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ヘリコプターマネー

ヘリコプターマネー
ヘリコプターマネー(略して「ヘリマネ」とも)は、まるでヘリコプターから地上に現金をばらまくように、政府や中央銀行が国民に現金を支給していく政策をいう。余分の現金さえあれば、国民は市場を活発化させ、デフレインフレに転じるというもの。提唱したのはアメリカの経済学者ミルトン・フリードマンで、1969年の著書『貨幣の悪戯』中に比喩的に用いられた。具体的には、中央銀行による国債の引き受けや政府紙幣発行などの手法をとる。政府が借金を負う「バラマキ政策」との違いは、政府側の負担がなく、市中のマネー量だけが増えていく点だが、インフレ危惧のため実際に用いられた例は少ない。2000年代には、米連邦準備理事会(FRB)のベン・バーナンキ理事やスティグリッツ米コロンビア大学教授が日本のデフレ状況を見据えてヘリマネの導入を提言した。「10MTVオピニオン」では、経済学者の植田和男氏(共立女子大学国際学部教授)が、ヘリコプターマネーが多くの国で禁止されている理由などを、詳しく解説している。

イールド・カーブを見れば、マイナス金利の影響は一目瞭然

日本銀行の新しい政策枠組み(2)金利政策と今後の予想
日銀のフレームワーク変更では、金利をコントロールしつつ金融政策を続けていくことが眼目とされた。それでは金利引き下げの余地はあるのか。それに伴うリスクは何が考えられるのか。ユーロ圏との比較や戦後米国...
収録日:2016/09/27
追加日:2016/10/13
植田和男
第32代日本銀行総裁

「ヘリコプターマネー」とは何か?そのデメリットは?

「ヘリコプターマネー」とは何か?
デフレ対策として知られる「ヘリコプターマネー」。提唱者はノーベル経済学賞を受賞したミルトン・フリードマン氏だ。強い賛同者と激しい批判者に分かれる「ヘリコプターマネー」について、東京大学大学院経済学...
収録日:2016/05/12
追加日:2016/05/19
植田和男
第32代日本銀行総裁