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DATE/ 2021.11.26

花粉の時期はいつからいつまで?

 つらい鼻づまり、止まらないくしゃみや鼻水、充血して赤くなった目……花粉症の症状には毎年苦しめられていて、春先は特につらい思いをしている人も多いでしょう。しかし、実はスギやヒノキだけでなく、他の植物が原因で花粉症の症状が引き起こされることがあることをご存知でしょうか? 今回は年間を通して私たちに影響を与える花粉についてお話します。

年間を通してさまざまな花粉が飛散している

 代表的なスギやヒノキは冬~春にかけて飛んでいますが、夏でもイネの花粉が飛んでいたり、秋にかけてはブタクサやヨモギといった植物の花粉が飛んでいるなど、花粉が飛んでいない時期はないといわれています。地域によって異なりますが、もっとも植物の種類も多い関東では年間を通して何らかの花粉が飛んでいると思って良いでしょう。では花粉のピークはいつ頃なのでしょうか。

 もっともメジャーなスギやヒノキの花粉は、地域によっても異なりますが、スギは2月~3月下旬、ヒノキは3月中旬~5月上旬といわれています。ただし、スギからは冬の間も少量の花粉が出ているので、人によってはピーク時期以外にも影響を受けてしまうことも。また、スギもヒノキも樹木が花粉を出すので広範囲に影響を及ぼすという特徴があり、そうそう簡単には花粉を避けられないという特徴があります。

 秋の花粉症を引き起こす植物にはキク科のブタクサやヨモギ、カナムグラなどがあります。8~10月にかけて花粉を飛ばしますが、河原や公園、空地などに生息する雑草のため、花粉を飛ばす範囲は広くありません。そのため生息しているエリアを通らないようにすれば影響を最小限にすることもできます。しかし、ブタクサはスギやヒノキよりも花粉のサイズが小さく、気管支まで入り込んで喘息のような症状を引き起こすこともあるので、注意が必要です。

 また、カモガヤやネズミホソムギといったイネ科の植物も花粉症の原因となります。牧草として広く使われていて、春~秋にかけて長い間花粉を飛ばしています。夏になっても花粉症が収まらない場合にはイネ科の花粉に反応している可能性もあるので、一度調べてみるのが良いでしょう。

花粉症でどんな対策をするべきか?

 上記の通り、年間いつ発症してもおかしくない花粉症ですが、きちんと対策をとることで症状の軽減を期待することができます。自分が何の花粉に反応してしまうかを把握した上で、準備をするようにしましょう。

 スギやヒノキの場合、前年夏から予測を行なっていたり、シーズン中も天気予報などで飛散量などを発信しているので、情報は気軽に知ることができます。花粉が多いと想定される場合にはシーズンに入る前から薬を服用する、花粉が多い日には外に出ないようにするなどの工夫をすると、症状の緩和につなげられるでしょう。

 ブタクサやヨモギなどの雑草の場合には花粉が飛散する範囲が広くないので、自分が普段通る道沿いに生息していないかを確認しておくのが効果的です。そのために写真を見たりして草の形などを覚えておくのが良いでしょう。もし自宅の庭にある場合には花が咲く前に除草しておくのがベストです。

免疫を保つのが大切

 春の花粉症も秋の花粉症も、外ではマスクやメガネをする、家に入る前に服についた花粉を落とす、家に帰ったらうがい手洗いをする、花粉がつきそうな時には外干しをしないといった対策は共通になります。そして何より大切なのが免疫が落ちないように心身の健康をしっかり保つこと。花粉症は免疫機能が落ちると症状が出やすくなるので、ストレスをためないように心がけて、花粉症とうまく付き合っていくようにしましょう。

<参考サイト>
・アレジオン|エスエス製薬
https://www.ssp.co.jp/alesion/
・アレグラ|久光製薬
https://www.allegra.jp/hayfever/
・アレルラボ|大正製薬
https://brand.taisho.co.jp/allerlab/

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