テンミニッツ・アカデミー|有識者による1話10分のオンライン講義
会員登録 テンミニッツ・アカデミーとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2022.11.19

子どもに人気の「トミカ」ランキング

 子どもの定番のおもちゃでありながら、大人になってもファンが多いトミカ。1970年に誕生してから半世紀以上にわたり、世代を超えて広く愛されるロングセラー商品でもあります。今回はいまの子どもに人気のトミカは何なのか、教育メディアの「おうち教材の森」が実施した「子どもがいちばん好きなトミカは?」のランキングをもとに紹介していこうと思います。

第3位 スズキ ジムニー

 第3位には「かっこいい」「かわいい」と、両方の意見があがるスズキ ジムニーがランクイン。新型ジムニーも長い納品待ちができて話題になるほどの人気モデルで、その人気っぷりがトミカにも反映していることが分かります。また、親が好きなので子どもに買うという場合もあるようで、親が選ぶものを子どもが好きになるという傾向も見ることができます。

第2位 日産 GT-R

 こちらも実際の車としても人気の高い、高級スポーツカーの日産GT-Rが第2位にランクインしました。低い車高にスタイリッシュなフォルムがまさにスポーツカーともいえる見た目に、「かっこいい」という回答が多く上がりました。また、親の影響で好きになったという意見もあるように、大人にとっても子どもにとっても憧れの車であることがうかがえます。

第1位 トヨタ クラウン パトカー

 人気No.1に輝いたのはトヨタを代表する高級車クラウンのパトカーモデルでした。クラウンは日本のパトカーで採用されている数も多く、パトカーといえば白黒にカラーリングされたクラウン、というイメージの方も多いでしょう。投票理由を見ても「おまわりさんが好きだから」「警察車両に興味があるから」と、街を守るヒーローとして憧れの眼差しを向けられていることがわかります。

トミカが世代を超えて愛される理由

 上記のランキングを見ると子どもからの人気だけでなく、実際にお金を出して購入する大人の影響も大きく受けていることがわかりました。実際にトミカは子どものおもちゃという枠を超えて広く愛されていますが、そのポイントはどんなところにあるのでしょうか。

 ひとつは手のひらに収まるコンパクトさ。小さな子どもの手にも収まるサイズなので、子どもでも安全に遊ぶことができます。ふたつめは、本物の車をそのまま小さくしたような精密さ。塗装も本物さながらのリアルさがありますし、サスペンションやドアの開閉など細部にまで本物に近づける工夫がこらされています。そして最後は、発売以来1000車種以上に及ぶというラインナップの豊富さ。現在も毎月新車を増やしながら常時140種をそろえているといいます。

 こうしたメーカーの努力の裏付けによって長く愛されてきたトミカ。これからも世代を超えて多くの人に愛されていくことでしょう。

<参考サイト>
・【調査結果】子供がいちばん好きなトミカは?1位は『トヨタクラウンパトカー』! | おうち教材の森
https://naki-blog.com/study/survey-report-10
・トップページ|トミカ|タカラトミー
https://www.takaratomy.co.jp/products/tomica/
・なぜ、こんなに人気!?ミニカー研究家に聞く「トミカ」のこだわりと歴代トミカベスト5 - 価格.comマガジン
https://kakakumag.com/hobby/?id=14938
・世代を超えて愛される「トミカ」の魅力 | BUY王
https://www.buyking.club/column/111787
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

地球上の火山活動の8割を占める「中央海嶺」とは何か

地球上の火山活動の8割を占める「中央海嶺」とは何か

海底の仕組みと地球のメカニズム(1)海底の生まれるところ

海底はどうやってできるのか。なぜ火山ができるのか。プレートが動くのは地球だけなのか。またそれはどうしてか。ではプレートは海底の動きの全てを説明できるのか。地球史規模の海底の動きについて、海底調査の実態から最新の...
収録日:2020/10/22
追加日:2021/05/02
沖野郷子
東京大学大気海洋研究所教授 理学博士
2

米長邦雄のアンラーニング、弟子の弟子になってV字成長

米長邦雄のアンラーニング、弟子の弟子になってV字成長

経験学習を促すリーダーシップ(2)経験から学ぶ力

人が成長していくために重要な経験学習。その学習サイクルを適切に回していくためには、「経験から学ぶ力」が必要になる。ではそこにはどのような要素があるのか。ストレッチ、リフレクション、エンジョイメントという3要素と、...
収録日:2025/06/27
追加日:2025/09/17
松尾睦
青山学院大学 経営学部経営学科 教授
3

日本と各国の比較…税負担は低いが社会保障の負担は高い

日本と各国の比較…税負担は低いが社会保障の負担は高い

続・日本人の「所得の謎」徹底分析(1)各国の財政と国民負担

国民の税負担を増やすか、政府の財政支出を増やすか。前回の講義《日本人の「所得の謎」徹底分析》に続き、見解の分かれる日本の財政に関する議論を今一度整理し、見通しを与える当講義。まずは日本の財政と国民の負担の現在地...
収録日:2025/07/10
追加日:2025/09/17
養田功一郎
元三井住友DSアセットマネジメント執行役員 YODA LAB代表 金融・経済・歴史研究者
4

「国際月探査」とは?アルテミス合意と月探査の意味

「国際月探査」とは?アルテミス合意と月探査の意味

未来を知るための宇宙開発の歴史(9)宇宙開発を継続するための国際月探査

現在の宇宙開発は「国際月探査」を合言葉に掲げている。だが月は人類の移住先にも適さず、探査にさほどメリットがない。にもかかわらずなぜ「月探査」が目標として掲げられているのか。それは冷戦後、宇宙開発の目標を失った各...
収録日:2024/11/14
追加日:2025/09/16
川口淳一郎
宇宙工学者 工学博士
5

百年後の日本人のために、共に玉砕する仲間たちのために

百年後の日本人のために、共に玉砕する仲間たちのために

大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(4)百年後の日本人のために

硫黄島の戦いでの奇跡的な物語を深く探究したノンフィクション『大統領に告ぐ』。著者の門田隆将氏は、「読者の皆さんには、その場に身を置いて読んでほしい」と語る。硫黄島の洞窟の中で、自分が死ぬ意味を考えていた日本人将...
収録日:2025/07/09
追加日:2025/08/15
門田隆将
作家 ジャーナリスト