テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは

関連するタグ

黒田バズーカ

黒田バズーカ
2013年3月、第31代日本銀行総裁に就任した黒田東彦氏が行った思いきった金融緩和政策の俗称。その大胆さ、市場に与えた衝撃の大きさなどからバズーカ砲にたとえられる。第一弾の「黒田バズーカ」は日銀総裁就任直後の2013年4月。長期国債の買い入れの他、2%の物価安定を目標とし、量的・質的金融緩和に踏みきった。第2弾2014年10月の追加金融緩和政策ではさらなる金融市場調節、国債買い入れを行い、グローバル市場における株価上昇、円安進行などを招いた。しかし、日本国内ではデフレ脱却の兆しが見られず、2016年1月、第3弾としてマイナス金利導入が発表された。こうした何本もの「黒田バズーカ」にもかかわらず、消費者物価低迷は続き、2017年4月には黒田氏が「物価目標が安定的に2%を超えるのは2018年度よりも先」と見通しの先送りを行っている。「10MTVオピニオン」では、公立大学法人首都大学東京理事長・島田晴雄氏、学習院大学国際社会科学部教授・伊藤元重氏らが、アベノミクスの分析等も交えながら、日銀金融政策、市場への影響等を解説。また、国際金融アナリストの菅下清廣氏が、国内外の政治、経済、金融事情を踏まえながら、市場の動向を折りにふれ解説している。

島田晴雄が評価する第一次アベノミクス

2017年世界と日本(7)第一次アベノミクスの評価
第一次アベノミクスは2013年初頭から2015年9月に行われた「デフレからの脱却」を目指す政策だった。その結果がしっかりと検証されないまま、第二次アベノミクスへ突入した安倍政権だが、公立大学法人首都大学東京...
収録日:2017/01/24
追加日:2017/05/13
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授

金融緩和限界論とマイナス金利批判、日銀政策を検証する時

黒田バズーカの影響とこれから―成長戦略との関係で読む
「今、日本にとって重要なのは“成長戦略”です」と語るのは、学習院大学国際社会科学部教授・伊藤元重氏だ。それはなぜか。ソフトバンクやオリックスなどの具体例を挙げながら、黒田日銀の低金利政策と成長戦略の...
収録日:2016/08/25
追加日:2016/09/24
伊藤元重
東京大学名誉教授