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DATE/ 2016.07.03

男女必見!現役美容師に聞いた「失敗しない美容院の選び方のコツ」とは?

 ひところのカリスマ美容師ブームは去ったかのように見えますが、街を歩けば、あちらにもこちらにも、また新しい美容院がオープンしています。厚生労働省統計から公表される『衛生行政報告例』によると、平成26年3月末時点の全国の美容室軒数は約24万軒に届きそうな勢い。1年間でおよそ3000軒の美容院が新規オープンしているそう。その数はコンビニと比較しても、5倍以上と言われています。

 これだけ数ある中から、いったいどんな基準で美容院を選んだらいいのでしょうか。今回は、カリスマ美容師多数在籍の美容院、大手から独立した個人経営美容室、店舗を持たずレンタル美容スペースや出張で施術するフリーランス、それぞれ立場の違う3人美容師さんにアドバイスをしてもらいました。

「要注意な美容室」とは?

 何度か通ってみないと、美容師との相性や顧客の髪質や好みへの理解が確立されない、という前置きはありながら、「これは要注意!」という美容院の特徴を教えてもらいました。

1・美容師の入り替えが激しい美容院。
 大手などのチェーン系サロンに多いのは、美容師の入れ替わりが多いこと。気に入った美容師がいても、数カ月ぶりに連絡すると辞めていた…ということが多発。その場合、同じレベルの美容師をつけてもらえますが、その後も同じことが頻繁にあり、結局毎回初めての美容師が担当という状態になりがち。もしも大きなサロンで気に入った美容師に出会えたら、「辞めるときは必ず連絡して」と伝えておいたほうがいい!?

2・電話が繋がりにくく、対応が悪い美容院。
 美容院が増えているのに対し、実は美容師が減っているという数字もあり、そのため少ない人数で回している美容院も多くなっているそう。その忙しさから、スピード重視の施術で雑になり、タオルや清掃など衛生面でのメンテナンスに手が回らなくなっているサロンも。それを見分けるポイントは電話対応で、丁寧かどうか。忙しくお店が回らなくなってくると、電話に出る暇もなく、如実に対応が悪くなるとのこと。

3・アットホームな雰囲気が売りの美容院。
 くつろげて、何でも相談できる個人経営の美容院。長年通って自分の髪質や好みを理解していてくれると感じると、もうここでいいやとなりがちですが、ちょっとした注意点があります。年々進化しているパーマやカラー技術、それに伴う液剤も髪に負担の少ないものが出ていますが、個人経営の小規模店となると、その変化についていけてない場合も。もともとの技術力に加え、新しいテクニックやケアを取り入れているかどうかもチェックが必要です。

こんな美容師はつかまえておこう!

 ひとくちに美容院といっても、同じサロン内にも様々なタイプの美容師がいるので、美容院自体より美容師で選んだほうが失敗は少ないと3人の美容師は異口同音。

 その時のポイントは、こちら。

・その美容師のファッションやメイクなど、センスが自分好み。
・初めての施術で、こちらの希望を聞くだけでなく、美容師からも選択肢を持った提案をしてくれる。
・髪のお手入れや、お客自身でするセットの仕方を教えてくれ、施術後も考えたヘアースタイルをつくってくれる。

 髪の毛は、その毛量も柔らかさも、顔かたちも好みも、千差万別。ですから、誰にとっても良い美容師は実はいないといいます。よく素敵なヘアースタイルの友人に美容院を紹介してもらうという人もいますが、友達にとって「良い美容師」があなたにとっても良いとは限らず、逆に誰々の紹介だからと気をつかって言いたいことも言えなく、お互い気まずくなることも。

 自分がここだと実感できる美容院、美容師を、自分自身で開拓することが、素敵なヘアースタイルへの回り道であり、近道なのかもしれませんね。

<参考サイト>
・『衛生行政報告例』
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/14/
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