テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2018.09.21

「カッコ悪い」女性のスーツの着こなしは?

 「働く女性」がメディアなどで取り上げられるようになり、各業界で女性の社会進出が増えています。スーツを着込み、キャリアウーマンとしてバリバリ前戦で活躍中、もしくは活躍したいと思っている方も多いかもしれません。

 働く人々の象徴、スーツの着こなしは男女ともにビジネスの世界では大切です。しかし、いまいち着こなせないという方も多いかもしれません。そこで、今回は「カッコ悪い」と思われてしまうスーツの着こなしについて、巷の声を聞いてみました。

黒いスーツに真面目な白シャツはリクルート?

・「もう新入社員じゃないのに、いつまでもリクルートスーツみたいな服を着ていると、実力も新入社員なのでは?と思う」(30代・会社員)
・「スーツの色が黒で、遊びのない白いシャツを着ていると、まだスーツに慣れていないように見える」(20代・会社員)

 入社試験のときは大変お世話になったリクルートスーツ。一般的には無地の黒に学生服のような白シャツですが、着ていても許されるのは入社式から数か月といったところでしょうか。

 試験のときは「真面目」な印象を与えてくれる黒スーツですが、社会人になってからも着続けていると、垢抜けない、スーツに慣れていない、いつまでも新入社員気分といったイメージを与えてしまうようです。もちろん黒いスーツもナシではありませんが、デザインやシャツのアレンジでコーディネート力を見せたいところです。

オフィス・カジュアルとカジュアルの境目はどこ?

・「カッチリしたスーツにカジュアルなパンプスを履いていると違和感がある。せめて1cmでいいからヒールが欲しい」(40代・会社員)
・「スーツの色や雰囲気とブラウスが合っていないと、ちぐはぐな感じになってしまう。私服をアレンジしてもいいけど、カジュアルとフォーマルはある程度分けた方がいい」(30代・接客業)
・「カタイ雰囲気の打ち合わせにパステルカラーのスーツはどうかと思う」(30代・会社員)

 オフィス・カジュアルという言葉が使われるようになって久しいですが、フォーマルとカジュアルの境界はあいまいです。私服にジャケットを着ればフォーマルのように見えるという風潮もありますが、スーツの種類によっては私服の取り込み方が難しいものも多いのが現実です。

 社風をふまえ、社外の会議と社内の打ち合わせでは着るスーツの雰囲気を変えるということも必要かもしれません。もちろん仕事とプライベート、両方で使える服というのは大切ですが、トータルにコーディネートがされている一張羅があってもよいのかも。

着用後はメンテナンスを忘れずに

・「スーツに、座ったときのシワができてしまっていると気になります。スーツはしっかりした布を使うので、手入れをしていないのが目立ちます」(30代・自営業)
・「布が安いのか、長年着ているのか、布ずれしていて、毛玉やてかり、ほつれがあるとカッコ悪いと思う」(20代・会社員)

 スーツのメンテナンスについてのコメントもありました。着た後はきちんとハンガーにかけて、気になるシワはアイロンを当てる必要もあります。メンテナンスが億劫な方は、シワになりにくい加工がされているものや、使い込んでも汚れにくい色や生地質でスーツを選ぶ方がいいかもしれません。

着こなしを極める人はここにも注意

・「パンツスーツを着ているのに、Tバックの下着をつけていないと、下着のラインが出てしまってカッコ悪い」(30代・アパレル)
・「細めのパンツスタイルに、ジャケットが短いとスタイルが悪くなってしまう。逆にワイドなのに丈が長いと重くなる」(20代・自営業)

 こんな美意識の高い指摘もありました。とくに下着の「Tバック」をどういった場面で使うのかご存じない方も多いかもしれませんが、パンツスーツなど体にフィットするタイプの服や、下着が透けやすい素材を着るときに使用します。パンツスーツでも普通の下着を履くという人もいますが、下着のラインには気をつけたいですね。

 またスーツに大切なのは、それぞれの体にあった丈です。オーダーメイドだと価格が高くなってしまいますが、上下をどう組み合わせたらいいかなど、お店の人に聞いて購入するのもいいかもしれません。

自分にとって着心地のいいスーツを見つける

 一口にスーツといっても多種多様な種類と、人それぞれの着こなし術があります。業種や会社のなかでの役回りの違いでも、服装は変わってくるものです。それにプラスして、自分の体型や性格、好きな色などが複合的に合わさって、個人にとっての着心地のいいスーツというものが決まってくるのかもしれません。

 「カッコ悪い」というのもあくまで一個人としての意見です。あまり堅苦しくなりすぎず、さまざまな服装に挑戦して、その都度勉強し、微調整をしていくのがよいのではないでしょうか。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,100本以上。 『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

お金より大事なもの…Yコンビネーターとの幸運な出会い

お金より大事なもの…Yコンビネーターとの幸運な出会い

サム・アルトマンの成功哲学とOpenAI秘話(3)Yコンビネーターとは何か

AI時代の寵児となったサム・アルトマン。その起業家人生を語る上で、Yコンビネーターとの出会いは欠かせない。前例の少ない先駆的な分野に打って出る起業家にとって、ノウハウやアドバイスを得られる場は貴重だが、サム・アルト...
収録日:2024/03/13
追加日:2024/05/03
桑原晃弥
経済・経営ジャーナリスト
2

モンテスキューとルソー…二人の思想家の共通の敵とは?

モンテスキューとルソー…二人の思想家の共通の敵とは?

政治思想史の古典『法の精神』と『社会契約論』を学ぶ(1)二人の思想家

18世紀フランスの最も重要な思想家は、モンテスキューとルソーである。この二人は、前者が自由主義思想を確立し、後者が民主主義思想を発展させた点や、経済に対する考え方などに関して相違点を持つが、専制に対する手厳しい批...
収録日:2020/08/17
追加日:2020/09/19
川出良枝
東京大学大学院法学政治学研究科教授
3

「憲法9条に自衛隊を書き込む」という改憲案は「姑息」

「憲法9条に自衛隊を書き込む」という改憲案は「姑息」

ポスト国連と憲法9条・安保(4)自衛隊と憲法改正の問題

憲法によって交戦権を放棄している日本は、「専守防衛」に特化した自衛隊をこれまで組織してきた。しかし、現実的に国際的な危機が高まる中で、有事の際に日本は対応できるのだろうか。さらに、やみくもに改憲に反対するなど、...
収録日:2023/11/01
追加日:2024/01/16
橋爪大三郎
社会学者
4

起業の極意!サム・アルトマンと松下幸之助

起業の極意!サム・アルトマンと松下幸之助

編集部ラジオ2024:4月24日(水)

ChatGPTを開発したことで一躍有名となったOpenAI創業者のサム・アルトマン。AIの発展によって社会は大きく、急速に変化しており、その中心的な人物こそが彼であるといっても過言ではありません。

そんなアルトマンが...
収録日:2024/04/15
追加日:2024/04/24
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア
5

幸運と不運はあざなえる縄のごとし…非行少年の運と実力

幸運と不運はあざなえる縄のごとし…非行少年の運と実力

運と歴史~人は運で決まるか(3)幸運と開運

「幸運」と似た言葉に「開運」があるが、この二つは歴史的にみると少し違うと山内氏は語る。かつて或る国に非行少年だったが運にめぐまれて宰相に上り詰めた男がいたが、彼は本当に幸運だったのか。そもそも幸運とは何か。また...
収録日:2024/03/06
追加日:2024/05/02
山内昌之
東京大学名誉教授