●塾の二本柱に 無税国家と新国土創成
政治、経済ともに模範的になったら、世界に対して、無言のうちに大きな教訓を与えることになる。皆が見に来て日本をまねする。そういうふうになれれば、国民としてもいいと思う。
まず塾そのものが、一つの計を持たないといけない。国家百年の計というものはあっていい。ところが、日本には国家百年の計がないわけで、来年の計や再来年の計はあっても。だから、百年の計は、五十年の計はというもの、政府でそれを立てていない、いまだに。そのことをこの塾で考える。こう思っている。これが一つ。
もう一つ大きなものとして、現在の日本の国は、(人口が)1億あって、国土が狭い。ほとんど山。可住面積は非常に狭い。これでいいのか。食料をとってみたら、食料を皆自給できない。3割は輸入している。米だけが余っている。飼料とかそんなものは足りない。それで3割輸入している。だから、全く独立した国家だといった場合は、自活できない。その国と交渉して、物資を分けてもらって輸入するからやっていけるけれども、それが途絶したら駄目になる。それで、新国土創成は、どうしてやったらいいかということを、この塾で考える。
だから、この塾は政治団体でも何でもないけれど、政策を立てて、こういうことが必要であるということを世間に発表して、それで国民の一人一人にだんだんそれを浸透させていこう。そして百年の計を立てて、百年先の青写真を描くという仕事をこの塾でやろうと思う。皆さんは塾生として、それに手伝ってもらう。少なくとも勉強を一人でやる、こうして。そうでもないと、勉強も具体的にできないと思う。
一方で、政治の面で、今このままいったら破綻してしまう。全然足りないから金が。増税、増税と、増税してもこれ以上できない。だから、無税国家をやれと。無税国家やって、同時に傍ら、国土を倍にする。人口を2億にする。こういうことを、政治的に考えてやらなければいけない。
それを、この塾で考えて逐次発表していく。皆さんは、その研究員となって、勉強してもらう。諸君が2年生になったら、かなりの仕事としてそれを手分けして、君は何を担当する、君は何を担当するということで、そして研究する必要があれば、塾外に出て研究していく。そういうことをやる。こういうことを今日は具体的に話しようと思う。
具体的な研究の題目を...