私のおすすめ本~歴史を学びたい方へ~
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
大人が歴史を学ぶために参考になる5冊
私のおすすめ本~歴史を学びたい方へ~
山本博文(元東京大学史料編纂所教授)
山本博文氏の専門は日本近世史。1992年に『江戸お留守居役の日記』で第40回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞し、NHK「100分de名著」では新渡戸稲造の『武士道』を解説された。多くの著書の中から、今回は歴史を学びたいという人のためにいろいろな角度から5冊をご紹介いただく。
時間:2分57秒
収録日:2018年9月13日
追加日:2018年11月28日
≪全文≫

●歴史、特に日本史に興味にある方にオススメの本


 歴史を大ざっぱにつかんでいこうという目的であれば、私の書いた『歴史をつかむ技法』(新潮新書)という本があります。歴史を大きくつかんでいくにはどうすればいいのか、あるいはどうすれば理解しやすいかということを書いています。

 日本史に特化して、その全体の流れに着目したのが『流れをつかむ日本史』(角川新書)です。どうやって時代は次の時代へ移ってゆくのかということを中心に、日本史全体の流れについて大くくりで書いたものです。

 さらに歴史に興味を持つため、あるいは歴史に詳しくなるためにはどういう勉強法を取ればいいか。その方法を書いたのが『歴史の勉強法 確かな教養を手に入れる』(PHP新書)です。史料の読み方、調査の仕方から、史跡の歩き方、映画や小説の理解の仕方など、歴史に強くなる方法を教えています。

 また、日本の国は、天皇の歴史とどうしても切り離せません。そうした日本の歴史の特徴を考えてみようとして書いたのが『天皇125代と日本の歴史』(光文社新書)です。日本には天皇の影響が非常に強い時期と弱い時期があるのですが、それにもかかわらず、なぜ朝廷(天皇)は続いてきたのか、日本人にどういう影響を与えているのかということについて書いたのが、この本です。

 今、元号が変わることが話題になっています。そこで、これまでの元号を振り返り、元号はどういう特徴を持っているか、今後の元号はどうなっていくのであろうかということなどについて書いたのが、『元号 全247総覧』(悟空出版)という本です。


●歴史を深く勉強することの意味


 歴史というのは、小学校から中学・高校・大学まで、皆さん学んでいるわけですが、暗記科目として、年号を覚えたり、事柄を覚えたりするだけの方が多かったのではないでしょうか。

 しかし、歴史は今までの人間の経験が詰め込まれている、実際の生きたサンプルです。歴史を深く勉強することは、現在のわれわれの立っている位置、また今後どうすればいいのか、そして自分自身がどう行動すればいいか、ということを考えるための一番いい指針になると思います。

 そういう意味で今後、歴史を学んでいっていただければと思います。

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「歴史と社会」でまず見るべき講義シリーズ
概説・縄文時代~その最新常識(1)縄文時代のイメージと新たな発見
高校日本史で学んだ縄文時代のイメージが最新の研究で変化
山田康弘
本当のことがわかる昭和史《1》誰が東アジアに戦乱を呼び込んだのか(1)「客観的かつ科学的な歴史」という偽り
半藤一利氏のベストセラー『昭和史』が持つ危険な面とは?
渡部昇一
インテリジェンス・ヒストリー入門(1)情報収集と行動
日本の外交には「インテリジェンス」が足りない
中西輝政
モンゴル帝国の世界史(1)日本の世界史教育の大問題
なぜ日本の「世界史」はいびつなのか…東洋史と西洋史の違い
宮脇淳子
中国史概説~『皇帝たちの中国』を読む(1)なぜ「中国史はつまらない」のか?
驚きの中国史~「中国史はつまらない」という通説の裏の波乱の真実
宮脇淳子
独裁の世界史~ギリシア編(1)世界史の始まり
「独裁政から始まる」という世界史の諸相に迫る
本村凌二

人気の講義ランキングTOP10
もののあはれと日本の道徳・倫理(1)もののあはれへの共感と倫理
本居宣長が考えた「もののあはれ」と倫理の基礎
板東洋介
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(2)教義の宗教と覚りの宗教
キリスト教は教義の宗教、仏教は覚りの宗教…仏教はなぜ普遍宗教か
橋爪大三郎
徳川将軍と江戸幕府~井伊直弼編(1)桜田門外の変と井伊直弼の人物像
「桜田門外の変」の謎…井伊直弼の警護に問題はなかったのか
山内昌之
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
デカルトの存在論に学ぶ(1) 「我思う、ゆえに我在り」
「我思う、ゆえに我在り」はデカルトの専売特許ではない
津崎良典
編集部ラジオ2026(28)自由喪失の危機に考えるハイエク-1
斎藤幸平氏に物申す…自由喪失の危機に読みたい自由主義の近現代史
テンミニッツ・アカデミー編集部
ギリシア悲劇への誘い(7)ギリシア悲劇を論じた歴史
アリストテレス、ニーチェ…哲学者によるギリシア悲劇批評
納富信留
原因と結果の迷宮~因果関係と哲学(6)不在因果の問題
不作為(◯◯しなかったこと)の原因は無限に拡散する
一ノ瀬正樹
中国春秋戦国時代と始皇帝(序)映画『キングダム』の中国史監修
中国古代史の真実と『キングダム』…史実がわかれば物語はもっと面白い
鶴間和幸
不便益システムデザインの魅力と可能性(2)不便がもたらす4つの益
写ルンです、おやつ300円まで…不便がもたらす益の数々
川上浩司