社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社」TOP10
新卒で入った会社で定年を迎える、というのが当たり前だったのは過去の話。現在では個人個人のキャリアプランを考える上でキャリアアップの退職、ポジティブな転職も珍しいものではなくなりました。これまでは退職者が多い会社=ブラックな会社という方程式が常識でしたが、必ずしもそうではないと言い換えることもできます。
今回は社員による会社評価の口コミサイトであるOpenWorkが実施した『退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社ランキング2022」』をもとに、どんな会社がランクインしているのか、そこから見える変わりつつある退職事情に迫っていくことにしましょう。
2位 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
3位 スカイライト コンサルティング株式会社
4位 特許庁
5位 グーグル合同会社
6位 アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社
7位 P&Gジャパン合同会社
8位 ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド
9位 株式会社KPMG FAS
10位 サントリーホールディングス株式会社
ランキングの結果は上の通り、外資系の世界大手コンサルティング会社の日本支社であるマッキンゼー・アンド・カンパニー 日本支社が第1位となりました。
TOP10を見てみると半数以上が外資系で占められていること、4社はコンサルティング会社であることがわかります。これらに共通しているのは「その会社で自分のスキルを磨いて成長できたら次のステージに行くことは当たり前」という風潮があること。不満があって退職するのではなく、その会社で得られた経験やスキルをふまえたポジティブな転職であることが多いので、前職の会社が高評価につながっていることが多いと考えられます。
アルムナイとは、英語で「同窓生・卒業生」を意味する言葉で、人事用語では退職者を指します。これまでは退職したら会社との関係は終わりになることがほとんどでしたが、在籍時と違った形で会社と関わったり、退職者がコミュニティを作って交流することで新たな価値を創造する場になっているのです。
たとえば、会社を退職したあとに業務委託の形で再び一緒に業務をするケースもあります。一度会社から離れた人材は、社内にいると見えなかった新たな知見やアイデアに触れる機会もあるため、改めて業務に加わることで社内だけでは見えなかった視点を取り入れてくれることが期待できるのです。また、アルムナイ同士が交流する機会をもうけているような場合には、その場が新たなビジネスを結びつける場として機能させることもできます。
今回は社員による会社評価の口コミサイトであるOpenWorkが実施した『退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社ランキング2022」』をもとに、どんな会社がランクインしているのか、そこから見える変わりつつある退職事情に迫っていくことにしましょう。
辞めたけど良い会社TOP10
1位 マッキンゼー・アンド・カンパニー 日本支社2位 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
3位 スカイライト コンサルティング株式会社
4位 特許庁
5位 グーグル合同会社
6位 アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社
7位 P&Gジャパン合同会社
8位 ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド
9位 株式会社KPMG FAS
10位 サントリーホールディングス株式会社
ランキングの結果は上の通り、外資系の世界大手コンサルティング会社の日本支社であるマッキンゼー・アンド・カンパニー 日本支社が第1位となりました。
TOP10を見てみると半数以上が外資系で占められていること、4社はコンサルティング会社であることがわかります。これらに共通しているのは「その会社で自分のスキルを磨いて成長できたら次のステージに行くことは当たり前」という風潮があること。不満があって退職するのではなく、その会社で得られた経験やスキルをふまえたポジティブな転職であることが多いので、前職の会社が高評価につながっていることが多いと考えられます。
企業と退職者の新しい関係性「アルムナイ」
ランキングに入った会社のみならず、ポジティブな理由での転職は年々増加傾向にあります。それに伴い、退職者と企業の関係も変化していて、最近では退職者との関係性を活用するアルムナイ制度を導入する企業も増えています。アルムナイとは、英語で「同窓生・卒業生」を意味する言葉で、人事用語では退職者を指します。これまでは退職したら会社との関係は終わりになることがほとんどでしたが、在籍時と違った形で会社と関わったり、退職者がコミュニティを作って交流することで新たな価値を創造する場になっているのです。
たとえば、会社を退職したあとに業務委託の形で再び一緒に業務をするケースもあります。一度会社から離れた人材は、社内にいると見えなかった新たな知見やアイデアに触れる機会もあるため、改めて業務に加わることで社内だけでは見えなかった視点を取り入れてくれることが期待できるのです。また、アルムナイ同士が交流する機会をもうけているような場合には、その場が新たなビジネスを結びつける場として機能させることもできます。
変化していく労働環境
かつての週休2日制、終身雇用など当たり前だった概念は次々と覆され、働くことに対する新しい考え方は次々と生まれ浸透してきています。そのなかのひとつでもあるアルムナイ制度は、変化に対応していく中で企業にとって大きなメリットを生み出してくれるでしょう。アルムナイ制度を導入している企業はまだ少ないですが、今後より一層普及していくことが期待されています。<参考サイト>
・退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社ランキング2022」 OpenWork 働きがい研究所
https://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_100
・退職者とのつながりが資産になる、アルムナイとは?| マイナビキャリアリサーチLab
https://career-research.mynavi.jp/column/20220613_28871/
・アルムナイ採用とは?メリット・デメリットと3社の成功事例を紹介 | Wantedly
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/alumni_top/
・退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社ランキング2022」 OpenWork 働きがい研究所
https://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_100
・退職者とのつながりが資産になる、アルムナイとは?| マイナビキャリアリサーチLab
https://career-research.mynavi.jp/column/20220613_28871/
・アルムナイ採用とは?メリット・デメリットと3社の成功事例を紹介 | Wantedly
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/alumni_top/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
習近平への権力集中…習近平思想と中国の夢と強国強軍
習近平―その政治の「核心」とは何か?(1)習近平政権の特徴
国際社会における中国の動きに注目が集まっている。新冷戦ともいわれる米中摩擦が激化する中、2021年7月に中国共産党は創立100周年を迎えた。毛沢東以来、初めて「思想」という言葉を党規約に盛り込んだ習近平。彼が唱える「中...
収録日:2021/07/07
追加日:2021/09/07
密教の世界観は全宇宙を分割せずに「つないでいく」
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(4)全てをつなぐ密教の世界観
岡本浩氏、長谷川敏彦氏の話を受けて、今回から鎌田氏による講義となる。まず指摘するのは、空海が説く『弁顕密二教論』の考え方である。この著書で空海は、仏教の顕教は「中論」「唯識論」「空観」など世界を分割して見ていく...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/20
島田晴雄先生の体験談から浮かびあがるアメリカと日本
編集部ラジオ2025(28)内側から見た日米社会の実状とは
ある国について、あるいはその社会についての詳細な実状は、なかなか外側からではわからないところがあります。やはり、その国についてよくよく知るためには、そこに住んでみるのがいちばんでしょう。さらにいえば、たんに住む...
収録日:2025/10/17
追加日:2025/11/20
日本でも中国でもない…ラストベルトをつくった張本人は?
内側から見たアメリカと日本(1)ラストベルトをつくったのは誰か
アメリカは一体どうなってしまったのか。今後どうなるのか。重要な同盟国として緊密な関係を結んできた日本にとって、避けては通れない問題である。このシリーズ講義では、ほぼ1世紀にわたるアメリカ近現代史の中で大きな結節点...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/10
ネット古書店で便利に買える時代…「歴史探索」の意義とは
歴史の探り方、活かし方(3)古書店巡りからネット書店へ
古本のインターネット書店が充実し、史料探しはずいぶん楽になった現在だが、地方にある書店の地元出版コーナーも見逃せない。新書などの文献目録を参考にするという手もあると中村氏は言う。ではそうして歴史を調べ、たどって...
収録日:2025/04/26
追加日:2025/11/21


