究科教授の鄭雄一氏による「老いない骨のつくり方」シリーズ講話。鄭氏はレクチャー冒頭で、「情報に溺れず正しい情報を選択する能力がいかに大切か」と語り、誤った情報は「人生...
収録日:2016/09/14
追加日:2016/10/20
鄭雄一
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻教授

健康寿命が延びれば医療費問題解決にも資する!

セブンマイナスプラン~平均寿命と健康寿命の差~
平均寿命と健康寿命の差である7年を如何に縮めるかという「セブンマイナスプラン」。健康寿命の概念や平均寿命と健康寿命の差の動向、健康寿命を延ばすための厚労省の取り組みなどを紹介しながら、このアイディ...
収録日:2013/11/15
追加日:2014/03/13
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授