男性医学とテストステロン
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
テストステロン値で性格はどう変わる?その特徴は?
男性医学とテストステロン(3)男性ホルモンと性格
堀江重郎(順天堂大学大学院医学研究科 泌尿器科学 主任教授)
テストステロン値によって、性格に違いが出るという。果たしてどのような違いなのか。順天堂大学医学部大学院医学研究科教授・堀江重郎氏が語る。(2015年7月24日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「リーダーシップのアンチエイジング」より、全6話中第3話目)
時間:9分34秒
収録日:2015年7月24日
追加日:2015年11月5日
カテゴリー:
≪全文≫

●日記を細かく書く人は男性ホルモンが多い


堀江 皆さんに質問です。「もし俺がこうだったら」とさまざまな夢を語り、あまりくよくよせず、細かいことにこだわらない方は、テストステロン値は高いでしょうか、低いでしょうか。どう思われますか。

―― 高いと思います。

堀江 高いと思う人、どのくらいいらっしゃいますか。はい。低いと思う人。あまりいませんね。では次に、今日の出来事を日記に細かく書いて、これがうまくいかなかったなどと考える方はどうだと思いますか。

―― 低いように思います。

堀江 低いと思う方、どのぐらいいらっしゃいますか。高いと思う方。なるほど分かりました。これは、われわれが約500人の方にアンケートを取った結果、分かったことですが、テストステロン値が高い人は、目標を定めて達成しようとする傾向があり、現実主義で、むやみに争わず、緻密で、力仕事以外の仕事をしたいといった特徴があります。少々嫌な奴に見えるかもしれませんが、日記を細かく書いている人はテストステロン値が高いのです。

 一方、テストステロン値が低いタイプは、特に目標を持たず、とりとめのない空想にひたることが多く、強い者に逆らわず、細かいことはどうでもよく、やりたい仕事でなくても与えられた仕事をする。散漫で大ざっぱで、逃避的、事なかれ主義であきらめが早い。ですから、夢を話すけれども、あまりディテールにこだわらない人は、男性ホルモンが低い可能性があります。ですから、例えば、寅さん。非常に好かれていますが、けんかっ早くて、夢は多いけれどあまり現実的ではなく、緻密でもない。長いものには意外と巻かれてしまう。この人は、実は少々テストステロン値が低めだということになります。


●自信がつくと、テストステロン値は上がる


 テストステロン値は、どんどん高まっていく傾向があります。“Winner effect”という現象が心理学的によく知られていますが、小さなことに挑戦してうまくいくと、自信がついて、今度もう少し大きなことにチャレンジする。そして、また成功する。この間、テストステロンはどんどんブーストされていくのです。例えば、小学生のかけっこでトップと最下位の子のテストステロン量をかけっこの30分後に測ると、だいたい倍くらい違います。このことからいえるのは、若者を指導するときは積極的に褒めるとよいということ...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「健康と医療」でまず見るべき講義シリーズ
ウイルスの話~その本質と特性(1)生物なのか、そうではないのか
きわめて特異的な「ウイルスと宿主の関係」
長谷川眞理子
睡眠:体、脳、こころの接点(1)睡眠とは?
なぜ睡眠は生きるために必要?脳にある覚醒中枢と睡眠中枢
尾崎紀夫
最新の腰痛医療(1)導入された二つの医療と慢性腰痛
高齢者だけじゃない! 若年層にも腰痛が増えている
菊地臣一
熟睡できる環境・習慣とは(1)熟睡のための条件と認知行動療法
熟睡のために――自分にあった「理想的睡眠」の見つけ方
西野精治
“膝の痛みの名医”が語る(1)変形性膝関節症とは
膝の痛み…変形性膝関節症に有効なのは「運動療法」
黒澤尚
腸内細菌の可能性とマイクロバイオームのダイバーシティ
注目は納豆!腸内細菌が生成する若返り物質「ポリアミン」
堀江重郎

人気の講義ランキングTOP10
独裁の世界史~未来への提言編(1)国家の三つの要素
未来を洞察するために「独裁・共和政・民主政」の循環を学べ
本村凌二
「進化」への誤解…本当は何か?(7)進歩思想としての進化論と社会進化論
適者生存ではない…進化論とスペンサーの社会進化論は別物
長谷川眞理子
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(8)秀長の死の影響と秀吉政権の瓦解
「家康対奉行」の構図は真っ赤な嘘!? 秀吉政権瓦解の真相
黒田基樹
AI時代と人間の再定義(2)仏法僧の三宝と対話による道徳的進歩
仏法僧の三宝――なぜ1人で仏教に向かってはいけないのか
中島隆博
健診結果から考える健康管理・新5カ条(4)血圧を甘く見てはいけない
血圧を甘く見てはいけない…血圧が血管を傷つける仕組み
野口緑
歌舞伎はスゴイ(1)市川團十郎の何がスゴイか(前編)
市川團十郎の歴史…圧倒的才能の初代から六代目までの奮闘
堀口茉純
逆境に対峙する哲学(10)遺産を交換する
ナイチンゲールの怒りから学ぶこと…逆境の中で考えるとは
津崎良典
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(2)言葉を理解するプロセスとスキーマ
なぜ子どもは教えられても理解できないのか?鍵はスキーマ
今井むつみ
習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(7)不動産暴落と企業倒産の内実
不動産暴落、大企業倒産危機…中国経済の苦境の実態とは?
垂秀夫