テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
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熱水鉱床

熱水鉱床
熱水鉱床とは、地下の火成活動によってできた熱水溶液が岩石の割れ目に入り、沈殿したり母岩の一部と交代して生成した鉱床のこと。ここでは主に、さまざまな鉱物資源が溶けた高温高圧の海水が、海底で結晶になって堆積した「海底熱水鉱床」についてとりあげる。熱水鉱床から採取されるマンガン団塊、コバルトリッチクラスト、レアアース泥などは、高品質の海底資源として近年、大変に注目を集めている。特に、日本では沖縄の海底に豊富な鉱物資源が潜んでいることが判明し、期待されている。海洋資源が大きな可能性を持っていることは長く議論されてきたものの、「海底のことはよく分からないから」と敬遠されてきた。そこで、今、日本は海底での探索、作業を行う自律型ロボットの開発に力を入れている。「10MTVオピニオン」では、九州工業大学社会ロボット具現化センター長として実際にロボット開発に携わっている浦環氏(東京大学名誉教授)が、熱水鉱床、自律型ロボットについて解説。「海洋資源を活用するには、まず海を知ろうとしなければならない」を信条とする浦氏の話は、未知なるものに対する姿勢、研究開発に最も必要とされる統合力、海底鉱物資源開発基地に関する未来構想など、多岐にわたる。

中央海嶺が経済的価値のある「熱水鉱床」になりにくい理由

海底の仕組みと地球のメカニズム(4)熱水鉱床と中央海嶺の場所
海嶺には温泉が湧いている場所もある。海底をつくっている玄武岩に含まれる重金属類が海底下で高温の海水に溶けて循環し,再び海底に噴きだして沈殿する。それが「熱水鉱床」といわれているもので、資源のもとに...
収録日:2020/10/22
追加日:2021/05/23
沖野郷子
東京大学大気海洋研究所教授

海底の地図を作り「全体像」を明らかにするロボットたち

自律型海中ロボットの仕事(4)ロボットで「森」を見る
「自律型海中ロボットによって、“森”が見えるようになった」と語るのは、九州工業大学社会ロボット具現化センター長・特別教授の浦環氏だ。“森”とは一体何か。自律型海中ロボットは何を実現し、私たちに何をもた...
収録日:2016/05/17
追加日:2016/09/07
浦環
東京大学名誉教授

海中ロボットでしかできない仕事の一部始終!

海のジパング計画~海底鉱物を探れ(3)ロボットが実現するジパングへの道
自律型海中ロボットの権威である九州工業大学ロボット具現化センター長・浦環氏が、実際に海中で活躍するロボットならではの、ロボットにしかできない仕事の実例を豊富に紹介。この実例から見えてくるのは、日本...
収録日:2016/01/12
追加日:2016/08/08
浦環
東京大学名誉教授

調査を調査で終わらせたら意味無し。ミッションは「出口」

海のジパング計画~海底鉱物を探れ(2)使命は「出口に結びつく調査」
自律型海中ロボットの権威である九州工業大学ロボット具現化センター長・浦環氏が携わる「海のジパング計画」は、調査を主体とした活動だ。しかし、調査で知見を得ることを最終とはせず、あくまでも出口に結びつ...
収録日:2016/01/12
追加日:2016/08/02
浦環
東京大学名誉教授

マルコ・ポーロ時代は不可視だった「海のジパング」発見へ!

海のジパング計画~海底鉱物を探れ(1)黄金の国は海底にある
「海のジパング計画」が始まっている。アベノミクス第三の矢を実現する10のイノベーションのうちでも目玉にあたるプログラムとして、各方面の注目も熱い。自律型海中ロボットの権威である九州工業大学ロボット...
収録日:2016/01/12
追加日:2016/07/27
浦環
東京大学名誉教授

今、沖縄の海底が熱い! 期待の星、「熱水鉱床」って何?

自律型海中ロボットは何を目指すか(4)期待の熱水鉱床
九州工業大学社会ロボット具現化センター長・浦環氏による、いま注目の熱水鉱床に関する講義。数年前には思いもよらなかった鉱物資源の可能性が沖縄の海底に潜んでいることが、海中ロボットによる調査などで分か...
収録日:2016/01/12
追加日:2016/07/20
浦環
東京大学名誉教授